有給を 使い切れずに 悔やしがる
紀之一多
【そこをなんとか】
月影 : じゃあお金で下さい。
上田 : ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駄目です。
月影 : じゃあお菓子で下さい。
上田 : ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無理です。
月影 : じゃあ捨て犬の哀しさで表現して下さい。
上田 : 何をだよ!!
月影 : その哀愁的なものを。
上田 : それは自分で表現して下さい。
月影 : ・・・・・・・・・。コホン。わおわおおわおおおお〜〜〜んん。ふふっふ〜。
上田 : やめてください!!恥ずかしいからやめてください!!
月影 : では、上田さんもご一緒に・・・。
上田 : やらんよ!!なんの雰囲気だソレ!!
月影 : じゃあなんだったらくれますか?愛ですか?夢ですか?温かいミルクですか?
上田 : なに幸せそうなものばっかり並べてんだよ。有給は期限を過ぎたらなくなるんで す!ぜロです、ゼロ!!
月影 : ・・・・・・・・・・・聞こえません。
上田 : げ、現実逃避者め!!
月影 : え?なんですって?エロですか?
上田 : ゼロです!!
月影 : 爪の間の臭い嗅ぎて〜ろぉ??
上田 : どんな聞き違いだ、ソレ!!有り得ないだろ!!
月影 : おで〜かんさまぁ〜、そこを〜、そこをなんとかあ〜。
上田 : お百姓さんになっても駄目!!
月影 : 娘を吉原に売ったのに?
上田 : 売っても駄目!!
月影 : 息子も陰間茶屋に売ったのに?
上田 : ・・・・・・・・・・・。
月影 : おばあちゃんも姥捨て山に捨てたのに!?
上田 : 拾ってきなさい!!そして床下に匿いなさい!!
月影 : 飼い主の云うことをきかない犬と共にお爺ちゃんを散歩に出したのに!?
上田 : お爺ちゃんボロボロじゃあ!!
月影 : しかしお爺ちゃんが鋼鉄製だとしたら、どうかな?
上田 : あ、安心!!!ってソレもうお爺ちゃんじゃねえええええええええ!!!
月影 : あ。そうだね、お爺ちゃんっていうか、ロボ、だね?
上田 : 本物のお爺ちゃんがどうなったか心配だ・・・。
月影 : だいじょうぶだよ。然るべき場所で、こう・・・なんちゅうか、その黒のツブツブ的なものを紙に貼り付けているから。
上田 : ・・・・・・・・・・・・漫画家のアシスタントじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!トーンか!?徹夜でトーンを貼らされているのか!?
月影 : ふふふ。ぶるぶる震えながらネ・・・・。
(や〜め〜て〜!!!)紀之一多+月影星之介・上田柾 |