伍月 第四週


  ねちゃダメです 終わらないから ねちゃダメです
                                                守餌象


  そうだ京都行こう そんでもって舞妓になろう

                                                舞無舞無

もはや、川柳ではない。
いきなり自由律で勝負だ。(何と?)
っていうか、現在29歳の私は芸妓にはなれても舞妓にはなれない(多分)。
それでも、何か辛いことがあると、無意識に上のようにつぶやいてしまうくらい、描かれてる舞妓(芸妓)生活は、私から見ると魅力的である。
はい、今日は何の感想かといいますと、アーサー・ゴールデン著『さゆり』。
小説です! 
えー。NYで暮らす、元・売れっ妓芸妓のさゆり姐さんの半生記。
あぁさぁ、ごぉるでん。そう、作者、外人である。
これは・・・翻訳が上手いのかなぁ・・・。
読んでて全然違和感がないですよ。
置屋とか水揚げとか、特有のシステムについても懇切丁寧に説明されてるし。
先輩芸妓のいぢわるっぷりとか、置屋の女主人のがめつさ、とかに釣られてスラスラ進みあっと言う間に読了。
個人的には、もっと波乱万丈でもいいんじゃないかって気がするんですけど。
生き抜いたって言うより、追い風で波に乗り、あれよあれよと幸せに・・・。
最後のオチの付け方なんて、私、キャンディ・キャンディ思い出しましたから。
いや、解かってる。楽しく華やかなだけじゃないさ。親に売られ、借金背負わされ・・・、先輩に意地悪され、好きでもない男に添わされ・・・。
でも、さゆりは幸せだ!
同じく売られてきた姉なんか、娼妓だじょ! 帯が前結びなんだじょ!
とは言え、全編に渡って流れる京ことばに私はメロメロ。
読書中は、ずーっと、似非言葉が頭の中を巡っており、『へぇ、お湯を止めに行くどす。・・・わぁ、溢れてはるわぁ』などという独り言をつぶやきながら、風呂の湯を止めに行くような、頭の悪い生活をしていた。(そして、きっとこの言葉遣いは間違ってるのだ・・・)
これ。映画化するそうですね?
主演は、チャン・ツィー(本田美奈子似)だそうですね。
さゆり、全編英語で喋るそうですね?
・・・色々台無しだと思うのは私だけですか・・・??

  雷に 怯える季節に なりました・・・
                                                紀之一多

【へそを守れ!!】
月影 : 何故だろうね・・・。夕暮れに暗雲立ちこめてくると、こんなに心が震えるのさ・・・。
上田 : ん?
月影 : 震・・・ふっ、ふるっ、ふ、ふるるるるるるるるるるるるるる!!!!!!!
上田 : 震えとるゥ!!!!月影さんっ!!月影さんしっかりぃ!!!
月影 : はっ!?
上田 : アンタ、心ばかりか体までも派手に震えちょりましたよ!?
月影 : ああっ!恐怖心がいわゆる霊のパラッペニョーリさんみたいなものと合わさって、それはもうもの凄い恐怖を僕に与えたのだ!!
上田 : いかにもなことを云っているようだが、ちっとも意味がわからん。
月影 : いいんだ・・・。誰も僕のことなんかわかっちゃくれないんだ・・・っ!!チクショウ!!(バンっ!!)
上田 : 待てぃ!!!
月影 : 何か?
上田 : 貴様、どこへ行く?
月影 : え?ええと、誰も僕を解ってくれないやるせなさを発散すべく、街へ。
上田 : そのオケとタオルはなんだ?
月影 : ・・・・・・ケロヨン。ケロヨンってなんだろ?
上田 : 銭湯行く気だなコノヤロウ!!!!どさくさに紛れてなんてヤツだ!!
月影 : あのさあ、関東と関西のケロヨン桶は深さが違うんだよ?
上田 : だから何だ!!わけのわからないウンチクで煙にまこうとするんじゃない!!
月影 : え〜ん。放してよぅ。ちゃんと上田くんの分のコーヒー牛乳も買っておくから〜!
上田 : 駄目だ。だいたい、俺をさしおいて一人で抜け駆けしようというその根性が気に食わん!!
月影 : 後生だぁ!!放してくれぃ!!ケンちゃんと一番風呂競争をしてるんだあ!!このままでは負けてしまう〜!!
上田 : ケンちゃんて?
月影 : 小学2年生の男の子。鍵っ子でいっつも銭湯に来るんだ。
上田 : オマエ何歳だよっ!!!小学生と張り合うな!!
月影 : でもケンちゃんも僕も、いっつもトメゾウさんに負けちゃうんだよ・・・。
上田 : トメゾウさん?
月影 : 78歳の爺さん。あの人いっつも開店時間より前にお風呂に入ってるんだけど、なんでだろうなぁ・・・。
上田 : 怖いな!!トメゾウさん!!
月影 : お風呂からあがったら、コーヒー牛乳を飲み飲みみんなで踊るのさ。
上田 : 置けよ牛乳!!飛び散るだろ!!
月影 : 大丈夫だよ〜。トメゾウさんは分速8oだから。
上田 : ・・・怖いな、ホントに。太極拳越えてるな。
月影 : でも僕らの牛乳は飛び散るから、いつの間にかトメゾウさんにアリがたかってネ、結局またケンちゃんと僕とで洗ってあげるんだ。
上田 : オマエ・・・ホントに俺の知らない間に何やってんだ?
月影 : トメゾウさんを洗ってると癒やされるんだよなァ。
        (上田くんもいけばいいのに!!)紀之一多+月影星之介・上田柾流





A Theatrical Campany yakoudou