ガキンチョよ 怯えてネェで 謝れよ
紀之一多
【帰り道】
月影 「後ろから来たガキンチョチャリに、スニーカーをゾリッとやられましたので、何を言うでもなくただじっと見つめてあげました…よ」
上田 「おお!もしやそれは…!」
月影 「ええ。よち師の無言術です。通信で5級の資格をとったのです」
月影 「じぃーっと見ていたら、ガキンチョは目を逸らす事もままならなくなり、自転車に乗った状態でコチンと固まってしまいました。その時僕はマスク姿で、目しか見えなかった事により、5級以上の力を出せたのだと思います…!」
上田 「結局ガキンチョさんからは一切謝罪の言葉はなかったわけですか?」
月影 「ええ…。大変残念でありますが、目を大きく見開いたまま何処かへ行ってしまいました」
上田 「夜中マスク人間の仕返しに怯えないといいですね」
月影 「そうですね…左のこめかみを夜な夜なゾリゾリ擦られる夢なんか見ないといいですね」
上田 「とかいって、実は飼ってる猫が毎晩こめかみ舐めてるだけだったりとかな!」
月影 「ええ…。ま、彼のこめかみにネコちゃんが思わずゾリゾリ舐めたくなる的なものを塗っているのは僕なのだがね!!」
上田 「やめーいっ!」
よち師の眼力は凄い…!月影さんと上田くん |