其之壱百檎拾蒜『週刊少年ジャンプの罠』の巻



 ・・・え?
 あれ?あ・・・そう・・・か、ナァ〜?
 よく考えてみよう。
 ここ最近、僕が読んでいる漫画・見ているアニメを並べてみるべし。
 『ピュ〜と吹く!ジャガー』(最高ダ!ジャガーさん、アンタ最高だよ!!)
 『銀魂』(沖田のしゃべり方がクセになりまさァ)
 『DEATH NOTE』(リュー君可愛いよね・・・。林檎喰う?)
 『NARUTO』(カカシ先生の井上ボイスに、もう僕はメロメロさ)
 『ONE PIECE』(サンジ君!可愛い!!可愛い!!・・・二回云う!!)
 『アイシールド21』(ヒル魔先輩好きの僕の為に、淳・・・頑張ってくれ)
 『BLEACH』(昔から神父服に弱いんだよな。しかも白は反則だろ)
 しまったァ!!
 やはりそうであったか・・・!
 僕は最近『週刊少年ジャンプ』モノばかりを目にしている!!(SE:ババ〜ン!!)
 わからん人はさっぱりわからんと思うが、上にあげた作品は全て『ジャンプ』生まれの作品なのである。
 しかし、一体何故その事実が僕の心に鉄拳ショックを喰らわす羽目になったのか・・・。
 それは、僕が、過去一度『ジャンプ』を卒業した人間だからなのである!!(ザッパ〜ンしゅわしゅわしゅわしゅわ〜ぃ)
 そう、あれは『幽遊白書』全盛の高校時代。(滅多に出てこない妖狐の出番を心待ちにしていたものだった・・・)
 自習だった数学の時間、学校を堂々と正門から出ていって、200M先のコンビニに『ジャンプ』を買いに行くほどの熱い想いが僕にはあった。
 (では何故、学校に来る前に買ってこなかったのかと問われれば、それは、自宅から学校に行き着くまでの順路にコンビニがなかったからである!!北って素敵だ・・・!)
 僕が高校生の頃だから、今から10年ほど前のこととなろうか。
 当時、『ジャンプ』の目玉と云えばやはり『幽白』、そして空前の高校バスケブームを巻き起こした『SLAM DUNK』だろうか。
 ディーフェンス!ディーフェンス!!そして「さかな」。
 (『DRAGON BALL』ってまだ本誌連載してたっけな?『こち亀』はもちろん載っていたが・・・。『ジョジョ』も人気だった。あ、あと、『ジャングルの王者ターちゃん』も連載してたっけ。懐かしいナァ)
 同世代である内山さんがのちに購入したパソコンに『蔵馬』と名付けたことからもわかるように、当時の『ジャンプ』と云えば少年だけではなく我ら少女らも虜にするチカラを持っていた。
 僕らは週に一度、あのザラザラ紙の雑誌を買い、そしてハハに「捨てるときに重いのよねッ!かさばるのよねッ!」と嘆かれつつも、好きな漫画のカラーを切りとって下敷きにはさんだりして青春を謳歌していたのだ。
なんせ、高校の卒業旅行自由行動の行き先を、読み方が同じというだけの理由で鞍馬山と比叡山に決めた僕たちだ。(完全な阿呆だ。そして木刀を買ってきた。)
 自らが熱い時代を過ごしたせいであろうか、『幽白』が終わり、『スラダン』(僕の学区ではこのように略されていたが、果たしてそれは一般的なのだろうか?)が終わり・・・、その頃からだんだんと周囲から『ジャンプ』読者が減っていき・・・。
 そして、僕も。
 「さらば、我が青春・・・!(読みたいやつはコミックス待ちでネ!)」と叫びなら、『ジャンプ』を買うのをやめたのである。
 それからというもの『WINGS』や『ネムキ(ああ『ハロウィン』の時代から愛しています、朝日ソノラマ・・・!!)』を購入する、赤き頬のヲトメ七海の姿が・・・。
 そして確かに、世の中でも『ジャンプ』の時代は下火となっていたのである。
 『金田一少年』を生み出した『マガジン』は『ジャンプ』を抑えて、売り上げ一位を奪ったこともあるし、『コナン』の看板がある『サンデー』も強い。
 明智さんが好きだ!平次だって愛している!!
 しかし。
 今、僕は自らも知らぬ間に『ジャンプ』へ続く道を歩いているらしい。
 気が付けば「面白い」と思っているものの背後には、あのヒゲの海賊オッサンが「ウヘヘ」と笑っている。
 ある者が云った。
 「オマエね、そりゃ、当たり前だヨ。ジャンプで育ったヤロウは、離れても離れても、いつかそこに帰ってくるんダ。田舎で育ったモンが、若い時に都会に飛び出してくけど、やっぱし歳とってから田舎に帰ってくんのと一緒だよヨゥ」
 ははぁ。
 なるほどうまいこと云うねってオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!(ゲイン!!)
 「グハァ!!」
 そりゃワシが歳とったっちゅうことかコンニャロウ!!
 ハッ・・・いや、そうだ。
 歳をとっているのだ、僕は!
 なんせあれから10年だ。10年ちゅやあ、生まれたガキも小学生中学年だ。
 箱庭5pの世界でモゴモゴ云っていたあの頃より、ほんの数p広い世界でのびのび生きられるようになったハズの僕だったが、やはり中味は『少年ジャンプ』か・・・。
 「ま、それが似合いってことヨ(ダラダラ)」
 結局、そう云うことなのか。
 発売日をドキドキしながら待っていた10年前と同じように、僕がまた朝のコンビニであのザラザラの紙で出来たインクの匂いのする雑誌を手にする日も、近い。


(吉田君が「七海はむかしは女らしかった!今は確実にヲトコ度が上がっている!!」と昔撮ったキラキラ笑顔のプリクラを持ってきてくれたが、確かにここ数年少女漫画を読んでいない・・・。っていうか『NANA』ってなに?最後に読んだ矢沢あい作品は『ご近所物語』なんですが・・・。(爆)そう云えば吉田はまだ『花ゆめ』コミックスとか買っている。内山は無節操だしマニアック(大人誌傾向強めか?)なので判別が難しい。最近恋愛ものなどを見ると笑ってしまうようになった僕はもうヲトメではないのか!?いいんだ、僕は少年誌と共に生きていく・・・!!生きていくんだぜ!!) 



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