拾弐月 第弐週


  『ハラ減った』 七日ぶりに 思ったよ!

                                                守餌象

  侵入者 いたかいないか 分からない

                                                舞無舞無

先週土曜日の稽古帰りに。
我が家について鍵を取りだし、差し込んで回したら、鍵が掛かりました。
・・・鍵が・・・掛かりました・・・。開くんじゃなくてね・・・。
「・・・・」
数秒考える。確かに今朝の出掛けは慌ただしかった。『アレ忘れた』『コレ忘れた』で何だかんだと3回くらい玄関を出入りした。時間も迫ってたから、うっかり鍵をかけずに出て行った可能性は、高い。前科もあるし。(酷かった。開けたまま3日ほど留守にしてた。まぁ、あの時の私は頭がラリホ〜だったので仕方ないと言えば仕方ない)
携帯を握りしめ、恐る恐るドアを開ける。
・・・まぁ、要領の悪い私のコト、咄嗟になすべき所になすべき電話をすることが可能かどうかは分からないんだが・・・。
只今、公演のチラシと公演で使うラワンボックスが置いてあるので、ウチの玄関口はかなり狭い。横にならないとヒト一人通過できない。
万が一部屋にヒトがいた場合、きびすを返しての逃亡はほぼ不可能だ。
おお、土曜ワイド劇場。
シンクの下の収納が開いて、扉の内側に包丁が二本覗いてた。
鍋がかなり無理な状態で入れてあるので、ちょっとした拍子に自動で開いてしまうことがあるんだけれども。この状態では、かなり恐怖。
「包丁・・・包丁・・・?」
えーと、とりあえず、手にするのを携帯から包丁に変えてみる。何とかに刃物、状態だがまぁ、何かの牽制にはなるやもしれん。
・・・同じくらいの可能性で、自分が怪我をすることも考えられるんだが・・・。
で、包丁を手にしたまま・・・
『※○×△×○※※×っ、%&¥#〜!!!!』
意味不明な叫び声を上げながら、部屋に突入。
うん、端から見たら、怪しいのは私の方だ。・・・侵入者がドン引きになって、窓から逃亡してくれたらいいんだが。
部屋は荒れていた。
もんのすごく荒れていた。
・・・出たときのまんまの状態ですが・・・何か?
まぁ、わたくしの空回りで、結局、誰も隠れてなかったし、なくなったものもなかったんだけど。
部屋の状態だけは、明らかに、誰かがひっかき回した夢の跡だった。
・・・誰かって、私なんだけどさ。
正直、侵入者がいて荒らしたのかどうかも分からなかったりする。もしかしたら既に荒らされた後だったのかもしれないのだが、元の状態が状態なので、ハッキリ言って、区別がつかない。
因みに、部屋に通帳や現金の類は置いてないので、万が一侵入者がいたとしても、徒労に終わる筈です。っつーか、その日は、制作様から、会場費(公演に使う劇場に払うお金)やら何やらを預かっていたので、むしろ、カバンの方にいっぱいお金が入っていたくらいだ。
金目の物もないしな〜。アクセサリーは安物ばっかだし。敢えて言うなら、このPCが我が家にあるものの中では一番高価だ。
翌日、この話をしたら、七海氏が、『下着は?! 大丈夫だったの?』って気にしてくれたんだけど。
・・・エートぉ。
すみません、もし盗られていたとしても・・・分からない・・・。
女子って、自分の下着のラインナップを把握しているもの? 
私、まったくもって覚えてないんだけど!
あと、大半が恐らく洗濯機の中に放り込まれていたので、多分、だいじょぶだと思う・・・。
しかし、元から散らかった部屋だと、判断の付けようがなくて困るよネ! じゃ、片付けなさいよって話になるんだけど、年末なのをいいことに、
『会社が休みに入ったら大掃除するから・・・。それまでは・・・それまでは・・・!』
と、誰にかは知らないが、言い訳して許しを請いながら、荒れた部屋で暮らし続ける私だった。

  風が吹き 耳が危うく 中耳炎・・・!
                                                紀之一多

【耳が弱点】
月影 : ウウッ!耳に風がッ!!ああっ!!耳垂れがッ!!(ダラダラ)
上田 : 早ッ!!
月影 : 上田くん、ティッシュ詰めてくれ〜!!
上田 : ティッシュ・・・!?待って・・・ティッシュティッシュ!!
津波 : ティッシュいかがですかあ〜?
上田 : あっ!すいません!!ティッシュください!!
津波 : はいっ。ど〜ぞ〜。
上田 : どうもすいません!!ほら、星、これ詰めて!!
月影 : すまない上田くん!!(ムギュ〜)ああああああああああっ!!
上田 : どうした星ィィィィィ!?
月影 : コレはティッシュじゃない・・・!!
上田 : なにィ!
月影 : このネバネバヌルヌル感・・・!!な、納豆だああああああああああああああ!!
上田 : ほ、本当だぁ!!何故今まで気付かなかったんだあ!!
月影 : 上田くん・・・いったい僕に何の恨みが・・・。
上田 : 違うんだ!!俺じゃない!!この女の人が俺に納豆を握らせたんだ!!
津波 : ああ〜ら、ごめんあそばせ〜ェ。納豆だと気付かなかったものですから。
上田 : 気付かないわけあるか!!なんなんですかアナタ。初対面の人に対してそんな高飛車な態度をとるなんて、姫ですか!?姫気取りですか!?
津波 : あなたのその言い方もかなり失礼ですわよ・・・。
上田 : えっ!?あ、ごめんなさい。悪気はなかったんです。
津波 : アンタのことなんかどうでもよくてよ!わたくしが用があるのは、アナタよ!月影星之介!!(ババ〜ン!!)
月影 : ぽめっぱにや〜ん・・・。
二人 : 弱ってるううううううううううううううううううううううううう!!!
津波 : な、なんで!?せっかくこのわたくしが会いにきてあげたのに、なんで弱ってるのっ!?
上田 : アンタが納豆詰めさせたからだろうが!!だいじょうぶか、星!?
津波 : わたくしのせいだって云うの!?アンタがわたくしから納豆を受け取った時点で、「うおおおお〜いいい!!こりゃ納豆やないけ〜〜〜!!どっひゃ〜あ!!」とでもツッコンでおけばこんなことにはならなかったんじゃなくて!?
上田 : ・・・リアクション古・・・。
津波 : んなっ!?
上田 : 「どっひゃ〜あ」って・・・云わないだろいまどき・・・。もう逆に面白いよ。ほんと。
津波 : なんですの、その冷めた目は!!アナタ気に入らないわ・・・!!もうアレよ、わたくしの殺すリストに確実に今、載りましたわよ!!家に帰ったら書くわよ!津波式デスノートよ!!死神が行くわよ!!アンタ怖がってガタガタ震えるのよ、ふふふ、その姿を考えたらわたくし今にも笑みがこぼれてきちゃいそうですわよ。っていうかもうこぼれていましてよ!ほ、ほほ、ほらほら、もう笑いますわよ・・・ほ〜っほっほっほっほっほ・・・って、いねェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!
       (長台詞三行目くらいで帰りました)紀之一多+月影星之介・上田柾流




A Theatrical Campany yakoudou