拾弐月 第参週


  予防接種 やっと受けたよ 受けられたよ!!!

                                                守餌象

  慣れぬコト したからいけない そうなんだ〜!!

                                                舞無舞無

お酒シーズンですね。
酒飲みの竹原くんには、オールデー、オールタイムが『お酒の日』なのかもしれませんが、ビール、ワインの二大巨頭が苦手(こいつらを飲むと貧血で倒れます! マジで!!)で、専ら杏露酒ソーダを『あんじゅしゅそーら』と云いながら、しつこくひたすらに飲み続けるという、偏った酒飲みの私にとっては、忘年会だとかクリスマス会だとか納会だとかが目白押しのこの時期が、やはり、一番お酒を飲む時期のような気が致します。
といっても、友達が少なく(泣)、夜光堂の半分が下戸さんという環境にいるので、8割は会社の飲み会なんですけれども。
昔は、ひたすら『面倒くせぇなぁ』だったんですけれども、最近はそうでもない気がする。
積極的に『今日、飲みに行きましょうよぉぉぉ〜!』みたいなことはないけれど。
誘われれば3回に1回は行く、みたいな感じ。
正直ね、未だに酒との付き合い方が良く分からないのですよ。
『今日は大丈夫かな?』と思ってガンガン飲んだら、駅でバッタリ(貧血で)倒れたりするし。
かといって、去年末なんぞは紅白見ながら手酌で檸檬酒一本開けてけろっとして母親に驚かれてみたり。
だから、『舞無さんって、お酒強いの?』と聞かれると結構、困る。
だって、どっちにカテゴライズされるか分からないんだもん。
そもそも、私、飲み屋に飯食いに行ってるつもりだし。メインは酒じゃないし!!
そんな私の、失敗の話。
その日の私は3時間睡眠だった。しかし、既に『出席』の返事を出しており、会費(4500円!)も支払い済みだったために、ドタキャンも出来ず、恐る恐る参加した。
「今日は飲まない!」と決めて、さりげなーく、さりげなーく、ボトルの横でヒトの酒を作る仕事に従事しながら、自分は『ウーロン茶のロック(要するに氷入ウーロン茶)』を飲んでいた。
ヒトの酒を作る。
これは、私にとってはとっても珍しい行為だ。
私は会社の飲み会で基本的に酌をしない。っつーか、できない。どーもタイミングが掴めないのです。
『あ、グラスが空だ。どーしよう、勧めていいのかな・・・。どーしよう・・・』と迷ってるウチに他の誰かが、どうにかしてる。毎回そんな感じ。
食べ物は積極的に取り分けるんだけどね! 自分が食べたいから(笑)。
で、『実はアルコールを摂取していない』ことを気付かれないようにするためだけに、せっせと人に酒を作って飲ませ続けていた。
そのうち・・・。
『舞無の作る水割りは濃い!』という話になった。
そぉかぁ? 云われたとおり、酒3に水7で作ったのにな・・・?
『ちょっと、貸してみ』と云って、隣の男の子がお手本の水割りを作ってみせる。
んんんん? 別に違いないけどなぁ・・・? むしろ、私の方がちゃんとかき混ぜてるぜ・・・?
と思っていたら・・・自分の作った水割りを一口飲んだ男の子が、『む、ぐっ!!!』と奇声を発するではないか!!
何だ、どーした! 目を剥く私に向かい、男の子は涙目で、テーブルにあったペットボトルを指差し、衝撃の事実を告げた。
『・・・これ・・・! 水じゃない!! 焼酎だ!!』
その時、テーブルの上にあったもの。
『いいちこ』『ウーロン茶ペットボトル』『梅干し』『保温ポット』『アイスペール』『ラベルの貼られていない謎のペットボトル(中身は透明の液体)』
この、一番最後の・・・『ラベルの貼られていない〜』を・・・。
私は、“水”だと思っていて・・・。
“水割り”を所望する方々には、尽く、『いいちこ』をコレで割ったものを渡していて・・・。
でも、コレの中身が、“焼酎”であったということは・・・?
・・・酒を酒で割ってた? えーと、つまりは・・・100%アルコールドリンク?
・・・そりゃ・・・濃いわ。濃いっつーか・・・。それ、オンザロックじゃね?
それを知った途端、今までシャンとしていた者たち、急に足腰が立たなくなってしまった・・・。
に、人間って不思議ね?
今まで大丈夫だったのに、知ってしまった途端にへべれけですよ。
幸い、悪酔いすることなく、ちゃんと自力でオウチに帰って下さったみたいなんですけど。
家に辿り着いた途端、爆睡だったそうですよ・・・。
いやぁ、ほんとに申し訳ない。
それ以来、『舞無に酒を作らせるな!』が我が社の不文律となりましたとさ。ちゃんちゃん♪

  マスクして 帽子をかぶって 夜道行く
                                                紀之一多

【出来れば目だし帽をかぶりたいです】
月影 : 前を歩いていたオネエさんが振り返ってぎょっとした顔していました。
上田 : ・・・おう。
月影 : 死に神でも憑いていたんでしょうか?
上田 : デスノ!?デスノの持ち主!?
月影 : 顔が寒いと心も寒いですな。
上田 : 心まで・・・。心まで寒いんですか!?
月影 : 寒いですね。もうなんていうか、アレですね、心の中でオッサンがパンツとクツシタとサンタ帽だけかぶってワカサギ釣りしてるような状況と云えばわかりやすいですかね。
上田 : 解りずれェよ!!
月影 : 彼はアレですよ、元・サンタなので・・・。
上田 : あっ!!それは辛いな!!いったい何があったんだろう、彼に!?
月影 : 僕も聞いてみたよ。だけど、彼は哀しそうな目をしてただ首を横にふるばかり・・・。
上田 : 居酒屋にでも連れていって話を聞いてあげたらどうだろう?
月影 : 後に彼が語ったところによると、「馬を見る目がなかった」と。
上田 : 賭事かよ!!駄目だろ、身を持ち崩してちゃ!!
月影 : 色んなものを売ってしまった、と・・・。
上田 : それでクツシタとパンツとサンタ帽だけなのか。
月影 : 白い袋の中に入っていたものも全て売ってしまったと。
上田 : 駄目だろ!!夢や希望がたくさん詰まってる袋だろ、ソレ!?
月影 : 安心したまえ上田くん、そのオッサンは本当は元・サンタではない。
上田 : そうなのか・・・!子どもにあげるはずのオモチャまで売っちまったのかと思って、ビックリしたじゃないか!!
月影 : あれは・・・あのオッサンはね・・・実は僕のおとうさ・・・。
七歩 : ウ、エ〜ダ〜。(テコテコ)
上田 : エ!?なんて!?今なんて!?
月影 : あれ〜、七歩じゃないか〜。どうしたんだい?
上田 : き、気になる・・・!!まさかオッサンは星の・・・!?
七歩 : ウ、エ〜ダ〜。くレ。
上田 : え!?な、なにを!?
七歩 : ぷれぜんト。
上田 : な、なんの!?
月影 : いやだなぁ、上田くん。この時期のプレゼントと云ったら一つしかないじゃないか。
上田 : あ。ああ・・・そうか。12月だもんな。
月影 : そうさ。ほら、七歩、上田くんにちゃんともらうんだぞ・・・結納金。
上田 : 何ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
七歩 : ちがウ。
月影 : ああ、ごめんごめん。まだ早かったな。じゃあアレかい?肉かい?
七歩 : うム!
上田 : ・・・お腹空いてるの?七歩ちゃん。
七歩 : うム!!
       (月影のお父さんの秘密は・・・!?)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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