| 其之壱百七拾四『ものもらいの達人』の巻 |
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人は僕をものもらいの達人と呼ぶ。 ある日、目を醒ましたら片目が一回り小さくなっていた。 おお、これぞものもらい。 上まぶたも下まぶたもぷくぅと膨れ、目の中のゼラチンがはみ出しかけている。 凄い。 達人は寝ている間にものもらいになる・・・。 チラリと時計に目を走らせれば、会社に出掛けるまで稼ぎに稼いで1時間と20分。この時間内になんとかこのものもらい様に退いてもらわねばなるまい。 目からゼラチンがベロンと出ている時点で、人々は「あわあわ。びょ、病院・・・!」などと慌てるが、僕レベルの達人にもなれば病院に行かずしてものもらいを撃退するのだ。 達人はまず服を着る。 パジャマでは何も出来はしない。 そして達人は水道水で目を洗う。 そしてすかさず目薬を刺す!刺す!刺す!! むしろ目薬を浴びるほどの勢いである!! そして達人は家を出る。 む!?まさかこのまま病院へ・・・!?血迷ったか達人!? いや。 達人の行き先、それは24時間ウエルカム、コンビニエンスストアである。 さすがにコンタクトは入れられないので、眼鏡のままコンビニへ向かう。 コッコッコッコッコ・・・!! どけぃサラリーマン!!達人様のお通りじゃイ!! そして、ちょっと俯きながらパンと氷を購入。 だって目が腫れているんですもの、恥ずかしいわ。 ちょっと女らしい面も見せる!!これも達人の技だ!! そして達人は帰宅する。 コンビニの袋に氷を入れ、躊躇を許さず目に当てる・・・!! 「ゴハァ!!つ、冷たい!!」 皮膚がくっついてしまうのでは、という恐怖に耐えながらひたすら目を冷却!! 冷やせ、俺の瞳!!ヤァ!! ここで冷静な諸氏は、「わざわざ買いに行かなくても、家にあるアイスノンとか氷でいいんじゃないの?」とちょっとだけせつなげに呟くであろう。 しかし云わせてもらう。 我が冷凍庫は、冷凍食品でいっぱいなのだ!!(ババ〜ンン!!) いつ使うかもわからんアイスノ〜ンや氷をのさばらせておくスペースなど皆無!! 家にそういうのがある人はそれ使えばいいだろコンニャロウ!!!(エエ〜?) 片目を急速冷却するという、他には何も出来ない状況。 そこで先ほど購入したパンが生きてくる。 そうだ、朝御飯喰えばいいんじゃな〜い。 You、ジャニーズに入ればいいんじゃな〜い。 片手でも貪り喰えるパン!!ビバ、パン!! そしてひたすら冷やし続けると、みるみる目の大きさが元に戻ってくるのだ。 よし、そろそろリミットであるが、コンタクトを入れられるほどに回復している。 こすらず、慌てず、ひたすら冷やす!!これぞ達人の極意である。 氷が冷たすぎるならば、ちょっとティッシュをはさむと良い。 あいた時間はパンを喰らえ!! これでものもらい対策は完璧だ。 達人はその後、コンタクトを入れて普通に会社に出掛けたが、帰宅時には実にあっさりとものもらい様はこの身を去っておられた。 「目医者の目薬よりも、氷の冷却が効く!」と、全国の眼科医に「んなっ!」と云わせつつも達人は主張する。 ただ、ここ最近気付いたが、いい大人はあまりものもらいにはならないのだそうだ。 じゃあ、僕は何だ。 既にいい大人であるにも関わらず、年に数回は気持ちよくまぶたが腫れている・・・! ヤメロ!!俺を見るなァ!! じゃあ、アレだ、ホラ、いい大人の人は自分ちの子どもの人がものもらいになったときに、この方法を使えばいいじゃろがコンチクショウ!!(既に錯乱気味) (最近、商品が99円のコンビニに通っている。な、なんて安さなんだ、あの店ァ!!弁当類はちょっとアレですが、ヨーグルトや飲み物を買うにはうってつけの場所であります。) |