壱月 第参週


  新しい PCがきたよ! 白いんだよ!!

                                                守餌象

  順番は どうやら逆でも いいらしい

                                                舞無舞無

会社に新婚さんがおるんですがね。(私は彼の結婚記念日を忘れない・・・と思う。何故なら私の誕生日翌日なんだもん。彼が忘れたら教えてあげようと思う・・・って余計なお世話か)
彼が、しみじみと言うわけですよ。
「結婚生活は“諦め”が肝心だ、俺、ようやくその極意を掴んだよ」と。
そんな夢のない〜!! もっと結婚の楽しい話を聞かせておくれよ〜! と言ったら、「夢持ってるの、結婚に?」と聞かれて、・・・うーん、どうだろ、と(笑)。
『結婚出来ない〜! そもそもアテがない〜!! 負け犬〜!!』は、そもそもネタ・・・みたいになっちゃってるからな、私、既に。
したい! 是非したい! 今、したい!(←?) 何が何でもしたい! という焦りもない代わりに、一生できないかもしれんな・・・という達観もなく。
ぼんやりと、「このまましなかったら、両親は悲しむだろうな・・・それは嫌だな・・・。でも、それを理由に適当にしちゃうのも嫌だな・・・」と思っている感じ。あんまり真剣じゃない。
で、その両親なんだけど、20代後半の、所謂『クリスマスケーキ時代』には、「誰かいい人いないの?」的なことを結構言っていたような気がする。
その頃の私には、好きな男がいたが、実は二股をかけられており、ある日突然に「俺、結婚するから」と言われてしまう、という、大変に微妙な時期で、父親に優しく「お前が選んだ人なら基本的に反対はしないから」と言われて、お父さん、でも、私は彼に選ばれなかったんです、一昨日、そう言われたんです・・・
と思い、車の後部座席でホロホロ涙を流したりしていた。
人間、一生に一度はそんなドラマみたいな場面に遭遇するモンですな・・・。
尤もその人と結婚したかったのか? と言われると、「そこまでは考えていませんでした・・・」という感じなのだが。
で、時は流れ、私は本厄の女になり、気付けば両親もあまりその辺のことを話題にしなくなっていた。
ところが、先日。正月で実家に帰ったときの話なのだが。
「この間、来たとき、お前、車の中で気持ち悪くなって吐いたことがあっただろ?」
と父が言うのです。
「ああ、あったね〜。その節は済まなかったねぇ〜」
あったんですな。実家から一人暮らしの部屋に戻るのに車で送ってもらう最中に気分が悪くなってしまい、車を止めて貰ったことが。
「あのときな、お父さんは“お!? まさか!”と思ってちょっと期待したんだけどな・・・」
「・・・つわりだと思ったってこと・・・?」
「うん・・・」
いや、「うん」って、アナタ!! 
因みに、理由は“久し振りに母の料理を口にして調子に乗ったが故の食い過ぎ”ですから!!!
うわー、意外だわ。デキ婚でも許してくれるってことなんだ・・・。私、ウチの両親(特に父親)は、そんなことになったら、絶対に許さん! みたいタイプだと思っていた・・・。
そこまで切羽詰まってるのか、父よ。済まない。
そして、その話を母にして、
「いやぁ、気が楽になったよ〜。先に子供作っても許して貰えるらしいよ〜」
と(8割くらい冗談で)言ってみたところ、意外や意外、コチラには猛反発を受けた。
「そんなの、ダメ!! どうやって一人で育てていくのよ!!!」
・・・ん? 一人で・・・? ・・・え?
・・・おかーさん・・・。
アナタは・・・。
「子供が出来た」つったら、私は・・・その相手に捨てられる・・・と思っている、ということデスカ?
「子供が出来たの・・・」→「結婚しよう!」という流れにはならないと・・・。確信していらっしゃる?
あ、あり得ないことではないけれども!! そんな茨の道を母親に予測されると、ちょっと凹むよ!!
私は“捨てられ癖”のついたオンナなのか?!
ま、今現在は相手がいない上に予感もないし、悲しいくらいに心配いらないんだけどね。

  北国から 帰ると関東 寒くない
                                                紀之一多

【最高気温が二桁台ですものね】
月影 : ふー・・・暑いなぁ、関東は。
上田 : エエーーー!!!は、半袖ェ!?アンタ、小学校には必ず一人はいる冬でも半袖・半ズボンの子か!?
月影 : 違うよ。僕はアレだね、もうマインドコントロールで今9月だと思ってるからね。
上田 : アンタ、何者なんですか?
月影 : マインドコントロールさえあれば、空も飛べる!!
上田 : 飛べないよ!!そんな万能じゃないよ!?
月影 : 先日、うちわを両方の手に持って激しくバタつかせてみましたが。
上田 : どうなりました?
月影 : 見事に飛びました。
上田 : え!?マジで!?
月影 : ビルの七階から、地面に向かって一直線に飛びました。
上田 : それ飛んでない!!落ちてる!!落ちてるよ!?オマエ、平気なの!?
月影 : エエ・・・僕は、見ていただけなので。
上田 : 誰だ!?誰を飛ばせたんだ!?
月影 : 僕のお婆ちゃんを・・・。
上田 : 良い子のみんなはお婆ちゃんにうちわを持たせて飛ばせないように!!
月影 : 僕のお婆ちゃんは強いから平気なのだ。
上田 : ・・・で?お婆ちゃんはどうなったんだ??
月影 : うん。そのまま地面にめり込んで地中に消えたかと思うと、一週間経ってから地底人の恋人を伴って帰ってきた。
上田 : お婆ちゃん馴染みすぎだろーーーーーーーー!!!地底人の恋人って!?
月影 : うん。思ったよりもみどりがかってた。
上田 : そ、そう・・・。思ったよりも・・・ね。
月影 : 苔かなんかなのかな。ね?
上田 : ね、って聞かれても。
月影 : そしてテカテカだった。
上田 : テカテカ?
月影 : そして部分部分はちょっと湿っていた。
上田 : なんか怖くなってきた・・・。
月影 : そして何故か流暢な京弁を話していた。
上田 : 最後だけ意味がわからん!!京都出身の地底人なのか!?
月影 : いや、話によると転勤で京都のほうに長く棲んでいたのだそうだ。それで、京言葉をなんとなく覚えてしまったんだって。
上田 : 話したのーーーーー!?!地底人と!?みどりっぽいテカテカと!?
月影 : 失礼な。僕の御爺様になるかも知れない人に。っていうか、本当は僕より若いんだけどね。いやあ複雑だなあ。僕より若い、お婆ちゃんの恋人かぁ。
上田 : 複雑なのはそこじゃないだろ!?年齢んとこじゃないだろ!?
月影 : ああ、そうだね。食生活のことだよね。
上田 : ・・・地底人の食生活。聞きたいような、聞きたくないような・・・。
月影 : あれ?今日は誰もお客さんこなかったね。
         (・・・・・・あ!!ほんとだ!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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