記念日に 桜の箸置き 贈ったよ
紀之一多
【シメジと悩んだ挙げ句・・・】
月影 : 僕はシメジの箸置きのほうがいいと云ったんだけどね。
上田 : やっぱり今は季節的に桜だろうな。
月影 : 夏だもんねぇ。
上田 : 春だよ!!認めろよ、このティッシュペーパーの消費量を!!
月影 : あつい、あついよ〜。
上田 : 鼻と喉が。
月影 : 3月は僕の父とハハの結婚記念日でして・・・。
上田 : まず、オマエに両親がいたことが驚きだよな。
月影 : ええ、そりゃあもう、甘〜い春キャベツなんですよ。
上田 : 木の股じゃないのか・・・。
月影 : で、キャベツ畑で一人泣いていた僕を拾って育ててくれたのが、山の妖怪で・・・。
上田 : 妖怪で!?
月影 : その妖怪退治をした人間から数えて18代目のお父さんとお母さんの・・・。
上田 : ワケがわからんわい!!
月影 : なので、箸置きなのですよ。
上田 : その「なので」は何から通じてきてるんだ??
月影 : 僕のハハはとにかく箸置きに目がなくてねえ。気に入ったものがあれば、旅先でもデパートでも温泉地でもすかさず買い求めてしまうのだ。実家に帰ると季節に合わせた様々な箸置きが登場するんだぞ。
上田 : ほお。それは風流だなあ。
月影 : 僕が気に入っているのは、昔話箸置きだ。
上田 : ・・・・・それ月影さんの手作り?
月影 : 丸っこい瀬戸物に、ブンブクだの一寸法師だのが描かれているのだ。
上田 : 「のだ」って云われてもね。しかもスゲエ凛々しい顔でね。
月影 : 僕はカチカチ山のが気に入っているのだ。
上田 : だから「のだ」って云われてもね。
月影 : そうか・・・。もう桜の季節か。
上田 : お。たそがれ始めたぞ。
月影 : 懐かしいなあ。散る花びらを一枚一枚逃すことなく人差し指で突いていったあの日。
上田 : 北斗神拳継承者かよ!!なんの修行だソレ!!
月影 : あ!間違えた!!正しくは、散る花びらを一枚一枚逃すことなく見つめる人々の目を、余すことなく人差し指で突いていったあの日、だ!!
上田 : 血ナマグサーーーーーーーーーーーーーーーイイイイイ!!!良い子のみんなは真似しないでね!!っていうか、月影さんもヤメテ下さい、そんなことぁ!!
月影 : んん〜、たこ焼きが食べたいなあ!!
上田 : オレの話聞いてないね、ホント、アンタァ。
月影 : いや、デパ地下にある僕が大好きだったたこ焼き屋さんが、いつの間にか違う店になっていてねえ。
上田 : ああ。デパ地下は競争率高いって云うもんな・・・。
月影 : 上田くんもそろそろ・・・ねえ?
上田 : えっ?!
(メンバー交代!?)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |