第13回公演「八千水蜘〜やち、みずち〜」 | ||
日時 | 2007年10月28日(日) 13:00/16:30 | |
場所 | 門仲天井ホール | |
CAST
水蜘/七海明美 八千/吉田美千子 一二三/内山良子 瓢箪爺/竹原康仁 STAFF 作・演出/七海明美 照明効果/佐藤多津行 音響効果/常世田雅枝 小道具/内山良子・竹原康仁 制作総指揮/吉田美千子 宣伝美術/七海明美 製作/内山良子・竹原康仁 |
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この世を支えると云われている一本の柱がある。 それは黄金に光る柱。 世界を支え、この世を安定に導く遥か古の柱・・・。 古の言い伝えを持つ村を訪れた万屋・水蜘(みずち)。 江戸街の瓢箪爺(ひょうたんじい)から預かった御神酒を村の神主に届けるためにやってきたのだが・・・。 「・・・人の気配が、ない・・・」 神主の姿はおろか、静まりかえった村の中、人一人猫の子一匹いやしない。 途方に暮れる水蜘の前に現れたのは、真っ白な刀を手にした八千(やち)だった。 「オマエ、何なんだ?」 突現斬りかかってきた八千と刀を合わせながら、水蜘は問う。 「テメェからは人の匂いがしネェ。微かな血の匂いと・・・なんだそりゃ・・・テメェを包んでる・・・光?」 やがて、水蜘は、高利貸しの一二三(ひふみ)と村に纏わる古の言い伝えを追う。 「アンタから見たら・・・私は生きているように見えるだろうか?」 八千は水蜘に呟くように問う。哀しい微笑みを浮かべながら・・・。 古の柱の言い伝え、誰もいない村、そして・・・逃れることの出来ない運命を負って生きる八千。 世界のために独りで生きるか、自分のために世界を滅ぼすか。 その問いに答えられる者は、まだ、居ない・・・ |
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