第16回公演「朧-おぼろ-」 | ||
日時 | 2009年10月25日(日) 13:00/16:30 | |
場所 | 門仲天井ホール | |
CAST 楓/内山良子 千里/七海明美 津久野/上野隆亮 千早・朧/吉田美千子 STAFF 作・演出/吉田美千子 照明効果/佐藤多津行 音響効果/常世田雅枝 制作総指揮/吉田美千子 宣伝美術/七海明美 宣伝外交/内山良子 製作/上野隆亮 |
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何処かから、童歌が聞こえる。 朧月夜に祈りがひとつ… 朧月夜に呪いがひとつ… 戻れず 戻らず 想いを違え 永久に囚わる 朧夢 何を守るか 鎮守森 家屋から山まで幅広く売り捌く、人呼んで銀縁の千里(せんり)は、 客である楓(かえで)と、そのお付きである津久野(つくの)を、とある山中にて迎えていた。 焼け落ちていた吊り橋を掛け直し、大きく枝葉を広げて立っていた樫の木を切り倒して、 ようやくたどり着ける、かつては村があった山の奥。 千里が計画したのは、自然を満喫出来る「山村一泊ご招待」。 山の散策、どっきりドキドキ夜の廃村肝試し大会、山の幸いっぱいの食事…。 楽しいイベント満載の計画…の、はずだった…。 「一息つきがてら、この村に古くから伝わる昔話などいかがです?」 「へぇ。そんなのがあるんだ」 「遙か昔、渓谷の奥の吊り橋の先に、小さな村があったけ」 …短い昔話が語り終えられたその時、今はもう誰もいないはずの村がざわりと動き出す。 もうすぐ、夜がやってくる……。 |
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