暑いので 布団はだけて 風邪をひく
紀之一多
【助けてくれぃ〜】
月影 : 何故でしょう。朝、起きるとお布団がこっちのほうにたごまっています。
上田 : 自分ではがしたんだろ。
月影 : もうこなったら、ゴムで自分と布団を固定しようと。
上田 : ほほう。
月影 : 上田くん、ちょっとこの布団ごと僕のこと巻いてくれないかな?
上田 : 自分で巻けないのかよ!?なんて面倒臭いんだ!!
月影 : ・・・じゃあひとりの時はどうすればいいんだろうか?
上田 : 知るか!!
月影 : 仕方ない。召使いを召還するか。
上田 : 人外!?ねぇ、それって人外!?
月影 : あ。間違えた。召使いを雇うか、って云いたかったんだ。
上田 : どんな間違い、ソレ!?
月影 : セバスチャンで!!
上田 : 名前で決めるの?召使い。
月影 : セ☆バスチャンで!!
上田 : 何でつのだ☆ひろ的!?
月影 : 召使いにして欲しいことは、シャンプーと足の指の爪を切って貰うこと。
上田 : ん〜、相変わらず高飛車だね、月影くふん。
月影 : じゃあ上田くんは、セ☆バスチャンに何をして欲しいんだい?
上田 : え?飯とか・・・いや、別にいいな・・・なんか緊張するから、自分でしたほうがいい。
月影 : え〜?僕なんかこの前、君を落とすための落とし穴を掘る手伝いをして貰ったよ。
上田 : ・・・・俺を落とすための落とし穴・・・??
月影 : うん。君の通勤通路に掘った。5メートルくらいあるから気をつけて。
上田 : 深さがか!?ヘタしたら怪我しちゃうじゃないか!!危ないだろ!!
月影 : いや。深さは80センチくらいだよ。5メートルはアレね、半径ね。
上田 : 直径10メートルううううううううううううううううううううう!!!俺だけじゃなくて色んな人がかかってしまうじゃろがああああああああああああああ!!!
月影 : うん。しかも落とし穴の底にはとりもちがついておる。
上田 : ネバつくわ!!か、会社に遅刻だ・・・!!
月影 : 望むところだ!!
上田 : 本音だ!!
月影 : とりもちをのばしている最中のことなんだけど、セ☆バスチャンがコケてしまってね。結局そのまま、上に土かぶして帰って来ちゃったけど、彼どうしたかなぁ。
上田 : かかっとるよ!!未だかかったままだよ!!助けに行かねば!!
月影 : 仰向けに転けたので、一応、お布団だけはかけてきたんだよ。冷えたらいけないな、って思って・・・。
上田 : そんな優しさいらないよ!!出来ればとりもちから剥がしてやって!!
月影 : ・・・・そんな優しさもいらないよ・・・・。
上田 : 必要だよ!!
月影 : 大丈夫。明日の朝には何事もなかったかのように食事の支度をしているさ。何故か後頭部ハゲてるけどね。
(セ・・・セ☆バス・・・!!なんて涙ぐましい!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |