八月 第参週


  実家にね 仔犬が来たよ 可愛いよ

                                                守餌象

  4歳も 女は女 生まれつき

                                                舞無舞無

高校時代の友人宅へお泊まりに伺わせて頂いたのですよ。
5年前に結婚。4際になる娘御がおられます。
いやぁ、本当は赤ちゃん状態(状態って・・・)を見てみたかったんですが、予定が合わずに4年間、断念と不義理を重ね、ようやくの初接見を迎えたわけです。
もうね、こっちは一緒に遊ぶ気満々。
会った途端に、母親の後ろに隠れるのを、あの手この手でひっぱり出して、やっと笑ってくれるようになったときの達成感!!
因みに友人の方がすっかり『お母さん』してたのにも、ビックリ。
昔は女王様キャラだったのに・・・(笑)。
一般的に女の子の方が男の子より成長が早くて、おしゃま、とは聞いていましたが4歳の子供が、あれほど喋って動くものだとは想像もしておらず・・・圧倒されました。
おもちゃを繰り出し、本を繰りだし、遊びを生みだし、おやつを食べて、はね回り、コトンと寝る。
そんでもって・・・すげぇ頭イイの。得意な遊びが『神経衰弱』なの。記憶力が日々衰える私とは比べものにならない鮮やかさ。
友人が『手加減してくれてありがとね』って言ってたけど、友人よ。
私、結構真面目にやってましたから! なのに負けましたから!!
あんたんとこの子供、凄く頭イイよ、多分!!!
一番面白かったのは、彼女が既に『女の必修科目』をマスターしていたこと。
曰く、『嘘泣き』と『父親転がし』。
「アイスが食べたい」→「ママは駄目だという」→「嘘泣きしてみる」→「ママは見抜いているので無視」→「パパのところに行く」→「アイスをゲット」
この淀みのない一連の流れ! 見事としか言いようがない。そして、『まったく、パパは甘いんだからっ!』と憤慨中のママの元にに戻り、「あのね、ママだぁ〜いすき」と囁きかけて、何らかのバランスを保とうとしている辺り、もう感心するしかない。
そう、女は女になるのではない。女に生まれるのだ!!
そして、ピンクとレースが大好きな彼女は、帰り支度をしている私の姿に何かを触発されたらしく(ピアス付けたり、ネックレスつけたりしていたので)『今からお花のスカートを着る!!』と強固に主張。
嫌がるママ(洗濯物が増えるので)を説き伏せて、私を見送りに出る為だけにフル装備。
お花のワンピースに、おもちゃのイヤリングとネックレス、ブレス。
靴下はレース編み、靴は花柄。
『ピアノの発表会!?』みたいな格好の彼女はその後、チャイルドシートに乗せられ、大股開きで固定されたまま、コトンと眠りにつきました・・・。
あ、着れたらそれでいいんだ・・・(笑)。
いやぁ、子供は絶対に男の子が欲しいと思ってたけど、女の子ってのも案外ありかも、楽しいし、と思った2日間でした。
うん、毎日だったらどっちにしろ大変だろうと思うんだけどさ・・・。
その前に・・・結婚は?! いや、恋愛は!?
うーん、兆しもかけらもネェな。どんどんリミットせまってるのに。
久しぶりに、そんな世間並みのことを思う、30の夏でした。
まぁ、ノンビリやりまさぁ。

  お盆には 北に向かって 手を合わす
                                                紀之一多

【お盆には帰らないので・・・】
月影 : だって夏休みが一日だもほほほほほ〜ん。パコーンと。
上田 : 何蹴った!?今、何蹴った!?
月影 : 蹴ってない蹴ってない。しかしどうして僕の務めている会社には夏休みが一日しかないのだろう?よし!(ジ〜コジ〜コ)
上田 : ん?どこに電話してるんだ?
月影 : 子ども電話相談室に聞いてみるヨ!!
上田 : (ガシャ〜ン!!)聞くなああああああああああああああああああ!!!会社の業務指針が子ども電話相談室の人に解るわけないだろ!!
月影 : だからこそ・・・さ。「僕のお父さんの夏休みはどうして一日しかないのですか?」そうキラキラ輝く瞳でボヌ太くんが聞いてきた時、既にいい大人で「そりゃもう、なんか仕事だし仕方ねぇべ」と思っている子ども電話相談室の人が、いったいどのように答えるのか・・・気になるじゃないか。
上田 : オマエ、まさか自分がボヌ太くんになりきるつもりだったんじゃなかろうな?
月影 : 他にいないじゃないか!!人材不足じゃないか!!
上田 : ええい!!貸せェ!!俺がやるうううううううううう!!!
月影 : ご乱心だあ〜!!!
上田 : うお〜!!!
   (10分後)
月影 : ハァハァ・・・・暑い。
上田 : 無駄に体力を消耗してしまったな・・・ゼイゼイ。
月影 : スイカでも食べようか。
上田 : よし。
月影 : この丸いスイカ・・・(ニヤリ)手刀で割ったらどうなるでしょうか?
上田 : ええい!!貸せェ!!俺がやるうううううううううううう!!!!
月影 : やめて〜!!良い子は真似しないでェェェ〜!!
上田 : うら〜!!
   (10分後)
月影 : (シャリシャリ)本当に手刀で割ったりするから、実が潰れて・・・。
上田 : (シャリショリ)文句云うな。そして種はちゃんと皿に出せ。
月影 : いいじゃないか。土にまいたらスイカが出来るかも知れない。
上田 : そんなに簡単にスイカが出来たらスイカ農家は喰っていけなくなるな。
月影 : いつかこの庭いっぱいにスイカの迷産地を作って、友達をたくさん放り込みたい。
上田 : 迷産地って何だ!?明らかに邪悪な力を感じるぞ!?
月影 : 巨大スイカが人を襲う!!海外のB級ホラーにありそうななさそうな・・・。
上田 : トウモロコシ畑が人を襲うってのは見たことあるけどな。
月影 : 素晴らしいね!日本なら稲かな。でも稲はデリケートだから人は襲わないだろうね。
上田 : ところで紀之君はどこに行ったんだ?スイカ喰わないのかな?
月影 : さぁ・・・。さっき、半強制的に出掛けていったようだけど。
上田 : ??
月影 : 冒頭で丸まって飛んでいくのを見た。
上田 : やっぱり蹴ってんじゃネェか!!!!
              (あ〜れ〜)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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