四月 第四週


  筋トレが 出来ないとね イライラするね

                                                守餌象

  用法は きちんと守って 使いましょう

                                                舞無舞無

シャンプーがなくなっていた。
前日、「あ、買わなきゃな〜」て思っていたのに、すっかり忘れて帰宅。
すっかり忘れて入浴。
「フフン〜ン♪」と手を伸ばし、「あれ〜、何か軽いな〜」「そういや残量わずかだったんだっけ」「でも、一回分くらいなら何とかなるだろ〜」
…スカッ。
しかして私の手の平に落ちて来たのは、薔薇の香気だけであった。
…使い切っていたか…。(そんなことすら覚えてない)
折角、溜め湯して入ってたのに、やれやれだぜと思いながら備品棚を覗いてみた。
試供品の一つや二つはあるだろう、と思い。
でも、一つもなかった。
…そういや、前の中掃除(大掃除、という程ではない)のときに、気持ち良く捨てたんだったっけね…。
(いつ貰ったんだか思い出せないようなものばかりだったんで〜)
「うーん」仕方なく再び湯に戻り、ぷかぷかしながら考える。
私の頭には、毎日ヘアワックスがバリバリに付けられているので、シャンプーの省略は出来ない。お湯だけじゃ洗い流せないだろうし…。
と、目に止まったのは…。
ボディソープであった。
只今、コーセーの“HAPPY BIRTHDAY”シリーズを愛用中。明らかに20代女子(しかも前半)をターゲットとした商品なのだが、匂いが気に入って、シャンプーからコンディショナーから、ボディソープ、はたまた入浴剤まで…揃えてしまったのだ。
「同じシリーズだし。全身に使えるシャンプーみたいなの、昔あったし」
いいや、これで頭洗っちゃえ〜、と言うわけで、ボディシャンプーで頭を洗ってみました。
わしゃわしゃと泡立ててるときは、別に何てコトなかったんだけど。
泡を洗い流した後に…びっくり。
「髪が“キシキシ言う”って…こういうコト…?」
何と言うかね…必要な水分をあらかた持っていかれた…みたいな。
かつてない、ゴワゴワした手触り。
ノォォォン! 慌てて、コンディショナーを大目に施して改善を図る。
「うわあ、染み込む染み込む…」
渇えた髪が、コンディショナーの“潤い成分”的なものをちゅうちゅう吸ってる感じがした。
乾いてみれば、シャンプーを使ったときと見た目が変わるわけでもなかったけれども。
可哀想なことをした、と思った、髪に。
やはり正しい部位に正しい用途で使わなきゃいけませんよね・・・。
やっぱり冷や汗出ますから。もっとこまめに実家に連絡せねばな…と思う、私なのでした。

  体重を 計った結果→ 堅太り

                                                紀之一多

【夜光堂の筋肉量は高い…】
こんにちは。月影星之介です。
先日、素敵な虹色ショールをいただきましたので、それを手に崖から飛び降り、空を舞いました。
虹色ならば五秒くらい飛べるかと思ったのですが、案外レイテンナンビョウの世界だったので、がっかりしました。
やはり人は…ショールごときでは空を飛べやしないと、この月影、痛感いたしましたぞ。
ところで堅太りとはなんでしょう?
ゆで卵で云うところの、固茹で玉子みたいなものでしょうか…?
ガッチリ重く、水分なしに一気喰いしたら死んでしまうアレでしょうか?
ならばもし堅太りの人が、恐竜に水分なしで飲み込まれた場合、喉にぐっと詰まって恐竜を窒素させ、自らは生還することが出来るかも知れません。
夜光堂の吉田さんは、細身筋肉質でしたので、食べ物で云えば…おそらくカチカチに固まった細長いモチ…に該当するのではないでしょうか…。
この場合、タテに飲まれると、ストンと恐竜の胃まで一気に落ちてしまう恐れがありますので、出来れば横に飲み込まれることをオススメします。
また、その細さと固さを生かして、喉の内側に刺さってやるというのも手かと思います。
粘り強く刺さり続けて、恐竜耳鼻咽喉科にて摘出されましょう。
以上が、夜道で突然恐竜に捕食された際の筋肉別対処方です。
筋肉に自信のない方は、マンナイライフの蒟蒻○の如く飲み込まれ、そのまま急いで腸を滑り下り、うまいことおフンにくるまれて何事もなかったかのように、体外に排出されましょう。
但し、家に帰り着くまで、極力、知人友人恋人に遭遇しないようにご注意ください…。
一度は捕食されたものの九死に一生を得た月影星之介講師




A Theatrical Campany yakoudou