何故?いつも 俺の地雷を 踏むアイツ
紀之一多
【嗚呼・・・目も当てられません】
月影 : 『妖怪大戦争』見に行きたいなぁ〜。
上田 : 川柳と関係無ッ!!
月影 : いや、もう僕この話になると叫んじゃうから。僕叫ぶとモスラ目覚めちゃうから。
上田 : ・・・双子じゃないのに?
月影 : 天乃介がいれば・・・!!
上田 : 双子!?それ双子の名前!?ねぇ!?
月影 : 天乃介は生まれた時から行方不明なんだ。
上田 : 早いな!!臍の緒が切れるやいなや!?
月影 : いや、切れないうちに。お母さんも僕も50Mくらい引きずられて・・・。走って追いかけてきたお医者さんが、やっとの思いで臍の緒を切り離してね。そのままどこかへと消えていったよ。
上田 : 何故だ!?意味がわからん!!
月影 : お腹の中に居るときからアイツはどこかしら浮き世離れしたヤツだった。絶対生まれたらなんかしらやらかすなと思った僕は、アイツの足に500キロノンストップのロケットジェットを仕込んだのだよ・・・!!
上田 : オマエのせいじゃないかああああああああ!!!なんてことするんだオマエは!!
月影 : 名付けて『超ハイハイ』!!
上田 : 名付けない!!捜して!!天乃介くん捜してやって!!
月影 : 『弟を捜しています。特徴は足に装着された500キロノンストップジェットロケット。』
上田 : ああっ!!特徴が他にわからない・・・!
月影 : 一説にはトルコのイズミールに居るとか居ないとか。
上田 : な、なんていい加減な家族なんだ・・・。
月影 : 大丈夫だよ〜。週に2〜3回は電話してるし。
上田 : 連絡取ってんのかよ!!じゃあ、トルコのイズミールってのも・・・。
月影 : 本人談。でも、今はどこにいるのか解らないなあ。なんせ、彼は一カ所に留まらない男だからなぁ。名古屋に居たと思ったら、次の日には岩手の花巻に居たしねぇ。
上田 : あ・・・日本国内も移動してるんだ。
月影 : だけど不思議に僕には会いにこないねぇ。やっぱり、今でも僕にジェットを付けられると思い込んでるのかも。
上田 : ああ・・・・心配して損した。オマエの家族を心配することの無意味さを思い知ったよ。
月影 : 上田くん、そんなに天乃介に会いたかったのか・・・。じゃあ、今から電話してみるから話してみなよ。天も真面目だから、上田くんとは気が合うと思うな。
上田 : え?いや、あのそこまでは別に・・・。
月影 : ピッピッピ。・・・・あ、もしもし。僕、僕。うん、元気。え?出馬?しないよ〜。僕の仕事は、その刺客とは違うんだって。僕の友達が天と話したいって云うんだけどさ、ちょっとかわってもいいかな?・・・はい、上田くん。
上田 : え!?ちょっと待てよ、なんか緊張すんな・・・。ごほごほ。あ〜、もしもし?
音声 : ピッピッピ・・・午後7時38分40秒をお知らせします・・・ピッピッピ・・・。
上田 : (も、妄想!?)
月影 : ニヤリ。
(弟実在するのか!?)紀之一多+月影星之介・上田柾流 |