意外にも カレーと納豆は マッチする
紀之一多
【こ、こりは・・・!!】
月影 : う〜ん、うまいじゃないか、納豆カレー。
上田 : うん。なんつうか、こう、マイルド感が増すなぁ。
月影 : この味は・・・いったい何風と云えばいいのか・・・。
上田 : なんかこう、カレーのスパイシーな味の後に納豆の和風味が広がるんだよな。
月影 : そうそう。時間差で攻めてくるから、なんか不思議なんだ!
上田 : で、なんで俺たちゃあ、カレーに納豆混ぜて喰ってんだ?
月影 : そいつは簡単さ上田くん。僕はここ数ヶ月、血をサラサラにするために必ず夕飯に納豆を食べているのだが、今日に限ってうっかりカレーを買ってしまったのさ。
上田 : ほうほう。
月影 : しかし夕飯に納豆というのは僕の中で定められたことだ。これはもうアカシックレコード並みに変更不可の決定事項だ。僕は考えた。考えて考えて、そしてついにこの結論に達したのだ。「ああ、カレーに納豆入れればいいや」って、な・・・。
上田 : うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいいいい!!!うまかったからいいようなものを!!どうしてオマエは俺に相談もなくそおゆうことをするですかー!?
月影 : プフー。「するですかー!?」だってぇ。
上田 : 問題はそこじゃない!!オマエの自分勝手な所行のことだ!!
月影 : さ〜て、蹴鞠でもしようかいのぉ。ぽんぽんっと。
上田 : ぬう、自分勝手ぇ!!
月影 : まあそう怒るな。納豆カレーは有名なカレー専門店のメニューにもある今や最もメジャーな食べ物だぞ?
上田 : 最もメジャーではないと思う・・・。
月影 : カレーは納豆を混ぜることで、納豆はカレーに投入されることで、新しい進化を遂げたのだ。我らはいわば歴史の目撃者なのだよ。
上田 : んな大袈裟な!!
月影 : それはすなわち生き物が初めて水辺から陸に上がった瞬間を目撃したかの如し!!
上田 : ・・・・。
月影 : 妖怪界で云えば、家妖怪のザシキワラシと水辺妖怪の河童が手と手をとって遊んでいる様を目撃したかのような衝撃だ!!
上田 : 仰る意味がよくわかりませんが・・・???
月影 : そうですね。わたしも若干、わけがわからなくなってきました。で、我々は一体何について論じていたんですっけ?
上田 : カレーですよ!!カレーと納豆!!しっかりしろこのほんわか脳味噌!!
月影 : ほ、ほ、ほ。うまいことをおじゃる。
上田 : マロ言葉がもの凄くムカツクぜ・・・!!
月影 : とにかく、何事も挑戦しなければ新たな可能性は見いだせないということだよ。わかるかね、上田くん?
上田 : 俺は保守的な日本人だッ!!安全で確実ならそれが一番なんだ!!
月影 : な、なにィ!?つまり、水辺の妖怪は同じ水辺の妖怪と遊べと。家妖怪とは一緒に遊ぶなと、そう仰りたいんですかっ!?!
上田 : 妖怪の話題から離れろぃ!!
(みんな仲良くね)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |