定時とは あって無きもの そう思え
紀之一多
【僕の定時は確か5時でしたが】
月影 : モンモコモン!モンモコモン!!う〜む、久々に世の中を風刺した川柳を詠んでしまったじゃないか・・・。
上田 : 最初の「モンモコモン!」は何だ?
月影 : いつもは教科書に隠して小説を読んで過ごしている授業を、うっかり真面目に受けてしまったかの如しこの気恥ずかしさは一体何なんだ・・・。カァーッ!!
上田 : うお!!ビックリしたァ!!なんだ急に!!
月影 : 照れた。派手に。カァーッって。
上田 : わからんわ!!なんかの気合いかと思ったじゃないか!!
月影 : 世の中気合いだ。気合いさえあえば大抵のことは乗り切れる。
上田 : ・・・・・・・・・。
月影 : と、インドの偉い人が云っていた。
上田 : 誰だ!!っていうか多分、インドの人はそんなこと云わネェぞ。
月影 : 僕は日本人だよ?
上田 : 知ってるよ!!何年越しのつき合いだよ!!
月影 : つ、付き合ってなんかないもん!!
上田 : 頬を染めるなァ!!その「付き合う」じゃない!!
月影 : 青春の甘酸っぱい思ひ出をもう一度・・・!!あの素晴らしい愛をもう一度!!
上田 : そういうことは俺抜きでやってくれ!!
月影 : いっの〜ち、かけてとぉ〜。
上田 : 始まっちゃったよ・・・。
月影 : 中学生の頃の合唱コンクールでこの歌を歌わされた僕の気持ちを察しておくれ。僕だって出来ることなら、二組みたいに『君をのせて』を歌いたかったよ。
上田 : 中学生が歌うにしては、渋い歌だからなあ・・・。
月影 : 現に僕のクラスで命がけの恋を経験していたのは、マチ子だけだったし・・・。
上田 : 口癖は「まいっちんぐ」とか云うなよ?
月影 : ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
上田 : なんだその細い目はァ!!!マチ子と云えばまいっちんぐだろ!!そういう世代だろ!?スカートめくりが流行っただろう!?
月影 : でも上田くんは『かぼちゃワイン』なんだ。むっつりだから。絶対そう。マチ子先生よりもエルが好きなんだ。(細目)
上田 : 俺の趣味を勝手に決めるな!!むっつりじゃないぞ!!サッパリだぞ!!・・・・・・・・・・・・・・もう自分で何云ってるのかわかんなくなってきた・・・・・・・。
月影 : それはいかんな!!医者に行こう!!
上田 : 行くか!!そんなことよりオマエこそ、医者に行ったらどうだ?性格が少しは治るかも知れないぞ?
月影 : ・・・・・・・・・・・・・(じわっ)。
上田 : な、なんだ!?
月影 : うええええええ、上田くんが嫌味云ったァ、うええええええええええええええええええええええええええええええええええ、昔はそんな子じゃなかったのにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいえええええええええ。(号泣)
上田 : うわあああ〜、ご、ごめんよぉぉぉぉぉ〜!!!
(あ〜あ。泣かせたァ〜)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |