| 其の十『嗚呼、憧れの素浪人』の巻 |
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高校時代、『三匹が斬る!』を見る度に思っていた。 「嗚呼・・・江戸時代に行って素浪人になりたい・・・!」と。 ふらりと諸国を旅しながら、様々な人達と出会い、喜びや悲しみを分かち合い、気の合う仲間とバッサバッサ悪を斬りたい。う〜ん、悪くないにぇ〜。 『三匹が斬る!』は、高橋英樹演じる矢坂平四郎(通称・殿様)・役所公司演じる久慈慎之介(通称・千石)・春風亭小朝演じる燕陣内(通称・タコ)の三匹が、諸国を旅しながら各土地に住む人たちと関わり、その人達を苦しめる悪党たちをこれでもかと斬っていく、まさに痛快時代劇だ。 この時代劇の何が絶品かといえば、まさにこの三匹のキャラクター分けが完璧であることだろう。殿様は、スラリとした気品ある着物を纏った(一作品目は袴姿だったが、その後着流しに定着した。)育ちの良い若様キャラだ。人が良く情が厚い気質のため、行く先々で困っている人を助け、時には詐欺師に騙されたりすることも。懐の深さと、冷静な客観性は三匹イチ。あちこちでバラバラに起こる事件を考える三匹のまとめ役だ。楽しそうに諸国を旅している姿と、悪党を見据える鬼神のような表情のギャップが魅力。「殿様」の呼び名通り、坊ちゃん育ちののほほんとした笑顔が人を安心させる。この「殿様」という渾名は、三匹が出会った第一話目で陣内が矢坂の素性を「実はどこかの御落胤なんじゃないか」と推理した所からきている。 千石は、その呼び名の通り「千石取りになるために」旅をしている。(後に隠密だったことが判明。)「臭う」と悪評の黒い着物と袴、煎餅のようなボロ傘、歩く度に揺れるポニーテールというワイルドな姿がトレードマークだ。純情で真っ直ぐな性格ゆえに、騙されたり、催眠術にかかったり、キツネに憑かれたり、霊の寄り代になったり、様々な体験をしているが、その純真な心に惹かれるのか女性絡みの話は三匹イチ多かったりする。貧乏でいつも腹を減らしており、馬の餌桶に入っていた人参や、お地蔵様にお供えされていたコチコチのお饅頭にも平気で手を出す。大振りに振るうのが特徴な太刀さばきは、まさに野生の狼のようだが・・・そんな彼の唯一苦手なモノはなんと、ヘビ。「ヘビぃ〜!ヘビぃ〜!」と絶叫する姿は、一度見たら忘れられない。 燕陣内ことタコは甲賀忍者の末裔だ。効くか効かないかわからないタコの吸い出しをはじめ、不老長寿の妙薬やら、お茶やら名水やら、果ては鉄砲や煙玉や大砲のようなものまで何でも作れる雑学大王。得物も自家製のヤリだ。飄々としていて世渡り上手、金儲けの為なら時には悪党側についていたりもするのだが、何をやっても憎めないのがタコさんの良いトコロ。立て板に水の口上や、顔を白塗りにした女装も楽しい三匹のムードメーカーだ。 嗚呼、オイラ、いや、拙者もこんな人たちと旅をしてみた〜い!しかし、三匹の一員になるためには(っていうかそうなったら「四匹が斬る!」になるわけで・・・大変ゴロが悪いワケで・・・。)大きな壁が待ち受けているのだった。 第一に『腕がたたなければならない』。コレは大事だ!何せ毎回何十人といる悪党を斬らねばならないワケであるからして、かなり剣術に長けていなければならないだろう。それに剣の心得があれば、路銀がなくなった時に用心棒として雇ってもらえたり、道場破りをして稼ぐことも出来る。だけど〜僕には剣がない〜♪人を〜斬りまくる腕〜もない〜♪あああ〜ああ〜♪コレは困った話だ。拙者だって、殿様のように懐紙で刀を拭ってバサッと上に放り投げたりしてみたいのに〜。 イヤしかし、他に何か特技があれば剣術が駄目でもなんとかやっていけるだろう。特技・・・特技・・・そうやね、もし街道に妖怪がひょいっと飛び出してきたら、慌てず騒がず冷静に解説出来ます・・・ってソレなんの役にも立ってネェし!!しまったぁ、もっとこうなんか、空が飛べますとか、体がゴムのように伸びて戦えますとか、仮面ライダーに変身できます(イヤ、江戸にいる場合じゃないだろう、ライダー!)とか、そういう特技がないと駄目なんだぁ。だいたい妖怪が街道に飛び出してくるかどうかも100話に1話あるかどうかの確率なのに・・・。 う〜ん、『三匹』への道は遠い。 (最近再放送でやっている『次郎長三国志』という時代劇が面白い。その名の通り清水次郎長とその一家の話なんだけど、親分をやってるのが杉サマこと杉良太郎なのだ。その恋女房、今は亡きお蝶に佐藤藍子・・・ってコレどうなの?!若女房すぎるやんか!一瞬親子だと思ったよ!イヤ、恋は自由やけどもね、杉サマも男前やと思うけどね、でもコレってロリやんか!!本物の清水の親分さんもそんな若い女房もらっとったのかなあ。手下の一人であるおナカさんこと黒木瞳のほうがお似合いや〜ん、と思っていたら、お蝶が病気で死んだ後、何気に後妻におさまっていてちょっと「ありゃ〜」な感じでした。イヤ、親子ほども差のあるふたりがラブラブな様もなかなか可愛かったんだけども。義理と人情の任侠時代劇もなかなか良いッスね。あ。追伸→『龍騎』のカレンダー買いました〜。九割方ライダースーツ姿〜。いいんだ〜。予想はしてたんだ〜。そのかわり新しいビジュアルブック+雑誌を入手いたしました。コッチはもう完璧!ありがとうッ!(何が!?)) |