北国から 帰ると関東 寒くない
紀之一多
【最高気温が二桁台ですものね】
月影 : ふー・・・暑いなぁ、関東は。
上田 : エエーーー!!!は、半袖ェ!?アンタ、小学校には必ず一人はいる冬でも半袖・半ズボンの子か!?
月影 : 違うよ。僕はアレだね、もうマインドコントロールで今9月だと思ってるからね。
上田 : アンタ、何者なんですか?
月影 : マインドコントロールさえあれば、空も飛べる!!
上田 : 飛べないよ!!そんな万能じゃないよ!?
月影 : 先日、うちわを両方の手に持って激しくバタつかせてみましたが。
上田 : どうなりました?
月影 : 見事に飛びました。
上田 : え!?マジで!?
月影 : ビルの七階から、地面に向かって一直線に飛びました。
上田 : それ飛んでない!!落ちてる!!落ちてるよ!?オマエ、平気なの!?
月影 : エエ・・・僕は、見ていただけなので。
上田 : 誰だ!?誰を飛ばせたんだ!?
月影 : 僕のお婆ちゃんを・・・。
上田 : 良い子のみんなはお婆ちゃんにうちわを持たせて飛ばせないように!!
月影 : 僕のお婆ちゃんは強いから平気なのだ。
上田 : ・・・で?お婆ちゃんはどうなったんだ??
月影 : うん。そのまま地面にめり込んで地中に消えたかと思うと、一週間経ってから地底人の恋人を伴って帰ってきた。
上田 : お婆ちゃん馴染みすぎだろーーーーーーーー!!!地底人の恋人って!?
月影 : うん。思ったよりもみどりがかってた。
上田 : そ、そう・・・。思ったよりも・・・ね。
月影 : 苔かなんかなのかな。ね?
上田 : ね、って聞かれても。
月影 : そしてテカテカだった。
上田 : テカテカ?
月影 : そして部分部分はちょっと湿っていた。
上田 : なんか怖くなってきた・・・。
月影 : そして何故か流暢な京弁を話していた。
上田 : 最後だけ意味がわからん!!京都出身の地底人なのか!?
月影 : いや、話によると転勤で京都のほうに長く棲んでいたのだそうだ。それで、京言葉をなんとなく覚えてしまったんだって。
上田 : 話したのーーーーー!?!地底人と!?みどりっぽいテカテカと!?
月影 : 失礼な。僕の御爺様になるかも知れない人に。っていうか、本当は僕より若いんだけどね。いやあ複雑だなあ。僕より若い、お婆ちゃんの恋人かぁ。
上田 : 複雑なのはそこじゃないだろ!?年齢んとこじゃないだろ!?
月影 : ああ、そうだね。食生活のことだよね。
上田 : ・・・地底人の食生活。聞きたいような、聞きたくないような・・・。
月影 : あれ?今日は誰もお客さんこなかったね。
(・・・・・・あ!!ほんとだ!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |