他人の仕事まで しなきゃダメッスか? そうですか・・・。
紀之一多
【溜息の行方】
月影 : 僕は魔法のような言葉を学びましたよ、上田くん。
上田 : なんだオマエ、またおかしクスリでも始めたのか?
月影 : 下痢でもないのにビオフ○ルミンを飲んだりとか?
上田 : そりゃ駄目だろう!症状もないのにクスリ飲んだりしちゃあ!
月影 : しょうじょう・・・?タヌキの化けたヤツ?
上田 : 違うわい!!クスリの話からなんでタヌキが出てくるんだ!せめてゾウだろう?
月影 : そっ、そんなに強く云わなくなって・・・・もう、アタシ、カエルッ!!
上田 : うまい!!
月影 : 薬屋だけに。
上田 : そおかあ、今年も富山の薬売りがやってくる季節になったか・・・。
月影 : 上田くんの初恋の・・・。
上田 : そう、初恋の・・・。
月影 : しょじょう。
上田 : なんでタヌキの化けたヤツに頬染めねばならんのだッ!!
月影 : あれ?なんの話だっけ?上田くんの嫁取り話だった?
上田 : 違うわい。魔法の言葉がなんたらとか云い出したのオマエだろう?
月影 : そうそう、凄い言葉を見つけたんだい。
上田 : おお、それは良かったな。どうせ『船幽霊』とかなんだろ?
月影 : 船幽霊?ああ、僕の知人が、ついうっかり船幽霊におたまを渡してしまって、先週見事に船幽霊の一員になったばかりだけど・・・、ま、そんなことは別にたいしたことじゃないしね?
上田 : いやいや!!たしたことだろう!!その人のためにもたいしたことにしてやれ!!
月影 : ええ〜?だってもうかれこれ20人目だし。
上田 : オマエの知人はどんだけうっかりさんが多いんだ!!っていうかその船幽霊の一団はほぼオマエの知人で構成されてるだろう!?
月影 : ・・・・・・ま、君が21人目になるんだけどネ・・・・・。
上田 : うえええええええぁっ!!?いや、ならんよ!!俺は人間のままでいるよ!!
月影 : ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう遅いよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
上田 : 遅くないよ!!!まだ人だよ!!オマエと一緒にすんな!!
月影 : ううっ。妖怪の仲間になっても、ずっと友達だよ。
上田 : 勝手にお別れ会開かんでもらえますか?
月影 : お別れ会と云えば・・・・・。
上田 : 魔法の言葉の話してたんじゃないんかい!!
月影 : おお!そうだった。歳をとると物忘れが激しくなるって本当だなぁ。
上田 : オマエの場合、物忘れという次元を既に越えているけどな。
月影 : 馬鹿な!!僕の銃の腕前は既に次元を越えていたのか・・・!?
上田 : 大介じゃネエ!!話がちっとも進まないじゃないか!
月影 : そうそう、その魔法の言葉ちゅうのはだにェ、それを発するだけでいとも簡単に休んだり、早退・遅刻も許される言葉なんだよ・・・・!!
上田 : ゴ、ゴクリ・・・・、そ、その言葉は!?
月影 : あ。もうスペースないや。
(答えは調整。それをかぶる身にもなってください。)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |