春が来て 机の上に 「鼻セレブ」
紀之一多
【黄色いアイツとBOXティッシュ】
月影 : 僕の机の上に山羊がいるんですよ。
上田 : ・・・・・・牧場経営?
月影 : しかも頭の上からやらかいティッシュを生やしておるんですよ。
上田 : ・・・・・・落語?
月影 : そして僕はそのティッシュをおもむろにむしり取り、「ビ〜!」と・・・。
上田 : 「チ〜ン」じゃないのか!?
月影 : そんな甘いレベルの話じゃねえんだ!!(怒)
上田 : ・・・・・・・・・・・すいませんでした。
月影 : アベハズバドボンデバ!!!
上田 : 言語が!月影さん言語が!!
月影 : ああっ、母国語が。
上田 : どんな母国か?
月影 : そうか・・・君には話したことなかったね・・・。僕の母国のこと。じゃあ、話してあげよう。人が脳味噌丸出しで歩いている僕の母国のことを・・・。
上田 : 聞きたくない!!脳味噌出ている時点で既に聞きたくないし、知りたくない!!
月影 : え?じゃあ、君、もしかして内蔵丸出しで歩いている国の人???え〜!やだ、近所じゃ〜んっ!!
上田 : 内蔵隠れているし、近所でもない!!勝手に地元民にするな!!しかも国なのに近所ってどういうことだ!?
月影 : あ〜あ、でも良かったァ。骨丸出しで歩いている国の人じゃなくてェ。
上田 : ・・・一応聞くけどなんで?
月影 : うちの国とぉ、骨出し国の人たちってェ、なんか超仲悪いのォ。一年に一回あるドッジボール大会ではもうオニギリは飛び出すわ、犬のジョンは飛び出すわ・・・。
上田 : 綱を引いておけ!!
月影 : あ!あと、犬のパンチョメロンも飛び出したっけな?・・・あ、違うな。パンチョメロンが飛び出したのはバレーボール大会の時だったか・・・?
上田 : いや、っていうか別に犬が飛び出してきた話はどうでもいいんだけども。
月影 : え?そうなの?・・・それ困っちゃうよ。君となんか、犬が飛び出してきた話しかすることないよ・・・。それ以外何一つ話すことなんかないよ・・・。
上田 : 俺って、そういう存在なの?
月影 : しかし君がイヤだと云うなら仕方ない。じゃあ、今度は何が飛び出した話にする?
上田 : 飛び出した話しかないのか・・・。
月影 : ああ!そういえばあの時はビックリしたなあ!ホラ、食べかけのケーキの中から、買い物途中のオバサンが猫背気味で飛び出して来た時さ!君、驚いて栗きんとんを口からポロって・・・ねえ!!クスス〜!!
上田 : いやいやいや、オマエが嬉々として話してるの、多分俺じゃないから。
月影 : じゃあ誰だったですか!!(怒)
上田 : キレられたーーーーーーーーーーーーー!!!俺、理不尽なことでキレられたァ!!
月影 : 「Re:婦人?」
上田 : メールの返信ぽくするなッ!!
(山羊は無表情で僕を見つめているのです)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |