拾月 第四週


  足だるい 階段のぼって ぜーぜーぜー…

                                                守餌象

  プラマイ(+−)で 言ったらこれは マイナスだ・・・

                                                舞無舞無

ちょっと前に因果応報のお話を書きましたがね。
今日は“江戸の敵を長崎で討つ”ことに対するお話をさせて頂こうと存じます。
“江戸の敵を〜”を、念のために説明させて頂きますと、端的に言えば思いがけないところで報復に遭う、江戸でやらかしたことの報いを長崎で受けたよ、と。そういうことですね。

まずは、江戸の話。(私がやらかしてしまったコト)
先日の稽古で、新しい台本(今まで使ってたのが“暫定稿”で今回頂いたのが“決定稿”)が配布されまして、私、その台本の印刷を任されていたんですね。
同時に、『台本』の形にするための構成もやっておりまして、昨日、寝る前にざっと作業したものを、今朝、電車の中でチェックしてたんですね。
私はいつも女性専用車両に乗ってまして、まぁ、男子諸君には悪いけど、滅多に激コミ!
ってことはないんで、その程度の作業なら余裕でできるんです。(あ、もちろん立ってですよ)
で、先日の台本読みのことを思い出して、「ああ、ここイイ場面だなぁ」とか思いつつ、感極まって、捲ったページが・・・。
私の右にいたおねーさんの額に、ぺちっ、と。ジャストミート。
いきなり、横から紙っぺらで顔をぶたれたおねーさん、呆然。
「すっ、スミマセンッッ!!!!」
幸い、ビックリしただけだったようで、平謝りの私を、うなづき一つで許してくれたんですけれども・・・。
神様は私を許してはいなかったんだ、そうなんだ!!

そして、長崎の話になります。(私を襲った出来事)
私の携帯はauの音楽携帯。今日も着うたフルで落としてきた、中村中(←最近のお気に入り)を、割と混み合った車内(“江戸”で乗ってた路線から乗り換えている)で、聴いておりました。
電車が駅に着き、私の前にいたオジサンが人をかき分けて降りようとしています。私の降りる駅は、あと2つ先なので、ちょっとだけ身体を引いて通してあげようとしました。
そしたら・・・。
ぐいっ! ひ、引っかかってる!! イヤホンのコードが、オジサンのカバンかなんかに引っかかってる!!
「なっ・・・!! ちょっ!!!」
思わず叫んだ私ですが、オジサンは気付いてくれません。
取れろ! 取れろ!! と携帯本体を握りしめ、コードの中程を抑えて綱引きするものの、一向にラチがあかず・・・。
・・・持って行かれてしまいました・・・。イヤホンと携帯を繋ぐコネクタのついたコードを・・・。
そして、au Music Plyer で音楽を聴いてるときに、イヤホンとの接続部を引き抜くと・・・。
外部スピーカーから、音が出る・・・のね!

静かな街は、黙ったままで〜♪(中村中/風の街を捨てて)

車内に流れる、中ちゃんの歌声。突き刺さる乗客の視線。(「なっ、ちょっ!!」の辺りから既に冷たい目で見られていた)
慌てて、マナーモードに切り替えようとボタンを押しまくるが、焦っているので上手く行かない。
悪いことは重なるモノで、そこにメール着信!

揺らいで、揺れる、恋心に〜♪(Misia/冬のエトランジェ)

・・・消えてなくなりたい・・・。(しかも、エロメール。“件名:やっぱりダメですか?” ダメ! っつーか、呪われろ!!!)

まぁ、そんな訳で乗客の皆さんにはタダでさえ鬱陶しい、朝の通勤電車を更に不快なものにしてしまい、実に申し訳なかったのですが・・・。
オジサン・・・。
どうせ持って行くなら、イヤホンの方を持っていってくれれば良かったのに・・・。
どーして、よりによって携帯の装着部に関わる方を・・・? あれ、auショップいかないと買えないんじゃないのか・・・?
ああ、何でこんな目に。今朝の“めざましTV”の占いでは1位だったのに・・・。
と、思って、ふと気付いたんですよ。
さっき、あたしに台本でぶたれたおねーさんの無念が・・・。私に鉄槌を下したのかな、と。(それにしちゃ、失ったモノが大きすぎるような気がするんですけど・・・?)
そんな馬鹿な! と思いつつも、電車内での原稿チェックはもうやめよう、と心に誓う私でした。

  目にゴミが 入り泣き泣き 歩む道
                                                紀之一多

【秋っぽいです】
月影 : ほら。なんか僕、切ない感じがするだろう?泣きながら道を歩くのだ。
上田 : いいから目を洗いなさいよ!!
月影 : ハナも出てきたよ。
上田 : 拭けィ!!ハナ垂らしながら歩くんじゃない!!いい大人なんだから!!
月影 : 耳垂れも出てきたよ。
上田 : それ目にゴミが入ったからじゃないだろ!!病院行けィ!!
月影 : はい。
胡桃 : 今日はどうしました?
上田 : うおぃ!!いきなり医者ァ!?アンタ、どっからわいて出たんだ!?
胡桃 : 患者の居る処、それこそが私の居る処。
上田 : なんだコイツ。無駄に漢字使ってしゃべりやがって・・・!!
月影 : 僕の主治医の胡桃先生だ。
上田 : オマエ、なんかの病気だったのか?脳味噌がチーズケーキになったとか。
胡桃 : あの時は大変だった・・・。
上田 : マジでか!!
月影 : 結局ニューヨークチーズでってことで落ち着いたんですよね?
胡桃 : ええ。ニューヨークならいいかなって云う曖昧な判断で。
上田 : どういう判断だ!!結局治ってないじゃないか!!
胡桃 : 私の医療は人を治す医療ではない。人を救う医療だ・・・!!
上田 : 治せーーーーーーーーーーーーーーーーーいいい!!!いかにも良いこと云ってるようだけど、治してなんぼの職業なんだよ!!アンタの仕事はよォ!!
月影 : 上田くん落ち着いて。胡桃先生は腕は確かなんだから。
上田 : コイツが・・・??信じられないな。
胡桃 : ではお見せしよう!!この私の華麗なる治療技術を・・・!!!(ブワッ)
上田 : グハァ!!翻った白衣が俺の目にィ!!アンタ、絶対ワザとだろう!?
胡桃 : まずは、月影くんを襲うこの止めどなく溢れる耳垂れを止めてみせよう。
月影 : お願いします。(ダラダラ)
上田 : その耳垂れの溢れ方も尋常じゃないぞ・・・!!果たして止められるのか!?
胡桃 : えっと・・・では、このパンで・・・。(キュッキュッキュ)はい、お終い。
上田 : パン耳に詰めたあああああああああああああああああ!!!!
胡桃 : じゃ次コレね。この涙ね。これ止めます。1,2の3で、このお椀型のお麩を・・・(カポッ)、はいお終い。
上田 : お椀型のお麩を目にかぶせたあああああああああああああああああ!!!!
胡桃 : したらアレね、鼻水ね。これ、このネギ。(キュッキュ)はい、お終い。
上田 : 長ネギハナに詰めたああああああああああああああああああ!!!
胡桃 : ふはははは、完治!!では、私はこれで。さらばだ!(ブワッ)
上田 : グハァ!!だから人の顔に白衣を直撃させんなっつってんだろ!!
月影 : フガフガフガフガ。
上田 : はっ!!星が大変なことに!!(スポンスポンスポ〜ンン!!)大丈夫か!?
月影 : あ〜、すっかり治った。流石は胡桃先生。
上田 : ウソォ。
      (胡桃先生は実は外科医のようです。)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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