人の喰う 魚肉ソーセージは うまそうだ
紀之一多
【別に好きなわけじゃないのにね・・・】
月影 : どうして人が食べてると自分まで食べたくなっちゃうのかなあ、むしゃり。
上田 : 頬いっぱいだな。
月影 : やっぱりギョよりも普通のお肉のほうがいいなあ、もしゃり。
上田 : それでも喰うんだな。
月影 : なんだよ。そんなに欲しいなら一本あげやうか?
上田 : ・・・・・・・・・・そ、そう?
月影 : いいよ〜。あと250本近くあるから〜。
上田 : 買い込みすぎだああああああああああああああああああ!!!!
月影 : いやあ、懐かしくて、つい、ね。
上田 : 懐かしいにもほどがあるだろ!!!どうすんだ、こんなに!!
月影 : だいじょうぶだよ。毎日上田くんと一多のお弁当に入れるから。
上田 : 入れるなァ!!!いや、入れてもいいけど・・・他のオカズも入れてくれぇ!!っていうかオマエ、俺の弁当作ってネエし!!じゃあ毎日持って行ってる俺の弁当は一体誰が作ってるんだァ!?
月影 : 僕のお母さん。
上田 : ・・・・・・・・・・・・・そうだったですか。
月影 : プス〜!「そうだったですか」だって!プスプス〜!
上田 : それはなんだか申し訳なかったなあ。毎日なんの疑問も持たずに喰っていた弁当が、実は人のお母さんのこさえたものだったなんて・・・。今度、甘いモノでも買ってご挨拶に伺わねば。
月影 : いいけど・・・。上田くんのレベルであの森を越えられるかなあ?
上田 : なんだレベルって!? 森って一体なんなんだ!?
月影 : ああ、言い忘れてたけど、僕のお母さん、今、魔王に囚われの身で城の周りに広がる通称「死の森」を通らないと会えないんだよね・・・。死の森を越えるには最低でも30レベルはないと危ないし・・・どうしようかなぁ?
上田 : っていうか弁当は毎日どうやって俺の元に届いているんだ!?
月影 : 僕が持ってきてるんだよ〜。当たり前じゃ〜ん。
上田 : 「じゃ〜ん」て・・・じゃあ、オマエは魔王のとこから通ってるのか?
月影 : うん。
上田 : お母さん囚われてんじゃないのか!?
月影 : 囚われてるよ。毎日魔王にご飯作ったりしてる。
上田 : ・・・・・・・お父さんはどうしたんだ?
月影 : え?お父さん?死の森とかを統治したりしてるよ?
上田 : 魔王だああああああああああああああああああああああああああああ!!!オマエは魔王の子どもだああああああああああああああああああああ!!!
月影 : あわあわ!上田くん、それは云っちゃいけないよ〜。それ云うと父さん、もんの凄く怒るんだよ〜。僕が小学生の時も、僕をそう云って仲間外れにしたお友達が数人、父さんに肌を紫色とピンク色の斑にされたんだから・・・。オマケに一ヶ月ばかり給 食のミルメークを取り上げられていたしね・・・。
上田 : 魔王大人げねえええええええええええええええええええええええええ!!!
月影 : ・・・・・・あ。父さん。
(上田くんは帰ってきませんでした)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |