拾壱月 第四週


  風邪ひいて 予防接種が 受けられネェ!!!

                                                守餌象

  アナタとは 仲良くなれそな 気がするわ・・・

                                                舞無舞無

私の勤める会社は駅近く。
地下鉄出口(2番出口からどうぞ)を間違えなければ、「右! 突き当たりを左! 次を右! ハイ、見えた!!」という簡単な道のりです。
しかし、今日のお客さんは、反対口から出てしまったらしく、ちょっと泣きそうな声で電話をかけてきました。
「駅近くと聞いたのに、言われた通り橋も渡ったのに、一向に御社が見えません!」
『えーと、周りに何が見えますか〜?』
「セブンイレブンと、ほっかほか亭が!!」
あ、こりゃ、逆に出たな、と。
仕方ないのでこちらへ来る迂回路を説明しようと思い・・・。
具体的な説明が何も浮かばない自分に愕然とする。
『セブンイレブンを背にして歩くと公園が・・・○×公園、って言うんですけど・・・その前にある横断歩道を渡って・・・』
「・・・公園、ですか?(不安そうな声)」
『はい、ビジネスホテルが見えると思うんですが・・・』
「ありません!(←妙にキッパリ)」
『・・・そうですか・・・。えと、すみません。駅に戻って下さい』
埒が明かないので、一旦、スタート地点に戻って頂く。
『パチンコ屋が見えますか?』
「はい」
『では、それを背にして、真っ直ぐ歩いて来てください! 2番出口前の山崎デイリーストアまで、弊社の者がお迎えに上がります!』
・・・解決した、と思ったよ。良くやった、あたし! って。
だって、真っ直ぐ歩いてくればそれでいいんだもの。
迷いようがないもの。
しかして、数分後。
「・・・えーと、ファミマまで来たんですけど・・・」
過ぎてる〜!!
お客さん、アナタ、完全にデイリー前を通り過ぎてますよ!!!
いや、コンビニ分からなくても、地下鉄出入口には気付こうよ!
かくして、お客さんがウチの会社に無事たどり着いたのは、約束の時間を30分経過してから、でした・・・。
お茶出し行く振りして顔を見に行こうかと思ってしまいました。
その、勘の悪さが他人事とは思えなくて。
そう、私は、ひどい方向音痴。
自信を持って歩き出した方角の7割が間違ってる女・・・。
実際に彼の顔を見たうちの会社の人は、
「いかにも、迷いそうな顔の人だった!」
って言ってましたけれども・・・。
私も、人から見たら、そういう顔なんだろうか・・・?

  レンジから 出てきたシュウマイ 熱すぎる・・・!
                                                紀之一多

【加熱しすぎたか・・・】
月影 : シュウマイかギョウザかって云われたら・・・上田くんはどっち?
上田 : それは食べる話?それとも食べられる話?
月影 : 食べられる話。
上田 : どっちもイヤだろ!!
月影 : 賢くなったなぁ。
上田 : オマエの手口なんかお見通しだぜい。
月影 : ・・・駄目だ。上田くんに見通されるような僕じゃ・・・魔王になんかなれないよ!!
上田 : 魔王になる気だったの、オマエ??
月影 : え?全国の子どもが描くメジャーな将来の夢じゃないの?
上田 : 持つか!!
月影 : おかしいなぁ。僕の卒業した小学校では、クラスみんながそう書いていたけどな。時代が違うのかなぁ。
上田 : ・・・違う。時代の問題じゃない・・・っ。
東雲 : そうか?俺のいたクラスもみんなそう書いてたぜ〜?(バサバサ)
上田 : ギョッ!?
月影 : 東雲くんじゃないか。久しぶりだねぇ。君、僕と同じクラスだったじゃないか。
東雲 : あれ?そうだっけ?ホラ、俺、授業中あんまクラスに居なかったから。
月影 : 給食の時はいただろ。
東雲 : そうだっけ?
月影 : 相変わらず忘れっぽいなぁ。
上田 : は・・・羽根・・・!!し・・・尻尾が・・・!!そ、空を飛んで・・・ウゴゴゴゴ・・・・!!
東雲 : あれ〜?なんだコイツ、口からブクブク泡出してるぞ。
月影 : 東雲くん、君、人と話をする時にはちゃんと降りてこないとダメだよ。上田くん、だいじょうぶだよ。東雲くんはちょっとしたハーフ的な何かなんだ。
上田 : 全然説明になってネェ!!
東雲 : へぇ〜。オマエ、月影の友達なのかぁ。俺は月影とは小学校からのつき合いなんだ。
上田 : は・・・はぁ。
月影 : ・・・そう。給食の時間に僕のミルメークを盗って、誰も足を踏み入れない崖に逆さ吊りにされて以来のね。
上田 : 嫌な関係だな!!
東雲 : あんときゃ焦った!!三ヶ月発見されんかった!!
月影 : キノコ採りに行った近所のオジサンに発見された時には、もうカラカラでね。いやあ、あれは笑った!
上田 : 笑うな!!笑い事か!!
東雲 : はっはっはっは!!
上田 : アンタが笑うな!!むしろ怒ったほうがいいぞ!!
東雲 : あんときゃ痩せた!すっげぇ激ヤセ!!あんま凄かったから写真撮ったけど見る?
上田 : ・・・見ません。
東雲 : 後でメールで送ってやるぜ!!
上田 : だからいらネェって云ってんだろーーーーーーーー!!!
月影 : くっくっく。(ニヤリ)
     (人の話を聞かないハーフ的な何かです)紀之一多+月影星之介・上田柾流




A Theatrical Campany yakoudou