4月12日の会
ある朝に 目を開けぬキミ 冷たくて
                                                守餌象
にわか雨 傘を買ったら やみやがる(怒)
                                                紀之一多

【天気予報じゃ曇り止まりだって言ってたじゃねえか!】
上田 : なんか俺ら、年四回くらいは天気のことで怒ってるよな。
月影 : 僕の290円を返せと言いたいわい。税金を入れたら304円と5銭だ!
上田 : 5銭はネエんでない?今時。
月影 : おかげで素敵なミドリのパステルカラーの傘を購入してしまったよ。
上田 : なにげに気に入ってんじゃねえのか?
月影 : わしゃ河童か!!
上田 : 突然ワケのわからんキレ方すんなっ!!
月影 : わしゃ河童じゃ。
上田 : 自分が河童であることを肯定しだしたぞ・・・。おまえ、それはかなり凄いカミングアウトだぜ?
月影 : 相撲をとるか?
上田 : とらねえよ。なんでだよ?
月影 : それはオマエが横綱だからだ。
上田 : ええっ?!そうなの?俺って横綱だったの?知らなかった・・・・って、本人も知らないで横綱になっていることがあり得るワケないだろう!!っていうか、なんの横綱なんだ?
月影 : 北の横綱。
上田 : んなアバウトな!!西の名探偵じゃないんだぞ!
月影 : 北で一番。
上田 : それはどこまでの話?日本?
月影 : ・・・・択捉島とか。
上田 : ・・・・それはそれで凄く中途半端だな・・・。せめてアラスカとかまで行こうぜ、どうせなら。
月影 : 行けないよ。
上田 : 何で?
月影 : お金がないからさ。
上田 : ・・・・悲しい話をするな!!なんでそんな夢の無い話なんだよ!!
月影 : 横綱とはいえど、勝負に勝たねばいつまでも一文無しであるぞ。
上田 : あ!俺戦ってねえんだ!?横綱なのに!?だからアラスカに行けないんだ!?
月影 : そうそう。君と友達の妖怪たちの間だけの称号だからね、横綱。
上田 : 友達妖怪なのかよ!?淋しい奴だな、俺!でも妖怪の中で横綱っていうのはけっこう凄くないか?
月影 : そうやって力を見せびらかして村を追われたんだよね?
上田 : だから妖怪たちと暮らしてるのか、俺は・・・。
月影 : 今は土地開発にきた人たちともめてるんだ。手作りのプラカードに「河童の棲む沼を返せ!」とか「天狗の住処を荒らすな!!」とか書いて戦ってるんだよな。
上田 : ・・・・っていうか、俺の人生勝手に決めないでくれる?
月影 : 「小豆洗いの小豆を返せ!」とか。
上田 : ・・・・・。
月影 : 「逆に空豆をあてがってはどうか!?」みたいな・・・。
上田 : しねえっつうのっ!!
            (あれ!?天気の話は!?)紀之一多+月影星之介・上田柾流