其之壱百弐拾市『内蔵ポコポコフリートーク』の巻



 オス!オラ悟空!!
 とは云え、実はベジータが好きです。額が広かろうが、剃り込みが厳しかろうが、はたまたちびっ子だろうが、彼の真面目な極悪非道ぶりにわたくしの心は深く震えるのであります。ところで光合成でエネルギーを補給していると噂のピッコロさんが、本当に日当たりの良い場所で滝に打たれている様を見た時には心底笑いましたよね。
 ふふふふ・・・・あ〜っはっはっはっはっはあ〜〜〜ガフ!!ゴホゴホゴホゴホ!!
 今晩は。
 見る気もないのについうっかり『富豪刑事』と『特命係長只野仁』を毎週見てしまっています、テレ朝の仕掛けたのほほんオバカドラマの罠にまんまとハマッている僕です。
 勤め先まで1時間かけてホテホテと歩いて通っているもっぱら健康派の僕は、つい最近、革で出来たスニーカーにて足の皮をベロベロに捲りました。
 おのれスニーカーめ。
 僕はまだまだ貴様を身につけるには早すぎるということなのか!
 親方風に云えば「こぉんのぉ、コワッパがあ!!」ということなのか!!
 出会い頭見合い失敗的な僕らですが、懲りずに足の皮をベロベロ剥きながら今日も歩くぜ一時間。
 踵から血が吹き出るぜ!!
 でも僕は負けないぜ。貴様が僕の足に馴染むその日まで、踵の皮が擦り切れてなくなるその日まで、血を流しながら歩くのさ。僕が歩いたその後ニャ、きれいな血の華咲くでしょう。踵擦って、鮮血流して、ワンツー!ワンツー!!休まないであ〜る〜くぅ〜!!
 イバラの道ネ。(休めよ!!)
 ところで、僕の勤め先には朝の掃除当番ちゅうのがあって、オナゴたちは皆、それ机を拭くだァ〜床を掃くだァ〜と家でもロクにせんようなことを強要されているわけですが、なんちゅうても一番の大事はオナゴがダンスィ〜便所の掃除をさせられている、というこの事態であります。
 特に月曜日なんちゅう日は、結構な惨事ィに直面することが多く、薄い扉から「んぎゃあああああああああああああああああああああああ〜ぅ!!」と悲痛な叫び声が聞こえる日もあったりなかったり・・・。(そしてその後、ゴン!ジャァアアア〜!!ガシ!ガシガシ!!等の怒りのブラシ攻撃の音が響きわたるのであります。僕などは真冬でも嫌がらせのように床に水を撒きます。打ち水です。冷えろ!便所!!)
 ・・・誰か改善してくれんもんでしょうか。
 そして最近、首が痛いのです。
 キタ・・・とうとう、関節が痛ェだの腰が痛ェだの云う歳が・・・と涙に暮れながら湿布薬をぬぅ〜りぬぅ〜りしていた僕ですが、ふとこの痛みのワケが解ったのです。そのひらめきたるや、清涼院流水のメタ探偵の如し。天啓だ、神の言葉だ、ハ〜クショイ。
 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ン。
 僕が今回の公演で演じている『壺の中の化け物・アヤカシ』が、僕の首の痛みと大きく関係していたのだ!!
 おおう。やはり化け物系をやるときにはちゃんとお祓いをしなければならなかったか!これぞアヤカシ様の呪いなんじゃ!!きっとそうじゃ!!
 と長老は云えど、それは違う。ただ単に、アヤカシの基本姿勢が首を左に傾ける姿勢の為、右側の首の筋が痛んだのだ。
 「こういうのを職業病と云うんかニェ〜」と微笑めば、
 「無理が利かネェ歳になっただけだろ」と一蹴されたので、
 得意の右足で延髄直撃だ!
 吐け!血反吐を!!
 そんな僕ではありますが、この前、帰宅途中にデッカイボクサー(犬)の頭部を腹で受けた時には、思わず「うへえ!」と叫び、乙女らしい一面をかいま見せたことで有名です。
 しかし問題は何故、散歩中のボクサー(犬)が真っ直ぐ僕の腹目がけて突進してきたのかということでありましょう。内蔵が美味しそうだったのでしょうか。
 飼い主の人の平謝りを背に、僕は歩き出しました。
 踵から赤い体液を流して・・・。


(僕の友達の一般人は人間のボクサーに顔面を打たれたことがあるというのですが、それは一体どういう状況だったのでしょうか・・・)



A Theatrical Campany yakoudou