八月 第伍週


  あーダメだ 眠くて眠くて …眠れない

                                                守餌象

  待ちかまえ 結局言えずに 引き下がる

                                                舞無舞無

ある日、郵便受けにマンションの管理会社からのお知らせが入っていた。
曰く、『来る土曜日に排水管の高圧洗浄清掃を行うから、その日は家にいてね〜ん』。
幸い、稽古日ではなかったので「あっそ」って感じだった。しかし、その時間帯を見て「ええええええ〜!?」と思う。“12時〜16時”。
いや、別にコレと言って予定はないんだけどさ。インドア派だから、用事は大抵家の中だったりするんだけどさ。休日の待機拘束時間としては長いんじゃないの、ちょっと。
しかも、お昼ご飯の時間に被ってる。水回りの洗浄なわけだから、キッチン使えないわけでしょ、その時間。いやん、もう、不便。部屋だって掃除しなくちゃならんだろうし。
いやん、めんどい。でも、万が一、うちの排水管が詰まったりして他の部屋に迷惑かけてもアレだし。まぁ、承諾するしかないわな、と、その日はちょっと早起きして、朝ご飯を沢山食べて、業者の方をお待ちしていた訳なんです。
でも、来なかったんです。ピンポン鳴らなかったんです・・・。
あれぇ? と思ったんだけど、もしかしたら全戸対象ではなかったのかもしれない、などと考えてみたりした。(そんな訳ないんだけど。)
そして、翌朝、玄関ポストに『いなかったから、また来るぜ。次は○日(←平日)だから。これ、最終だから。よろしく』みたいなお知らせが差し込まれているのを見て、「何ィ?!」となったわけです。
いたよ、僕!! ちゃんと家にいたよ!!!う、いや。正直言えば、14時から15時ちょっと過ぎ辺りは記憶がない。っつーか、ぶっちゃけ寝てた。
でも、ピンポンに気付かないなんてことあるかなぁ・・・? 夜中の3時に突然ピンポンがなったときは、飛び起きたぞ、私。(・・・原因不明。怖かった)うん、でもまぁ、思いの他眠りが深くて、気付かなかった・・・のかもしれん。うん、済まなかった。
でも、『絶対実施して下さい』みたいなこと書いてあったのに・・・。その時出なくても、2回3回チャレンジしてくれればいいのに・・・。(勝手な言い分?)
何故に、次、平日よ? 仕事が一番佳境の月末に、会社を休めと言うのか、オラァ!?
ってなことを、稽古場で愚痴ったら、「拒否できるよ〜」と、住宅管理会社勤務の吉田嬢。「あたし、拒否したことあるよ〜」と七海氏。
うーん。でも、数年前にトイレ詰まって泣きそうな目にあったんだよな・・・。あの時のパニック具合を考えると・・・やって貰った方がいいんだろうな・・・。
幸い、指定時間が午前中だったので、終えてから行けば半休で済む。残業決定だけど。
ってな訳で、私は業者さんを待ち受けた。拒否は出来なかったけど、一言くらいは言ってやろうと思って! 「土曜日、何時くらいに来ました? 私、ちゃんと家にいたんですけど!」
って抗弁しようと思って!!!
・・・でも、言えなかった・・・。
ついさっき、来て帰って行ったんだけどね・・・。(っつーか、作業時間15分にも満たないじゃネェか!! もっと指定時間短く区切ってくれよ!!!!)
まぁ、お兄さんが一人で来たんだけど。別に「いやん、好み」って訳でもなかったし、スゲェ強面って訳でもなかったんだけど。
・・・言えなかったよ・・・。小心者だから・・・。
敢えて、相手に理由を見つけるんだとしたら『オトコは黙って仕事する』みたいな寡黙タイプだったから・・・かな? へらっとした軟派タイプだったら、言えたかもしれん。
いや、言えなかったかな(笑)?
しかし、こんなんだから、電熱調理器が壊れたときも、何か相手のいいように扱われて、呆然とするような羽目になるんだわな・・・。(確かあの時も、平日に休みを取らされたっけ)
くすん、馬鹿店子・・・。
(因みに、消防検査は拒否した。だって、稽古日だったんだもーん。その後音沙汰ナシ。いいのかにゃ??)

  怯えてる 雷注意報に 踊らされ
                                                紀之一多

【入道雲のあほ〜】
月影 : 天気予報に出てくる山沿いの雷マークにまで怯える毎日でしょう。
上田 : 予言!?何故予言!?誰に対する予言??
月影 : ・・・僕。
上田 : 確実な的中の予感だな。
月影 : 嗚呼!!山沿いに住みたくない!!だって雷怖いから!!
上田 : 引っ越す予定でもあるのか??
月影 : 無いけど・・・!!無いけど怖い!!想像しただけでェ!!
上田 : 想像だけで何故そこまで大きなリアクションで悲壮感をあらわせるのか・・・!!
月影 : しかし平野部だって安心出来ない。嗚呼っ!!雷のない世界へ行きたい!!
上田 : 無い無い。敢えて云うなら地底王国ぐらいかなぁ。
月影 : 閉所恐怖症なので地底王国の王子にはなれません。そこで僕は考えました。
上田 : んん??
月影 : 雲の上にある国に住もう、と。
上田 : ラピュタとか?
月影 : ラピュタは駄目!!龍の巣に突っ込まないといけないから!!入るまでに雷バッキバキだから!!
上田 : 飛行石を持っていればいいんだよ。雲が避けてくれるんだ。
月影 : はっ!!そ、そうか!!「目がぁ〜!!目がぁ〜!!」
上田 : ムスカ!!うっちゃんの好きなムスカ!!
月影 : ムスカVSカリオストロ伯爵・・・!!どっちが勝つでしょうか。
上田 : う〜ん。伯爵じゃないか?剣使えるし、部下もいるし。
月影 : でもムスカは上からラピュタ光線を発射出来るよ。ロボットもいるし。
上田 : 伯爵なんか時計の針に挟まれたんだぞ。
月影 : ムスカなんか黒めがねなんだ!!しかも丸いんだぞ!!
上田 : それ凄いか!?
月影 : そこにクシャナ投入!!巨神兵付き!!なぎはらえ〜!!ヤー!!
上田 : た、大変なことになってきた・・・!!!
月影 : 火の七日間再び!!
上田 : オマエ・・・それ雷よりかもっと悲惨なことになってるじゃねぇか。
月影 : トトロ、お願い、巨神兵が溶けそうになっちゃったの。あの子きっと泣いてるわ。どうしたらいいかわからないの。
上田 : トトロ、どうにか出来るのか!?このあっちこっちからビームだの、炎だの飛びかっている現場を!!
月影 : ふっ、ネコバスも一緒ならどうかな・・・。
上田 : ネ、ネコバスも一緒なら・・・ど、どうかな〜??かわんないな、きっと。
月影 : ガハァ!!
上田 : ど、どうしたァ!?
月影 : ネコバスに近づいたら・・・ね、猫アレルギーが・・・グホゥ!!へ〜くしょい。
上田 : オマエ一体何がしたいんだよ・・・。
月影 : 雷のない世界に行きたい。(キッパリ)
上田 : ・・・・そこに戻ったか・・・・!!!
              (エネル怖ェ!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流




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