| 其之壱百七拾壱『極寒卒業式はこうすれば熱くなる』の巻 |
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卒業の季節である。 友よさらば、師よさらば、僕は今日から冒険者として生きていきます。立派なシーフになってみせます!! 卒業式に感涙の思い出はない。 云っておかねばなるまい。 君よ、友よ、よく聞くがいい。 「北の体育館は・・・・・・・寒い!!!」(ババ〜ン!!!) 保護者席にストーブが置かれる程に寒い!! しかし在校生は勿論のこと、今日この日の主役である卒業生の席にも、暖房器具などありはしないのだ。 卒業生、震える。 在校生、震える。 ストーブの前以外の保護者、震える。 先生、震える。 校長が、震える。 粛々と進む卒業式の中で、人々は皆、北の寒さと戦っているのだ。 おのれ、男子め。のうのうとズボンなんか履きやがって・・・。女子はこの足下からジワジワと這い上がってくる寒さに、タイツ一丁で応戦しておるのだぞ。おお、寒い。あんよが寒い。卒業生、寒さのあまり猫背。 なんせ練習の際には、寒さ対策として防寒着の着用が義務づけられているほどの寒さだ。 最初から最後まで付き合い続ける在校生の目が、沼の底の鯰のように濁ってくる。 【卒業証書、授与!】 はいはい、3年1組。 一番は青山さんか・・・。ものは相談だが、青山よ。いっそ全員分の卒業証書を一気に受け取ってしまう気はないか?いっそ奪え!!校長から、その束を奪って走れ!!教頭のタックルをかわし、そのまま校門を飛び出していくがいい!!それが青春!それが束縛からの卒業だ!!その後、卒業証書をひとりひとりに郵送で送りなさい。 【校長先生のお話】 校長、ここで一発「卒業おめでとう!!以上!!」と叫べば、アンタ、ヒーローだよ! それはあんまりか・・・。 よし、じゃあとりあえず一発芸で。その後、教頭と学年主任をまじえたコント『保健委員会』。拍手。 【在校生の送る言葉/卒業生の決意】 まさに世代交代のこの時・・・!! 冷え切った体を温めるという意味も込めて、長くてでかいサラミを手に殴り合え!! 「うららあああああ!!!ポン太先輩、オレ、アンタのこと気に食わなかったッす!!」 「なにィ!?クミ介!!オレ、オマエに何度もジュース奢ってやったじゃネェか!?」 「ずっと我慢してたけど・・・オレ、あったか〜いお汁粉缶、キライなんスよォ!!」 「な・・・ッ!?お汁粉は幸せだ!!冬の東北ナメんじゃねええええええええええ!!!」 ボカ!ドカ!ボス!! 青春だ。 尚、使用したサラミは、それぞれの責任において食べるか、持ち帰ること。 【卒業生の歌】 全員、ラップで。 (む、難しい・・・) 【卒業生退場】 ダッシュで!!(ドリフのコントオチの音楽にのせて・・・) このくらいのことをしてくれたら・・・北の卒業式も熱くなれそうな気がする・・・!! あ。 シオサキさん、背中からカイロ、落ちましたよ? (地元を離れ卒業記念で埋めたタイムカプセルを掘り出す企画に参加しなかった僕ですが、血判で封を施されたあの手紙・・・一体どうなったでしょうか?(ワイルドだな!!)) |