| 其之壱百七拾七『鼻から煙』の巻 |
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耳鼻科へ行った。 そう・・・先月も行った。 先々月も行った・・・・。 そして・・・。 今月も行ったのだ・・・。 嗚呼ッ!!耳鼻科通い!!通いの耳鼻科!!毎月十日は耳鼻科の日ィ!!二十日、三十日はポイント5倍の日!!ヒィ!! 叫びつつも耳鼻科へ行く。 何故なら、鼻がかたっぽ詰まったまま治らなくなってしまったからだ。 「・・・今日はどうしました・・・」 先生・・・なんでそんなにテンション低いんですか・・・? 僕がアサイチで耳鼻科に駆け込んだからですか? 「えっと、鼻の通りがよくなくってですね。いつもどっちか詰まってるんですよ。鼻かんでも別に鼻水とか出てこないですし・・・どうして詰まってるのかなぁと思いまして」 「・・・・ふむ」 先生・・・駄目ですか!? 鼻がかたっぽ詰まってる程度じゃ、先生のテンションは上がらないんですか!? 「鼻が詰まりだしたのはどれくらい前ですか・・・?」 ハッ!?先生の目がキラリと光る・・・!! なんなんだ、この「もしかしたらもの凄く重大なことに発展するかもしれませんよ」オーラは!? こ、怖い。怖いがしかし、ちゃんと答えねば。 「えっと、自覚したのは一週間くらい前からでしょうか」 「・・・あ、そぉ。一週間ネ」 先生、軽ッ!! 急に陽気になった!! 僕の重病説却下の可能性高し!! 「じゃ、ちょっと」 促され、ちょっと上を向く。 「とぅ〜わ〜きやまでございま〜す」でお馴染み、浅野ゆう子の角度だ。 そう、アタシは浅野・・・浅野なのよ!! デ〜ンとお医者さんに鼻の穴を見せつける患者。 器具で鼻の穴を覗かれる。 クハァ!!こいつはなかなかどうして情けないぜ!! ああ、神よ。どうか鼻水などノベリと垂れてきませんように・・・!! プシュ!プシュ! 鼻の奥に空気!!そして間髪をおかずに薬剤が!! そしてさらにカメラ的なものも・・・。 くゥ・・・親にも覗かれたことのない鼻の穴を!!アムロ的に云えば「親にも覗かれたことないのに!!」。 「ふむ。ふむふむ」 患者がモダモダしていても、先生にとってはいつもの光景。 極めて冷静に僕の病状を確認していく。 「はい、これはね」 僕の鼻からカメラを抜いた先生は、何故か満足げに微笑んでいた。 「アレルギーが起こっているんだね。鼻の肉が腫れて、詰まっているような感じになるんだよ」 ほほぅ。 「鼻の肉ってのはね・・・」 そこで先生、チラっと目線を投げる。 「6時間おきぐらいに片方ずつ膨れるんですよ・・・」 先生、格好いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!! なんすか、そのキメ台詞みたいな一言!! 是非とも次の芝居の台詞に使わせて下さいッス!! 「じゃ薬出しておきます。あと、吸って行って下さい」 「・・・・・はい」 やはりそうですか。 二本のツノからシュウシュウと白い煙の出るクダが、僕を待ちかまえていた。 口からの薬の吸引は慣れている僕だが、鼻はちょっぴり恥ずかしい。 三十にもなってクダを鼻の穴に突っ込んでいる僕は、やはりどこか気恥ずかしい。 こんなところで万が一にも大好きな幼なじみのセシルくんにでも出会ったらどうすればいいのだ。 「あ・・・明美ちゃん、吸引なんだ・・・?」 「えっ!?セシルくん!?あ・・・あははは・・・セシルくんも?」(鼻から煙) 「うん。僕は喉。ちょっと弱くてさ。情けないよね・・・はは」 儚げに息をついて、口に吸引機を当てるセシルくん。(金髪碧眼キラリ) 「はははは・・・」(鼻からモクモク) お互い頑張ろうね、みたいな感じで微笑んでみせるセシルくん。(色白) 「はははは・・・」(鼻からシュウシュウ) 誰かこんな少女漫画に挑戦してみる者はいないか!? (喉をみてもらう時にはちゃんと歯磨きをし、耳をみてもらう時には綿棒で掃除してから行きますが、鼻をみてもらう時にはいったいどうすればよいのでしょう?鼻毛カッターで鼻毛を上手にカットしていけばいいんですか?) |