其の拾九『七海流お馬鹿なクリスマスの過ごし方』の巻



 師走〜。もうすぐ年の瀬でっせ〜。
 街はすっかり色とりどりのイルミネーションに飾りたてられ、店先を覗けばクリスマスグッズが目に映る・・・もうそんな時期になりましたか。(あ。なんか年寄りくせえな。)
 ちゅうわけで、今回はクリスマスの過ごし方についてお話しよう!(え?他人のクリスマスなんか興味ネエ?まあそう言うなって、けっこう面白いぞ。)
 クリスマスは彼or彼女と二人っきりで〜・・・なんちゅう人も多いと思うが、オイラんトコのクリスマスはビックリするくらい大所帯だ。実際に数えたコトはないが、なんせワサワサ居やがる。(しかも毎年オイラの知らない人が2〜3人混じってるのだが、あれは一体誰の友達なんだろう?)集合場所はいつも某友人の住んでいるマンション。リビングと他二部屋にみっちり人が集まるその様は、さながらゴキブリホイホイにかかった間抜けなゴキブリの集団のようだ。

 「おう。久しぶりぃ」
 「あれ?オマエも来ちゃったの?」
 「うん。すぐソコでつかまってさあ・・・」

 なんてぇ会話してんだもんな。
 勿論、最初からそんなにウジャウジャしているのではない。仕事やら学校やらが終わった者どもが、「どうもどうも、いやどうも」なんて言いながら各自お土産を手に、一人また一人とやってくるのだ。
 クセ者なのがこの各々が用意してくるお土産というヤツで、何故か来るヤツ来るヤツみんな手にホールケーキと酒をぶら下げてくる。来る前に「何買ってったらいい?」なんて殊勝な電話を寄越す人間はいない。何故なら・・・

 「おう。来たぞ〜!ホラ、ケーキと酒だ!」
 「っていうかテメエもか!誰かひとりくらいケンタ○キーでも買って来いよ!」
 「あそこ予約してねえと入れてくんねえんだもん」
 「じゃあ予約せえ!(怒)」

 ・・・・みんなただただこの会話がしたいだけという、ウケ大好き人間だからだ!!(SE:ババ〜ン!)まったく来る客来る客にいちいちツッコまねばならんこっちの身も考えて欲しいものだ。ケーキを差し出して見せた時の、相手の「ゲエッ!」という顔と「エエ加減にせい!」というツッコミを楽しみに、地元の美味しいお菓子屋さんのケーキを丸々買ってくる平均年齢二十代後半な大人げない人たち(しかもけっこうな金をかけて・・・)。このしょ〜もない行動の結果、テーブルには色とりどりのケーキ達が並ぶのだ。
 そこで毎年開催される恐怖のゲームがある・・・!
 その名も・・・『ケーキのノルマ食い』ゲーム!
 これね、ハッキリ言って相当辛いッス!(涙)ルールは名の通り、持ち寄ったケーキを人数で割って割り当てられた分のケーキを絶対に消化しなければならない・・というなんともお馬鹿かつ過酷なゲームなのである!おおよそ毎年一人半分は食わなくちゃならないという無茶苦茶さ加減。あのデッケエやつの半分よ?ほとんどの人が三分の二まで食ったトコロで、「生まれてこなきゃ良かった」と真剣に思うという・・・。しかも、だ。しかもオイラはケーキが大嫌いなのだ!!嗚呼、オイラの運命やいかに!?

 「生クリームとスポンジの組み合わせなんぞ死んでも食わん!え〜い、殺せぃ!」

 床に大の字に転がるオイラ。ふっふっふ、こんなに武士らしく否定したオイラに誰がケーキを食べさせることが出来ようか?いいや出来やしまい!(反語!)
 勝利を確信し、ニヤリと笑ったオイラに誰かがすかさず差し出すケーキ。

 「コレなら食えるんだよな?」

 嗚呼、彼の人の名は『ベイクドチーズケーキ』・・・・!(ぐあ〜)
 そうね。スポンジが駄目なだけだからね、僕。食えるんだよチーズケーキ。食えちまうんだよコンチクショウ!
 またミッチリ詰まってんのね、ベイクド。(笑)ビックリするくらい胃にもたれるちゅうねん!!殺す気か!殺す気なのか!?
 しかし僕は食いましたよ。涙ボタボタ垂らして食いました。頭の中にグルグル巡る今までの苦い思ひ出たち→(・・・そういやあこの前はアイスケーキ丸々食わされたんだったにゃ〜。舌がピリピリ痺れたっけにゃ〜。その後しばらく何食べても味しなかったんだにゃ〜。ああああああ、げ、限界だ〜)。ふと横を見れば、チョコレートケーキをあてがわれたサラリーマンが虚ろな瞳でフォークを口にくわえている。死ぬなよ、同志・・・!
 さらにこのゲームの怖ろしいトコロは、例えのっぴきならぬ事情でケーキを食うとこが出来ない人間であろうとも、それと同等の目に遭わなければ許してもらえないことにある。

 ・例えば、ピザ(しかもパン生地)一枚を喰らう。
 ・青汁を爽やかに飲み干す。
 ・スーパーマリオを一人も死なすことなく全面クリアしてみせる。
 ・マクドナルドに行って元気良く「マクドナルドください!」と注文する。

 なんてこっぱずかしいんだ。なんて大人げないんだ。それが三十を間近に控えた大人たちのすることか!しかしやらねばなるまい。それが掟なのだから・・・。(何の!?)
 悪魔のゲーム『ケーキノルマ食い』。ダイナミックなクリスマスを過ごしたい方は是非ともチャレンジしてみてくれたまえケケケ。(註:人によっては食べてる最中に幻覚を見る人もいます・・・。(笑))
 そんなこんなで深夜を過ぎると、からっぽになった酒瓶と共に人々が、アッチでバタリ、コッチでバタリと倒れ臥しはじめる。しかしなんせ人数に対して部屋のスペースが足りない。座っていても狭かったのに、倒れ始めたら途端に足の踏み場もなくなる。しょうがないから腹を踏んでいく。(人踏んだらアカンやん!)賢いヤツは、早々にメイン会場であるリビングを抜け出してベッドに入り込む。酔っぱらい組は床にウネウネと横になる。誰かの足の先に顔を転がして、苦悶の表情で意識を失ってるヤツもいる。(そして起きるとたいていケンカになる。)それでもあぶれたヤツは、玄関だの廊下だの果ては風呂場の浴槽なんかで気持ちよく眠っていたりする。しかし頼むから、洋式トイレの床でUの字型になって眠るのはヤメテ欲しい。ああ、馬鹿の集まり無法地帯・・・!

 クリスマスは決してロマンチックではない。
 寝てる途中で、腹に足が飛んできたら誰だってそう思うハズだ。
 しかしまあ、そう悪くもない。
 あっちこっちからチョロまかしたプレゼントなんかを抱えて、朝日が昇る中「ぐあ〜」っと大きな欠伸をしながら誰もいない道を歩くのはとても気分が好い。そうそう日頃から会えない友達連中と「じゃあ、また来年のクリスマスになぁ〜」なんて挨拶をかわせば、誰だってきっとそう思うハズだ。
 さて、今年のクリスマス。オイラは一体何ケーキを食べさせられるんだろう・・・!(恐怖)平日だろーがなんだろーが、約束どおりきっとみんなはやってくる。
 その手にケーキとお酒を持って・・・。


(DVDプレイヤーが家にやってきたんだよ〜ん。いよいよもって発売が開始された『龍騎』のvol1と、松田くんのビジュアルDVD『Colors』を見ているんだよ〜ん。いやあ、幸せだなあっ。ほくほく。『模倣犯』も出るしね、ニヤリ。ここんとこ、TBS深夜の再放送では『QUIZ』をやってるんだけど、オイラは生瀬さんにか〜な〜り夢中なのだ。相当カッコイイぜ。生瀬さんがドラマで演じるキャラって、けっこう髪をキチっとセットしてる役が多いんだけど、『QUIZ』の役ではセットしてないナチュラルな髪型なのね。サイドがちょっと長めで。男の人のバサ髪好き(笑)なオイラとしては、もうそれだけで相当嬉しいワケで。いや、もうホント参った!降参。降参。)

A Theatrical Campany yakoudou