其の参拾九『生尻を見る僕、イマドキの本屋を語る』の巻



 オッス、オラ七海。(だから何だ)
 先日某書店で、我が最愛の『仮面ライダー龍騎』に浅倉威(「アァ〜」でお馴染み仮面ライダー王蛇)として出演していた荻野崇さんの写真集をめくっていたら、いきなり生尻(後ろ向きヌード)が飛び込んで来たので、僕は慌てず騒がず網膜にしっかりと焼き付けたのだった。逆に隣でオネエちゃんの写真集を物色していたお兄ちゃんのほうが面食らっていたようで、まっこと申し訳ないことをしてしまった。(笑)成人コーナーでオネエちゃんの生胸を見ているオッチャンは数知れずおれど、写真集コーナーでオニイちゃんの生尻を見ているオネエちゃんは僕くらいのものだろう。(そういえば、先月出た『龍騎』のDVDVol5で浅倉が初登場の回があったのだが、彼は変身後ミラーワールドに入る時、まだ「アァ〜」と言っていなくて新鮮だった。あれはいつから登場したものなのだろうか。今後の浅倉変身シーンに注目したい。)
 特撮雑誌を躊躇なくレジに持っていける僕は、先日も松田悟志くんののっている『美形カタログ』と『アクターズファン』をホクホク顔で購入していた。そして正月にもなれば、半ば恒例となっているSMAPが表紙となっているTV雑誌を4〜5冊購入することとなる。(ここ何年かお正月号は各紙、SMAPを表紙にしているのだ。)僕のハハなどは「どれも同じなんだから一冊買えばいいでしょぉ〜」などと抜かすのだが、違う!断じて同じなどではない!
(↓山口百恵風に歌いながらお読み下さい)
 衣装が違う!
 角度が違う!
 並ぶ位置が違う〜!
 ごめんね〜♪ってなワケで、被写体は同じSMAPでも『TVガ○ド』も『TVL○FE』も欲しいのだ僕は。嗚呼、踊らされている。まっこと見事にTV雑誌業界に踊らされている!いや、それでもいい。今年の正月もまた、僕は書店で同じ日付のTV雑誌を4、5冊買うであろう。そして店のオネエさんに「クスリ」と笑われようじゃないか!(毎年どこかのTV雑誌が必ず白い衣装をSMAPに着させてくれるのだが、僕は大変それが気に入っており、どこの出版社の雑誌だろうが真っ先に購入してしまう。嗚呼、恐るべし白の魔術。)
 僕が高校生の頃、空き時間に学校をなにげなく出ていって(なにげなさを装って出ていくと、意外にも誰にも見とがめられない。)アチコチの本屋巡りをしたものだった。あの頃は新刊を扱っている普通の本屋さんでも、マンガにビニールなんかかかっていなくて、わりと自由に立ち読み出来た。それが祟ってか、ここ最近僕の馴染みだった地元の本屋さんがバタバタと潰れていっている。僕としては悲しい限りだ。
 『お父さんは心配症』を立ち読みして必死に笑いを堪えていたあの場所も、マニアックな漫画を扱っていて僕のお気に入りだったあの場所も、大好きな『パーム』シリーズと出会ったあの場所も、今はもうカメラ屋さんだったりピッチピチの魚屋さんだったりする。大好きな漫画の発売日には、マウンテンバイクをかっ飛ばし、制服をひるがえして駆けつけたあの本屋さんも、今はもうないのである。僕が高校の頃大好きだった街並みは、消えてしまったのだ。(そのかわりのように市内から少し離れた郊外に一日いても飽きないような大きな本屋が何軒も建っているのだが、とてもじゃないが車でなければ行けないような遠さだ。××市民がみんな車の運転が出来ると思ったら大間違いだぞ、コンチクショウ!)
 仙台にあるとある漫画専門店では、はじめて入った者が思わずギョッとするような不思議な光景を見ることが出来る。まず「シーン」としている。そして人がわんさか居る。人々はみな、あちこちに並べられた椅子にミッチリと腰を下ろしている。(本屋に椅子が並べられているのも他ではない異様な光景だ。)そして人々は漫画を読んでいるのだ。僕はかつて、あれほど漫画に集中する人々の集団を見たことがない。とはいえ、そこは漫画喫茶でも図書館でもない、正真正銘の新刊扱い書店なのである。他の書店と同様、売り物の漫画にはキッチリとビニールがかけられている。では、人々は何を読んでいたというのか?
 この書店が他と違う点がそこにある。
 売り物である新刊とは別に、『見本』として読むことの出来る本が置かれているのだ。
 人々はそれを読んでいたのだ。
 勿論売り物の本全てに見本があるわけではなく、「今話題のあの漫画の第1巻」だけ、とか、「今アニメ化されたあの漫画の最新刊」だけ、などが見本として置かれているのだ。コレは大変に上手い戦略と言えよう。最初を読めば、これからの展開も見たくなる。最新刊を読めば、前までの展開が気になる・・・。そしてふと目をあげれば、そこにその本たちが揃っているのである。恐るべし、本屋の戦略!気になるのはそこから200Mほどのところに安くてキレイでお馴染みの古本屋『BOOK・O○F』があることだが(笑)、毎日大勢の人が訪れているところを見ると売り上げも上々なのだろう。
 今、万引きのせいで閉店を余儀なくされる本屋さんが増えているそうだ。昔は「読みたい本」を万引きするもんだったが、今では「お金に換える為」に人気本を盗む人が多いのだという。これは大変悲しい話である。「お父さんが蒸発して、お母さんが病気で、妹弟がわんさかいて、お金がなく、でもどうしても読みたい本があったので万引きしてしまいました!お金は必ず働いて返します、ですからその本を読ませて下さい!」なんていう無骨な若者はおらんもんか。そんな若者を見たら、僕は優しく微笑んでその本を買ってあげるぞ。
 ただし、360円までな。(←ちょっとむかしの漫画の値段)

(そういえば昔漫画ってもっと安かったハズだ。知らぬ間に値上がりしちょる。どういうこっちゃ。ガラ仮面の最初のほうなんか360円だぞ。それが30巻半ばぐらいまでいくと390円になってる。う〜ん歴史だ。)

A Theatrical Campany yakoudou