東北に サンダル履いて行き 笑われる
紀之一多
【さ、寒い・・・!!】
月影 : じゃあ何ですか?ぽっくりで帰れば良かったんですか!?
上田 : どうしてそこでぽっくりが出てくるのか・・・?
月影 : 下駄より雅でしょう。そして雪駄よりも上品。これぞ京都・・・!!
上田 : 東北だよ!!
月影 : なっ・・・!?
上田 : なんのつもりで喋ってたんだオマエは・・・。
月影 : 気持ち的には、みんなが最も盛り上がっている最中にトイレから帰ってきた人、みたいな・・・。またはタイムスリップで現代へ来てしまった侍のような・・・。んなー!箱の中で人がしゃべっておる!?
上田 : なんてベタな!!
月影 : 早いとこ信長くんにメールせな!!
上田 : メチャクチャだァ!!
月影 : 上田くんはもし、他の時代に行けるとしたらどこに行きたい?
上田 : え?そうだな・・・、戦国時代とか見たいかな。
月影 : ああ〜、足軽の役ね。
上田 : 役って何!?っていうか何で足軽なの!?なんでそんな位低いの!?
月影 : 僕がもし戦国時代に行ったら、まずは自分が命をかけて守ってもいいと思える主を探すところから始めるね。
上田 : 全国にどんだけ戦国大名がいると思ってるんだよ。気の長い話だなあ。
月影 : あちこちの戦場回って、「む!あの殿は横顔がイマイチ!」とか云ってる間に、安土桃山時代が終わるっていう・・・。
上田 : 終わったァ!!無駄に歳をとっただけだったな・・・。
月影 : 小姓として雇われたかった・・・!!そして殿の隣で刀とか持ってるんだ。夢だったのに・・・!!
上田 : 高望みするからだぞ。手頃なところで手を打てばよかったのに。
月影 : 手頃な命は懸けられぬ。その場合は戦場の草陰とか岩影とかにこっそり隠れてて、終わった頃に「いやあ殿!凄い戦いでしたなぁ!!」とか云いながら出ていくんだ。「いや、もうあとちょっと時間があればね!!百人斬れたんだけどなぁ!!九十九人で笛が鳴ってしまったからね!!」みたいな。
上田 : 笛って何だ!?もの凄いホラだな、それ!!
月影 : 「あと5pでリバウンドが取れたんだけどね!!」みたいな。
上田 : バスケだよ!!安土桃山関係ネェだろ!!
月影 : で、試合後は台に上ってヒーローインタビューを受けてね・・・。
上田 : 野球だよ!!戦国時代のヒーローインタビューって何だ!?
月影 : 今日のMVPは大将の首を取った彦右衛門く〜ん!!みたいな。「ま、今回はほんと運が良かったっていうか、こう、首に入って綺麗にレフトスタンドに吸い込まれて行った感じですね!!」と彦右衛門。
上田 : スポーツ新聞か!!
月影 : スポーツ戦国。略してスポ戦。
上田 : もうエエわ!!
月影 : あ!!キレイに締めた!!
(まったくです!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |