拾弐月 第伍週


  大掃除 しつつもなぜだか DIY


                                                守餌象

  長靴を 履いておいでと ハハは言い…

                                                紀之一多
【スノーブーツじゃ駄目かい?】
月影 「大晦日だね!」
上田 「そうだね!」
月影 「今年は深夜に元朝参りに行くかい?」
上田 「寒いから日が昇ってからにするよ」
月影 「バッキャロウ!(バキィ!)」
上田 「ぐはあ!!」
月影 「僕もさ!!」
上田 「じゃあ何で殴った!?何で殴ったんじゃ!!」
月影 「まあまあ…そんなに怒ると牛に笑われるぞ」
上田 「笑われるわけネェだろ。何なんか年明けコメントみたいなのおりまぜてんだ」
月影 「まぁまぁ、これを受け取りたまえよ」
上田 「なんだよコレ…?ガサガサ…こ、これは!?図書券!!図書券じゃないかー!!」
月影 「そうさ…」
上田 「しかも今時紙のタイプの図書券じゃないか…コンパクトなカードタイプもあるってのに…!」
月影 「実家のいろんな引き出しをあけてね…見つけたんだよ…色々世話になった礼とお年玉がわりに…とっときな!」
上田 「ぐはあ!なんて…なんて心温まる一枚なんだぁー!!」
月影 「ふふふふ…ジャンプコミックスでも買うといいさ…」
上田 「ふふふふ…なんでジャンプなんだ…?」
月影 「なんとなくさ…」
上田 「ふふふふふ…!」
月影 「あはははは…!」

2009年もよろしくお願いします!月影さんと上田くん

  よろよろと 年末最後の ゴミを出す

                                                舞無舞無
我が魔屈のある街は月・水・金が燃えるゴミの日、土曜日が燃えないゴミ…っつーか“リサイクルするプラスチック”の日、火曜日が“その他プラスチックの日”で木曜日が“資源ゴミ”の日だ。
正直、火曜日と土曜日の違いが良く分からんのだが…お肉やお魚の入っているトレイとか洗剤とかシャンプーのボトルとかが土曜日で、ビデオテープとか歯ブラシとか…洗面器とかが火曜日らしい。
…すいません、今、これを書くために確認して知りました…。
何でもかんでも土曜日に捨ててました…。
わかんねえよ! 
何がリサイクル出来て何ができないかなんて!(←無論、逆ギレ)
…すいません、来年からちゃんと分けるんで…勘弁して下さいませ…。
今年の会社の休みは30日から年明けの5日まで。
…少ない気がする。数えてみれば6日もあるんだが…何だか、騙されているような気がする。
多分、週頭の月曜、29日に1日だけ出勤して休み…という日程がいけない。
しかし、まあ、終わったことなので(しかもかなりの勢いで余談なので)良しとしよう。
その、どう考えても消化日(←良しとしよう、と言いながらしつこい)29日に出勤して、だらだらと机周りの掃除(色んなものを見えないところに隠すだけ)をしながら近くの人たちと無駄話をしていたのだが、その際、何気なく交わされた会話に、私は凍りついた。
『もー、今朝、ギリギリで今年最後の“燃えるゴミ”出して来ましたよ』
『今日が今年最後の収集日だもんね』
…え?
そうなの…?
…でも、そう言われたらそんなことがゴミ捨て場のどこかに書いてあったような…なかったような?
じゃあ…今、我が魔屈に鎮座ましましてるゴミ箱いっぱいのゴミと…流しに置かれてる生ゴミは…どうしたら…?私、年末年始、実家に帰るんですけど。
思いっきり留守にするんですけど…!!
まさか年越し? 年越しなの?
…ゴミ箱のゴミはいいとして(ドライだから)…ウェッティーな生ゴミは…放置したら…きっと…また…コバエが…!
9月の悪夢(生ゴミを放置して旅行に行き、帰ってきたら、ぶんぶんぶんとコバエが…部屋を…縦横無尽に…!)が蘇り、一人密かに恐怖に震える私。
帰ってから恐る恐る確認してみたら…良かった、最後の収集は31日となっていた!!
『な〜んだ!』と安心した…のが良くなかったのか。
その、大事な最後の収集日の朝(つまり今朝)に、大、寝、坊!!
いや、起きた時間は、そう悪くはなかった。が、ゴミを出さねばならないことをすっかり忘れて、呑気に洗濯に勤しんでしまった…。
何かを忘れているような気がしないでもなかったのだが。
洗濯物を干しながら、今日はいい天気だなぁ…と、のんびり空を眺め、何気なくベランダの下に目をやってようやく気づいた。
…ん? 
…あの、オレンジ色の車体…?!
収集車だ! 市の、ゴミ収集車だぁぁ!
急げ! 私! 早くしないと、コバエが来るぞ!
慌てて部屋に戻り、市指定のゴミ袋に流しのゴミとゴミ箱の中のものをぶちまけ、あわあわと口を結び、ダバダバと下まで持って行った…わけなんだが。
幸い、間に合ったわけなんだが。
その時の…私の格好が…ひどかった。
パジャマに半纏、毛糸の靴下に踵を履き潰したスニーカー、頭はボサボサ、顔には吹き出物、唇ガッサガサ、そもそも前夜に風呂に入っておらず、歯も磨いてない…恐らく妖怪みたいな姿だったと思われる。
そんな女が息切らして駆け寄って来て、「コレモオネガイシマス〜!」ってぱんぱんの紙袋を差し出す…。
怖い、というよりは…キモかっただろうな、収集の人…。
すんませんでしたぁっ!
でも、間に合って良かった…!
皆さんは、順調にゴミを捨てることが出来ましたでしょうか?
最後の最後まで垢抜けぬ後厄の年越し…。
いや、厄のせいではないと、分かってはいるけれど。




A Theatrical Campany yakoudou