雨の音 怯えて目覚める 朝の4時
舞無舞無
私は寝汚い。一度寝たらなかなか起きない。
今まで幾つの目覚ましを自己崩壊に追込んで来たのだろう。
自己崩壊。そう、我が家の目覚ましは自己崩壊するのだ。夢うつつな私が壁に向かって投付ける、とか、乱暴な扱いに耐え兼ねて…ではない。
約束の時間を5分毎に律義に告げても…告げても…私は起きない。
私の本気の睡眠(何だ、それ)は、彼らの声に勝つのだ。携帯アラーム(デッドライン)で、ようやくノソノソ(さすがにヤバいという意識が働くらしい)起き出した私に『ん〜? お前、ちゃんと鳴ったかぁ? 鳴ってないだろ〜? だって、聞こえなかったもぉん』と繰り返し繰り返し言われているうちに、きっと彼らの「目覚まし時計としての」自我が崩壊するのだと私は踏んでいる。
そして・・・やがて…どういうわけだか、目覚まし機能だけが壊れるのだ。
時計としては正常なのに。
いつの間にやら、セットした時間になっても、ジリリともピピピとも言わなくなってしまうのだ。
我が家には、そんな『屍と化した目覚まし』が、現在、三つもある。
時計としては使えるので、捨てることも出来やしない…。
そんな私が今朝、『雨と風の音』なんつー、ささやかなもので目覚めてしまいました。
前の連休で散々寝てるから、眠りが浅かったのかもしれないが。
『あ〜?』と時計を見れば、朝の4時。
「あと2時間も寝れるじゃないか、コン畜生!」と…。
思いましたよ、思いますよ、そりゃ。
当然、布団を引っ被り、『カモ〜ン、睡眠!』とばかりに再び目を閉じましたよ。
だけどね…。
なんだろう、異様にね…外の雨音と風の音が気になるんだよね…。
遊園地とかで、狭い部屋でヘッドホンして、ホラー体験するアトラクションがあるじゃないですか?
耳元で囁き声がしたり、誰かが背後を歩いている気配を感じたり…バーチャルリアリティっつーの?
アレです、アレ。
まるきりあれをやっているような感覚。
大水がこちらに迫って来ているような、今にも窓を破って飛び込んで来るような…変なイメージが消えなくて。…怖いんですよ、寝るのが。
別に小さい頃大水に襲われたことが…とか、溺れて死にかけたことが…とか、ないんですよ?
ないんだけど、目を閉じると水に襲われるイメージしか浮かんで来ない。
それでも30分くらい格闘したのですが、どーにも怖くて。仕方ないので、起き出して、風呂場に避難して、ついでに朝風呂に入りました(笑)。
いや、窓から一番遠い場所なんで。
風呂場なんて、それこそ水の宝庫なわけですが、何故かそれは平気だったのが…不思議。
(それどころか、やっぱり眠かったので、湯船にぷかぷか浮かびながら…寝た。5分くらい。
はっきり言って、そっちの方がヤバいと思う)
何であんなに怖かったんだろう。
夜中に風雨吹き荒れることなんか、これまでいくらだってあったし、もっと凄い嵐、いくらでも見て来てるのに。
もしかして、前世の記憶? 甦っちゃった、私?(ドラマチックに解釈したいお年頃)
しかし、あれだけ私を怯えさせておいて、夜明けとともに止むとはどういう了見だ、雨と風(怒)! |