拾月 第参週


  風邪ですか? なんなんですか、 この喉は!?
                                                守餌象


  おめでとう 早く結婚 したまえよ

                                                舞無舞無

10/20私の弟の誕生日です。
その一週間後が私の30歳の誕生日で、「ラーメン屋に一人デビュー」の日です(笑)。
1週間しか変わらないので丸いケーキは大体真ん中の23日辺りに出てきて、当日は各々好きなおご馳走をリクエストしてママンに作って貰うのが幼い頃の常でした。・・・っつーか、二人とも好きな食べ物は『鶏のから揚げ』で揃ってたので、10月の母は鶏をひたすら揚げる羽目になるのでした・・・。
彼は未だ実家暮らしをしているので・・・きっと今年もママンのから揚げを・・・キ〜ッ、悔しいぃぃぃぃ!!(鶏のから揚げに逆上する30女)
年々痩せて顔が長くなっていき、家族中の心配を独り占め。
っつーか、どう見ても好き勝手に振舞ってるのに、皆に愛されるのは何故なの!?(そして、私がそう言うと必ず『そんなことない、アイツなりに色々考えて・・・優しいコだから・・・』という類の反論が親から出て、更に不愉快になる私は嫉妬深い上の子)
・・・計算してないからだろうな。
確かにアンタはどこか憎めないイイコだよ。
「いい人」になりたくて結局「どーでもいい人」になる私に比べたら、20倍くらい真っ当な人間だ。
あたしはいつもアンタが羨ましいよ、正直ね。
そこでお願いだ。
早く嫁を貰って、まんまるい赤んぼ産んでもらって、うちの両親に抱かせてやってくれまいか。
あたしは当分無理そうだから、アンタがさ!!
あたしは結構、いい伯母さんになると思うよ?(いい小姑の素質もあるかも。妹欲しいです・・・)
何はともあれ、おめでとう。
これ以上痩せるなよ。
身体壊すなよ。
タバコ吸い過ぎるなよ。
おとーさん、おかーさんをヨロシクね。

  風邪ひいて 熱がぽっぽで 目が回る
                                                紀之一多

【ま、幻か・・・?】
月影 : あ〜。上田くんの頭にキノコ生えてるぅ〜。
上田 : 生えてないよ!!生えてないよ!!
月影 : あ〜。そうだよね〜。いずれ生えるんだよね〜。
上田 : 生えないよ!!未来永劫生えないよ!!
月影 : 死んでからね〜。お墓から生えてくんのね〜。
上田 : 死か!!死後の話か!!
月影 : 僕はね〜、そんな上田くんの墓を見てね〜、こう云うの〜。
上田 : ・・・・?
月影 : 「燃やしちまえ!!」(クワッ!!)
上田 : お、男らしい!!村のリーダー!?リーダー!?
月影 : 「このままじゃ、このキノコに村がやられちまうぞォ!!燃やすなら今しかネエ!!」
上田 : 俺は!?俺の意志は!?
月影 : ふふふ。君、こんな諺を知らないかい?「死人に口はあるけど、しゃべれない」ってね・・・。
上田 : 語呂悪ウウウウウウウウウウウウウウ!!!!カッコつけてしゃべってるけど、アンタ、それ間違ってますから!!
月影 : え?カッコイイ?
上田 : 云ってないよ!!何、聞き返してんの?何、聞き返してんの!?
月影 : 無邪気な子らだ・・・。
上田 : 何その遠い目!幻!?幻見ちゃったの!?
月影 : ・・・・・・・・・うん、見たかもしんない。
上田 : ・・・・・・・・・その話聞かせてくれる?
月影 : 駄目ッ!!勿体ない!!貴様なんかに云うの勿体ないほどの体験談!!
上田 : クッ・・・屈辱!!俺ごときには云えないほどの幻・・・見てェ!!
月影 : 見せてあげてもいいけど。あるものをくれたら。
上田 : か、金!?金目当て!?
月影 : これから死ぬまで、上田くんが食べる毎回の食事の中でいちばん好きなものを必ず僕にくれると約束してくれたら・・・。
上田 : イヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!人生の楽しみ何一つナシ!!
月影 : とんかつのカツ!!ちゃ〜しゅ〜麺のちゃ〜しゅ〜!!フィレステーキのステーキ!!ネギ間の鶏んとこ!!そういうのちょうだい!!そういうの!!
上田 : うぬぬぬぬぬぬう〜。だ、駄目だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!俺にはおいしいものをオマエなんかに喰わせて微笑んでいることなんか出来ない!!うまく笑えない!!
月影 : 意気地なしぃ!!(バシイ!!)
上田 : グハァ!!な、なんだ!?この脳天に響く痛みは・・・!!
月影 : 熱。
上田 : ・・・・・・・・・・え?
月影 : 風邪。(ビシィ!!)
            (寝込み二人目決定!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流





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