十二月 旗日が土曜日 口惜しや
紀之一多
【悔しいです】
東雲 : つか、もういっそ毎週土曜日も出勤すれば?そしたら23日も休みになるし。
上田 : ・・・土曜日は休みなの、基本的に。
東雲 : ああ、そう。つか、オマエ、話弾まないな〜。
上田 : ・・・アンタ、なんで人んちで煎餅喰ってんすか。
東雲 : なんで?・・・え?なんでだろ?冬が寒いからじゃね?
上田 : 意味わかんネェな!!もうほんと適当に会話してんだろ!?
東雲 : 適当じゃネェって。ちゃんと噛み合ってるだろ?
上田 : 噛み合ってないよ・・・。
東雲 : そうだな〜。俺が本気で噛んだらオマエ、多分死んじゃうもんな〜。
上田 : もうイヤッ!!この人と喋るのすっごい疲れる!!
東雲 : 牙見る〜?糸切り歯、けっこう尖ってんの。
上田 : すっげぇ尖ってるよ!!怖ェよ!!
東雲 : 怖くネェよ〜。つか、なんで俺が駄目なのに、月影とは平気で喋ってんだよ〜。
上田 : ・・・慣れたんだよ。もうなんつうか、諦めにも近い何かなんだよ。
東雲 : なんで疲れてんだよ?元気出せよ。
上田 : オマエのせいだよ!!
東雲 : そう云えば月影はどこ行ったんだよ?
月影 : ・・・・いるよ?
二人 : グハアッ!!?!
東雲 : ビックリした!!オマエ居たの!?
上田 : っていうか、いつから居たの!?
月影 : ずっとここに居たよ。ふたりの会話聞いてたんだよ。
東雲 : ・・・・。
上田 : ・・・・。
東雲 : つか、喋れよ!!喋んなかったら居るか居ネェかわかんネェだろ!!
上田 : 文字のコーナーなんだよ、ココは!!存在感出して行けよ!!声出して行けよ!
月影 : 僕にだってアンニュイな日はあるさ。
東雲 : あっ!俺の煎餅勝手に喰うな!!
上田 : ウチの煎餅だッ!!
月影 : 僕の買ってきた煎餅なんだよ?
東雲 : ウッ・・・。
上田 : す、すいませんでした。
東雲 : なんかアンニュ・・・ナントカの月影って怖ェな。(コソコソ)
上田 : アンニュイだよ。なんで「イ」だけ云えないんだよ。(ボソボソ)
月影 : もじゃもじゃ先生〜。
東雲 : 怖ェよ!空を見つめながらなんかワケわかんねぇこと云いだしてんぞ!(コソ!)
上田 : アンタのせいだろ〜が。何でもいいから早く謝ったほうがいいぞ。(ボソ!)
東雲 : あ〜あ。飯喰ってから帰ろうと思ったけど遠慮しよ〜かな〜。(コソ〜)
上田 : 喰う気だったのか!?何て図々しいヤツだオマエ!!さては一文無しだな!?
東雲 : 俺んとこの通貨使えネェんだもんよ〜。
月影 : これで肉まんでもかっておいで。
(牛乳キャップのウラに10えんって書いたヤツ)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |