六月 第壱週


  あふあふあふ… 猫をみつけて 立ち止まる…

                                                守餌象

  言えないの カバンの中身は 言えないの

                                                舞無舞無

事務職の私には年に一度の公的外出! 
食品機械工業展、本日より開催!!
コンパニオンがひしめく中、会社の制服を着て、久方ぶりのヒールを履いて、本日、受付及びお茶出しネーチャンとして行って参りました。
足イテー、足痛ェェェェ!!!(基本的に立ち仕事)
気付いたら、超古株になっていてねぇ・・・(入社以来一度も欠かさずに参加してるんだもん)今年は、お茶出しねーちゃんリーダーですよ。
ま、別に大したことをするわけじゃないんだが(笑)。
女の子(さりげなく自分もカテゴライズ)は全部で5人。受付・お茶だし共に二人ペアでの1時間毎ローテーション。(残る一人は休憩)
・・・顔は知れども、ハナシをしたことがない方と1時間ガチンコ。
か、会話! 会話しなきゃ、なんか!!おねーさんなんだから、あたし!
えーと・・・えーと・・・。
「あの、コンパニオンちゃん、すげぇ、スタイルいいねぇ〜!!」
・・・オヤジか、オレ。
「どこに住んでるの〜?」
・・・ナンパか、オレ。
「お昼は何を食べたの?(もしくは食べるの?)」
・・・おかーさんか、オレ。
しかし、本日参加のハニーたちはとっても優しくてイイコたちだったので、「お腹真っ平らですよね」とか「葛西です〜」とか、「カレーです〜」 とか答えてくれて、ぎこちないながらも、会話は進行したのであった。ホッ。
そして無事に業務が終わり、みんなでゾロゾロ帰る段になり。女の子の一人が、私の荷物に目を留め、言ったのです。
「随分と大荷物ですねぇ。重そう」
「ハハハ!あのね、あたし昨日実家に泊まったの! だから着替えとか
入ってるの!!」
「そうなんですか〜」
そうなんですよ。このカバンの中には着替えと・・・。
同人誌が入っているんですよ・・・。(←とか≠フ正体)
いやね! 同人誌って言っても、あれですよ。『ヤマなしオチなしイミなし』のあれじゃないですよ?!! 
二次創作じゃないですよ?!オリジナルファンタジーですよ!!(・・・分からない人には全く分からないであろう、自己弁護)
だけど、だけどね!!  これが普通の漫画本でも結構、アイタタな事態だと、アタシは思うのよ!
30女のカバンの中から漫画本が5冊ドサッって出てきたら・・・ちょっと引くだろう、やっぱし! ましてや、明らかに本屋で売ってない装丁の本が5冊だもの!! 見たらドン引きだろうて。
郵便物転送の関係で、通販で買った本が実家の方に届いちゃったんだもの!!
だけど、転送するの面倒くさかったんだもの!!!
小心者のオタクはいらぬ苦労をするな・・・。
ま、開けて見せろって言われたワケじゃないのに騒ぎすぎだ、っちゅーハナシですが。

いやぁ、焦った焦った。

  焼けるので 書類で 顔を隠しましょう
                                                紀之一多

【紫外線も防げずに何のための書類か】
月影:焼けるならば、書類が焼ければ良い。
上田:・・・・・・。
月影:ついでにトーストやお餅がやければ尚良い。
上田:紫外線では物は焼けぬ。お肌が焼けるだけだ。
月影:会社も焼ければいー!!
上田:なんだその清々しい笑顔はー!!
月影:ヤキイモは胸が焼けるので、この季節はちょっと・・・。
上田:どうにかして何か焼く気だな。
月影:ちょっと上田くん、なんなのよその女!?
上田:・・・・・・・。
月影:やきもち。
上田:星よ、具合悪いんじゃないか?
月影:う〜ん、ここんとこちょっと雨が多かったからふやけたかも。ほら、指の皮がしわしわになってるし。
上田:それお風呂の入りすぎだろ!!
月影:いや、洗面器にはった水にずうっと手を入れてただけ。
上田:だけって・・・なんの意味があるんだその行為?
月影:それがね、僕にもわからないんだ・・・。
上田:自分を見失うじゃない!!戻ってこい星ィー!!
月影:戻ってきても良いですが、条件があります。
上田:なんなのその、別居中の奥さんみたいな云い方。
月影:僕がハタを織っている姿は絶対に見ないでくださいね。
上田:鶴の人ですか?あの時、罠にかかっていた鶴の人ですよね?
月影:いやいや、まだそうとも云い切れませんよ?
上田:いや、もう完璧に鶴じゃないですか。
月影:いやいや、まったく、人間はすぐそうやって決めつける。だから、人間嫌いアル。ケーン・・・もとい、コーン。
上田:完全に人外じゃないか!!しかもなんだか種類が特定出来ない!!
月影:さぁて、モヤシの栽培を始めなければ・・・。
上田:誰!?そのキャラ、誰!?
月影:アリゾナに20ヘクタールの土地を買い、江東区にある自宅のタンスを利用してモヤシ栽培を始めようとしているイギリス人学生ホイさん。
上田:もう駄目だ・・・どこからツッ込むのが一番適切なのか解らなくなってきた・・・!!
月影:いいんだよ、上田くん。本当に自分のことを解っている人間など、一人としていないのだから・・・。
上田:星・・・オマエ、いいこと云うな・・・。
月影:あれ?ちょっと待てよ。居たかな?あ、居たわ。自分のこと解ってる人。
上田:そりゃさぞや世界の偉い人なんだろうな。歴史上の人物か?
月影:ううん。埼玉のホデさん。この人は世界で唯一、本当の自分を知ってる人なの。
上田:誰なんだそれえええええええええええええええええええ!!!!
月影:ホデさんはホデさんだってば。
               (謎のホデさん)紀之一多+月影星之介・上田柾流




A Theatrical Campany yakoudou