其の参拾七『嗚呼、我が愛しのおつまみたち〜饗宴篇〜』の巻 |
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お酒は呑まないのだが、おつまみは果てしなく好きだ。 今大変気に入っているのは、某有名コンビニで売っている『甘酢さきいか』。これはたいへんウマイ。他にも気に入っているのは、『ホタテ貝ヒモ』。これまたウマイ。クチクチと口の中でヒモを噛みしめていると、半ば永遠に食べ続けていたいという気持ちになってくる。ここらへんで買うと、コンビニなんかじゃ、ちょこっと入って軽百五十円ぐらいしてしまうものだが、青森の浜のほうなんか行けばもんの凄い量でモサっと売っている。 青森に旅行に行った際、自分のお小遣いを使って『ホタテ貝ヒモ』の大袋を買い、車の中でモチモチ食べ続けていたら、ハハに「いい加減にしなさい!」と取り上げられた経験もある。嗚呼、魅惑の『ホタテ貝ヒモ』。君はいつも僕を惑わせる。 (その時父は、やはり自分のお小遣いを使って買った鮭のスモークをモチャモチャと食い続け、案の定ハハに取り上げられていた。) 乾きモノも良いが、居酒屋さんなんかで出している揚げ物や野菜系のモノも大好きだ。目の前に茄子の浅漬けなんかが出された日には、中央のデカイところから食べはじめて、人々のツッコミを食らう。「そこから食うのかよ!?」。ええんじゃい。端っこはオマエが食ったらエエじゃろがい!(←ゴリエちゃん風に) 冷やし中華に入っている千切りのキュウリは大嫌いだが、スティックにしたキュウリに梅肉をこれでもかとつけて喰らう梅キュウには愛情を感じる。自分の家で食べたくなった時には、左手にキュウリ一本、右手に梅チューブを持って、ニョロニョロと梅を絞り出しながらキュウリを飽くことなく喰らってゆく。キュウリにモロミ味噌をつけて喰らうモロキュウも悪くはないが、基本的に甘い味が好きな七海家としては、鯛味噌や柚子味噌なんかをつけて食すのがベストだ。パリポリと、キュウリを噛み砕く音だけが響く空間は、古き良き日本を想うことの出来る大変美しい風景である。 (「となりの○トロ」で、もぎたてのキュウリやらトマトやらを川の水にさらして、サツキやメイがシャリシャリと食う場面があったが、あれは大変な名場面である。野菜が嫌いな僕でも思わず「ぐおお、なんてうまそうなんだ」と野菜に魅力を感じてしまう一瞬である。) 揚げ物で好きなのは、なんといってもカマンベール。きつね色の衣をシャクっと破れば、トロトロとお口に広がってくるあのなめらかなチーズの味。チーズのクセの強いものは、苦手な人も多いだろうが、僕はカマンベールだろうがブルーチーズだろうが今のところなんでも美味しくいただけている。この前夜光堂の飲み会で行った居酒屋さんでは、お餅の上にブルーチーズを乗せたメニューがあって、これもまた大変美味しかった。 こんな僕でも、実はとろけるチーズというのがあまり得意ではなく、自宅で作る餅チーズやチーズトーストなんかもプロセスチーズを使っている。溶けたプロセスチーズと、とろけるチーズでは、味がまったく違うのである。僕は断然プロセスチーズ派だ。 夜光堂の名物おやつと言えばマラソンの後に配られるカリカリ梅だが、僕は最近コレよりもかみかみ梅ぼし『ねりり梅ねり』が大変気に入っており、通勤のカバンの中に密かに忍ばせている。一見砂消しのようなかみかみ梅ぼしは、小指の爪ほどの大きさに梅干しのスッパ美味しさがギュウっと濃縮されており、口に入れれば目の覚めるようなまろやかな酸っぱさがお口いっぱいに広がる。ついでに脳にも染みわたり、幸せになること間違いなしの一品である。カリカリ梅は口に頬張るには大きく、種をペッとしなければならない欠点から、オヤツどきにお家の中などでしか食べられなかったが、この梅ねりは小粒の為、道を歩いている時でも、まるでのど飴感覚でお口に入れることが出来るのである。なんと画期的な梅菓子だろうか!我々梅梅大好き人間には、大変有り難い発明なのである。(わしゃ、ノー○ルの回し者かい!なんかください、ノー○ルの人たちよ。) おつまみは腹にたまらないが、確実に脳髄を幸せに導いてくれる。 お酒は呑まないが、その変わり、シュワシュワの炭酸飲料を片手に甘酢イカをモチモチ食う。 嗚呼、なんて贅沢なんだろう。 (GW、七海家はもれなく温泉に行って参る予定。ハハにゴツイサンダルを買って貰う予定。久々に良いお肉様を食べさせてもらえる予定。【これを書いているのはGW一週間前です。】叶え、俺の夢!) |