拾壱月 第弐週


  先週は やっぱり風邪じゃ なかったヨ!

                                                守餌象

  気付いたら 事務所に一人 残ってた

                                                舞無舞無

別に就業後、とかじゃないんスよ。
普通の平日の昼下がりですよ。
まぁ、全員が事務所にいることなど滅多にない部署ではあるのだが、全体会議でもないのに、こうして事務所に一人残されてるのは初めてだ・・・。
「〜に行って来ます。戻りません」
「はい、いってらっしゃ〜い」
というやり取りを・・・。意識せずに5人分くらいやっていたらしい。
そして、帰社予定のものが戻ってくるまでは、ここで一人ぼっちか・・・。
うひひひひひ。何してやろうかな!(いや、仕事でしょうよ)
とりあえず、オヤツとか食べてみた。(新規お菓子の封を開けた)
あと、何故か26℃に設定され、冷風(という程のものではないが)を吹き出していた、エアコンを鼻息荒く止めてみた。(何故か、毎日“暑い”と言ってスイッチを入れる者がおるのだ)
ふははははぁ!! 快適、快適っと。
・・・。
・・・・。
・・・・・。
・・・今日はこの位で勘弁してやるか・・・。(しょぼい!)

事前に分かってればな〜!!
あんなことこんなこと、できるように準備してきたのにぃ!

まぁ、でも一人でお留守番は、すごく大変だ。
電話をたまに取りこぼすし、気軽にトイレにも行けない!
一人で事務所にいることも少なくないという美千子さんは大変だな
・・・って思いました。

  窓の外 奇声が聞こえる ・・・小学生
                                                紀之一多

【月影・上田、大学時代の思い出】
月影 : 小さい頃に戻れるとしたらいつがいい?
上田 : ・・・小学生かな〜。
月影 : 僕はね〜、中学生。
上田 : ・・・なんで?
月影 : 中学征服するの夢だから。
上田 : ・・・なんでそんな期間限定な小さい夢持ってんの?
月影 : 僕の唯一叶わなかった夢だからかな。
上田 : ・・・その話、聞いてもいいか?
月影 : いいよ。僕が中学校を征服したいと思ったのは、ちょうど高校の時だったかな。
上田 : ・・・ん?
月影 : 卒業してから持った夢だったから叶わなくてねェ。高校の進路相談で「中学に行きたいんです」って云ったら、危うく教員免許をとらされそうになったよ。僕はあくまで一生徒として、中学を征服したかったのになぁ。
上田 : 遠い目をして云うほど真剣な夢なのか、それ?
月影 : いつか夢の叶う日を夢見て、未だにニューライズンを熟読する毎日さ。マイクって、最初は素っ頓狂なヤツだと思ってたけど、何度も読み返すうちに・・・。
上田 : 友達になりたくなりましたとか云うなよ。
月影 : もうほんと駄目なヤツだなって・・・。
上田 : オマエに云われたくネェエエエエエエエエエエエ!!
月影 : おや、上田くん失敬ですね。僕は決して駄目なヤツではありません。誉められれば出来る子ですが、誉められたこと以外は一切を拒否する程度の駄目な子です。
上田 : それけっこう駄目だろ!!嫌なこともちゃんとやんないと!人として!!
月影 : ・・・それもそうですね・・・。
上田 : ん?!
月影 : 上田くん、君のおかげで決心がつきました。僕、行ってきます。
上田 : ど、どこへ!?
月影 : 僕の家に開かずの部屋があるのですが、小さい頃からどうもその前を通ると嫌な気分になって今までずっと避けていたんです。でも・・・いつまでも逃げてちゃ駄目ですよね。僕、行ってきます!時々「グゲゲゲゲ」って声のするあの場所へ!!
上田 : オ、オマエ、それはやめたほうがいいんじゃないか・・・!?
月影 : いえ僕は決めました!!僕の決心はもう誰にも止められない!!行ってきます!!
上田 : 星!!
月影 : もし・・・僕があの部屋から戻ってきたら、奢ってくださいね、焼き肉・・・。
上田 : いや、そんな流れは何処にもなかったぞ?
月影 : グッバイカルビ!!(ダッ!!)
上田 : ほ、星イイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!
【翌日】
上田 : あ、星。おはよ〜。(やっぱし開かずの間の話はウソだったか〜)
月影 : おはよう上田くん。聞いてくれるかい?昨日からさ、なんかうちの弟(双子の)いなくなっちゃって。
上田 : 弟だったのかあああああああああああああああああああああああああああ!!!!
               (未だ行方不明中)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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