拾月 第伍週


  治らない 風邪が長引き ヘロヘロだ
                                                守餌象


  風邪ひいて 頭でひよこが ぴ〜よぴよ
                                                紀之一多

【久しぶりに本格的に風邪をひいたぜ・・・!!】
月影 : は〜くしょ〜いがほがほがほぐふぅ!
上田 : うをっ!!
月影 : うわ〜!脳味噌が口から出ちゃったよ〜ん。
上田 : 呑め呑め!!早く呑み込みなさい!!
月影 : は〜い、ゴックン。
上田 : ゴックンしたら胃にいっちゃうでしょうが!!逆立ちしなさい、逆立ち!!
月影 : はっちゃけはっちゃけはっちゃけはっちゃけはっちゃけ・・・。
上田 : そういうことは忘れないんだよな、不思議なことに。
月影 : ひらめいた〜。
上田 : 若いモンは「あばれはっちゃく」なんか知らないんだろうなあ・・・。
月影 : そう、あばれはっちゃくはただ闇雲に逆立ちをしていたわけではないんだ。頭に血を巡らせることによって、いい考えが浮かぶようにするという科学的根拠に基づいているのだよ。しかし真似していい考えが浮かぶまで逆立ちをしていると、逆に「さかさマン」のように思考能力が失われて朦朧としてくるから気をつけ給え。
上田 : ・・・・・・はい。っていうか俺は別に逆立ちして考えたりしないけどね?
月影 : だから僕は逆立ちしながら考えるのではなく、一度逆立ちをして血を巡らせてから元の体勢に戻って考え始めればよいと思う。そうだね・・・なんとなくだけど・・・。
上田 : 最後の詩っぽい一文は一体何だー!!
月影 : しかしわからないのは一休さんの、ペロリと唾をつけた人差し指で頭をさする、というあの仕草だ。目を閉じて瞑想体勢に入るのは解るにしても、何故、唾を頭にちょこっと付けなければならないのか・・・。これは僕の一生の研究課題となろう。
上田 : いや、クセとかじゃねえの?駄目なの、こんなんじゃ?
月影 : んんん〜。つまり唾から分泌される液体がど〜のこ〜の・・・。
上田 : あの・・・・もっと人生簡単に生きていってもいいんじゃないですか、月影さん?
月影 : 解ったあ!!
上田 : 何ぃ!?
月影 : つまりだね、上田くん。盛夫がおかしくなったのは、パリッペーニョ現象によるものだったんだよ!!
上田 : なんの話だーーーーーーーーーー!!!!どっから変わっちゃったんだ、一休さんの唾から盛夫の話に!!っていうか盛夫って誰だ!?って云うならパリッペーニョ現象もなんのこっちゃかようわからんし、なんかもううまくツッコムこともままなりませんでこりゃー!!
月影 : うわあ、上田くんが壊れたー!
上田 : 今夜はすき焼きやでーェ!
月影 : やったあ、すき焼きだあ、すき焼きだあ!!お父さん、犬飼ってもいい!?
上田 : わんわんわんわわわわわ〜ん!!
月影 : わ〜い、犬だ犬だあ!!
上田 : ○門丸出しの柴犬を飼いなさい!!
月影 : わ〜い、柴犬だあ・・・・はぁはぁ、なんか汗かいたら元気になってきたなあ。
上田 : 俺はなんか急にゲッソリしてきたぜ・・・。
月影 : 上田くん、口から脳味噌出てるから呑んだほうがいいよ。
   (人に感染させればいいのさ・・・そうだろう?)紀之一多+月影星之介・上田柾流





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