其の拾四『コリはビックリ!謎の怪人を追え!』の巻



 旅先で購入した『東映ヒーローMAX』にてビックリ怪人を発見した!
 彼の名は『ハニワーン』。(笑)
 その名の通り、埴輪の怪人だ。
 埴輪といって誰しも思い出すのは「お〜い、ハニ丸♪」でお馴染み『ハニ丸王子』だろうが、ハニワーンはそんな生易しい埴輪ではないのだ!
 なんといっても怪人である。人なんかも襲ってしまう。ファイティングポーズも勇ましいハニワーンは『クワッ!!』と、まるで「喰っちまうぞ!!」みたいな顔をしている怖ろしい埴輪だ。それもそのはず、ハニワーンはなんと「埴輪に悪人の魂が宿った妖怪」なのだ!!(SE:バババ〜ン!)
 ・・・・ん?なんだか変だな。っていうか、何故埴輪でなければならなかったんだ?素焼きじゃん。めちゃめちゃ壊れやすい素材じゃん!よくよく見れば既に顔や体のアチコチにヒビ入ってるし・・・コレ、チョップ一発で倒せるんちゃうんか?!宿るにしてももっとイイ素材があるじゃないか、木彫りの熊とか観音とか大仏とか。オイラが言うこっちゃないかもしれないが、もう少しちゃんと考えたほうがいいぞ、悪人の魂よ。(しかもコレ、厳密に言って「妖怪」と分類していいものなのか・・・。)
 イヤしかし、侮ることなかれこのハニワーン、ちゃんと技を持っているのだ!

 ハニワーンの技その1:「首輪で敵の首を絞める。」

 ぐああ〜なんて怖ろしいんだハニワーン!その首にかけたゴッツイ首輪でギュウギュウ殺るワケだな。な、なんて悪役レスラーっぽい攻撃なんだ・・・。っていうか、腰に刀ぶらさげてるのに何故ソレを使わないんだハニワーン!!何故あえて首輪で絞めるんだ。さてはそういう趣味なのか!?「斬るなんて勿体ない。我はジワジワと敵の顔が紫色になっていくのを見ると、御飯6杯は食えるでハニワー(そういう喋り方をするかは不明。)」とか思ってるのか!?う〜ん、さすがはただの埴輪じゃないぜ・・・!

 ハニワーンの技その2:「足踏みで地震を起こすことが出来る。」

 ・・・・埴輪関係ないじゃん!!もっと他に埴輪らしい技はないのか、ハニワーン!いや、確かに足踏みで地震が起きるっていうのは凄いと思うが、もっとこう・・・「古墳アタ〜ック!!」とか「前方後円キ〜ック!!」とか「我の埋まってた古墳って誰が埋葬者なのかわかってないんだぜパ〜ンチ!」とか・・・色々あるだろう!だいたい普通に歩いている時は地震は起きないのか、ハニワーンよ。う〜む。
 とまあ、色々謎の多い怪人ハニワーンであるが、その解説文の最後を読んだ時、オイラは思わず雑誌を手から取り落とし、ブルブルと震えるほど驚愕したのであった。嗚呼、なんて怖ろしい・・・だが、この一文こそがハニワーンの最も重要な特徴ですらあったのだ。その一文とは・・・!

 「女性ギライ。」

 あ〜っはっはっはっはっはっはあ〜!!笑わせてくれるぜハニワーン!安心せえ、誰もオマエのそばになんか寄らネエよ!だってアンタ、見た目埴輪じゃ〜ん!!ついでに怪人じゃ〜ん!!ゲラゲラ。自分で思ってるほどオマエ、モテてネエっつ〜の!
 過去人間だった時、よっぽど女性にヒドイ目にでもあったのだろうか。美人のお姉ちゃんに貢いだ挙げ句に捨てられ、しつこく付きまとって黒人ボディーガードにボコボコにされた辛い思い出でもあるというのか。ちなみにこの怪人の声を当てているのは、「待て待てルパ〜ン!」でお馴染み銭形のとっつあんの声を担当してらっしゃる納谷六朗さんだ。いやあ、設定からビジュアル・声に至るまで、もの凄く深いモノを感じるぞ、ハニワーン。
 ココまで読んでいただいた皆さんは、オイラ同様もうハニワーンの魅力にメロメロだと思うが(笑)、この怪人、1976年〜1977年にかけて放送されていた『超人ビビューン』という特撮番組に登場した怪人である。1976年といえば、七海明美わずかに2歳、残念ながらこの番組を見た記憶はない。『超人ビビューン』はその前に放送されていた『アクマイザー3』という番組の続編に当たる。
 『アクマイザー3』は、「地球史の闇に隠れて生きたアクマ族に生まれ、その出自に苦しみながらも戦う」3人のアクマを描いた物語である。主人公ザビタンはアクマ族の父親と、人間の母親の間に生まれたヘビーなアクマだ。地球侵略を企てるアクマ族を裏切り、人類の味方となって戦うが、最終回で敵を倒した後その呪いによって2人の仲間と共に魂をカプセルに閉じこめられてしまう。
 その3人の魂と人間が合体して誕生したのが『超人ビビューン』なのである。
 この2作品はなんとあの石森章太郎作品だ。音楽も渡辺宙明さんが担当していたり、主人公ザビタンの声を井上真樹夫さん(『ルパンV世』の五右衛門役でお馴染み)が担当していたりと、なかなかどうしてココロ惹かれる作品ではないか。その他にもニワカ特撮ファンのオイラが知らない有名な方々が、脚本その他のスタッフに組み込まれているらしい。いつか機会があったら、是非とも鑑賞したい作品である。
 では最後に、我らがハニワーンが出てきた回のタイトルを紹介させていただこう!

 第13話「ハニワが歩いた?奇怪な足跡」

 ・・・そのまんまじゃん!!!
 やってくれるぜ、ハニワーン!


(『東映ヒーローMAX』名前はともかく大変面白い本なのだが、ウチの近所の本屋で売っていないのが難点だ。誰か仕入れてくんねえかなあ。この本には東映ヒーローの関連グッズなども紹介しているのだが、その中でも「いくらオイラでもコレには騙されないぜ」と思う爆笑グッズを紹介しよう。「龍騎むしとりあみのびのび」・・・別に『龍騎』じゃなくてもいいんじゃないのっ?!パッケージが『龍騎』なだけじゃんっ!ちょっとココロ惹かれる商品は『龍騎』のフィギュア付きリンスインシャンプー。そしてなんといっても欲しいのは『忍風戦隊ハリケンジャー』の関連グッズ「ゴウライジャケット」!しかしこのジャケット、本革で出来てやがるので39800円もしやがるんですぜ旦那ぁ!う〜む、特撮グッズ侮り難し!) 

A Theatrical Campany yakoudou