| 其之壱百獅拾蜂『甘酸っぱい夏』の巻 |
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盆休みが無い!! 嗚呼、このどうにも腹立たしい決定を下した阿呆な生き物に、誰か説教してやってくれないか!? 我こそはと思う者、集え!! 集え、我の元に!! 「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!」 いざ鎌倉!!(会社鎌倉じゃないけど) いざ鉄拳制裁ッ!!(ドカバキグシャ!) さあ、皆も遠慮せずにこの人の口の中にハバネロをたくさん詰め込んで良いのですよ? さらに上顎と下顎を掴んでゴリゴリと存分に擦り潰させて良いのですよ? ええ、許しますとも・・・この七海ネエサンが、天使の如き微笑みで全てを許してあげましょうとも、ほほほほほほ。 振り替え休日すらないこの現実を前に、このくらいの妄想ぐらい可愛いものではないか。 取引先:「あの〜、○○さんのお盆休み教えていただきたいんですけど?」 七海 :「無いです!(笑顔)」 取引先:「は・・・?無いん、ですか?」 七海 :「え、無いです!!いつでもやってます!!(笑顔)」 取引先:「ああ・・・うちは13日から16日までお休みですので・・・」 七海 :「ハッ、そうでありますか!!そのように伝えます!!(笑顔)」 取引先:「・・・・・・すみません・・・・・・(うなだれる)」 以上が、最近実際に交わされた会話である。 先方に思わず謝らせてしまった、僕の美しき笑顔よ。 きっと瞳孔が開きっぱなしだったに違いない。あれ?頬が濡れてるよ?おっかしいなァ〜、こんなに晴れ、晴れ、晴れ・・・・晴れてるのに、なぁ〜〜〜・・・・!! そんなわけでどんなに泣いてもダダをこねても、僕に夏休みなどないのである。 仕方ないので、子どもの頃に過ごした心優しき夏休みを思い出してみるとしよう。 「・・・・・・・朝顔、枯れたんだ」 そう云ったのは、真っ黒に日焼けしたO雄(当時小学生低学年)であっただろうか? 当時、まだべらんめいではなかった僕は、決して「何やってんだよ、この阿呆!!観察日記書けねぇでやんの!!ゲラゲラ!!」などと云わず、 「え?じゃあ観察日記どうするの?」 「ん〜・・・・」 O雄は腕組みをしてしばし考えると、一言。 「想像するしかねぇな」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」 「これから花が咲いて、増えて、萎れて、種になるまで、想像するしかねぇ」 何を云い出すんだ、この生き物は。 「だいじょうぶだって。俺、夢見るの得意なほうだから」 それ関係ネェだろ!! 「やっぱな最初の花は紫だよな・・・」 白昼夢だ、今君が見ているのは白昼夢だよ、O雄くん!! 「あ!七うみ(海の字はまだ習っていない)」 何だよ!? 「この事は・・・・内緒な?」 知るかコンチクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 何故、この僕が貴様なんかと秘密を共にしなければならないのだ!? 何故、人差し指を口にあてがった生き物からウインクをされなければならぬのか!? おおうおおう、ならぬのか!?(錯乱) 今ならば膝裏に一撃入れた挙げ句に、足下に落ちていた蛾の死骸を頬に擦りつけてやろうところだが、当時大変シャイな生き物だった僕は、O雄が去っていた後、人んちのブロック塀にキックを喰らわすことぐらいしか出来なかったのだ。 甘酸っぱい夏の思い出である。 (ちゅうわけで、今年の夏は北へ帰れません。「その代わり11月に帰るよ」と云ったところ、ハハは「寒いじゃないのぉ!」と叫びました。え!?帰っちゃダメなの!?オロオロ) |