其之壱百参拾質『行灯小僧が今日も居る』の巻 |
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カカッテコイヤ〜!! 我が会社の机の上には楳図かずお先生の『洗礼』フィギュア(食玩)が・・・。出来ることなら、隣に『赤んぼう少女』のタマミちゃんや『へび少女』『笑い仮面』『漂流教室』などもズラリ揃えたいものだ。 おっ、オドロオドロしぃ〜!! 仕事中に癒やされること請け合いである。 さらに許されるならば、机の引き出しの中に水木しげる先生の妖怪フィギュアを取り揃えて一大妖怪テーマパークを築き上げ、ふと仕事に疲れた時にはちょいと引き出しを開けて、お歯黒べっとりと目が合い(お歯黒べっとり、目ェないけど・・・)「うひょひょひょひょひょ〜」とうすら笑いたいものだ。 癒やされる・・・癒やされるぞ、お歯黒べっとり!! 行灯小僧もまた然り。 行灯を持ってただただ立っている小僧の前で、僕はパチリと書類を打つ。 肩がこってコリコリと首を鳴らせば、そこに小僧・・・。 書き物をしていてふと目を上げれば、そこに小僧・・・。 受話器を置けば、そこに小僧・・・。 「チクショウ!やってらんねえぜ!!」、そこに小僧・・・。 嗚呼、小僧・・・!! 小僧は僕のことなど見向きもしない。 ただただそこに行灯を持って立っているだけだ。 小僧は僕になど興味がないに違いない。 僕がケラケラ笑っていようと、怒っていようと、突っ伏していようと、そんなことは小僧には関係なのだ。 そんなところが小僧ゥ!! 僕の心を癒やすのだ。 小僧よ、僕の発する邪気の全てを吸って呪いの小僧となれ!! そして会社中のパソコンのデータを消し、重要書類をムシャムシャと喰らい、果てにその行灯の油と炎で会社を巨大なキャンプファイアー場と化すのだ小僧!! 小僧〜ビィ〜ム!! ドゴドゴドゴドゴブワッシャ〜イイイ!! 凄いぞ、凄いぞ小僧!! 会社中に巻起こる小僧コール!! 「こ、ぞ、おっ!!こ、ぞ、おっ!!小僧様あ〜!!!小僧様あああ〜!!!」 宴は明け方まで続いた・・・。 ・・・・・いや、小僧は本当はそんなことはしない。 妖怪である小僧は目からビームを出したり、パソコンのデータを消したりなんかしないのだ。 そう、小僧が行灯小僧である限り、小僧がすべきは行灯を持っているということだけだ。 小僧。 それでもいいんだ、小僧。 僕のそばにいておくれ。 そして忙しさに荒れる僕を、その細い目の端っこでこっそり見つめていておくれ。 そして時々、僕が数十分かけて書いた書類をその行灯で燃やすという意味のない行動で、僕の度肝を抜いておくれ・・・。 小僧は今日もそこに居る。 その行灯で、闇夜を照らして・・・。 (昼ドラ『冬の輪舞』のSP番にて、ちょっとだけ登場し冬の海にCGで落ちていった(笑)まっつんを見て心が温まりました。) |