其之弐百拾壱『よちさんとしゃべろう!』の巻



公演が終わった。
 終わったので、ここはひとつ改めてよちさん(夜光堂の吉田さん)としゃべってみようと思う。
 何故、ここでよちさんと語らわねばならないのか?そして、一体何を語らうのか・・・?
 それは僕にも解らない。
 ただ、ひとつだけ云わねばならないことは・・・別に僕は全文を書くのが面倒になった・・・ワケではないと・・・それだけは隣のジジイも云っていたと、そう伝えていただきたい。

ズバリ聞きますが、よちさんは「よちさん」と呼ばれることに対してどのように考えているのですか!?
嗚呼、私のことだなぁ・・・と思っています。(困惑)
そうですか。他に呼ばれたいあだ名などはありますか?
・・・。(真剣に考え中)
(意を決して云ってみる)『光一さん』・・・ですか?(ゴクリ)
ガシッ!!(七海の肩を鷲づかみにする)それは・・・呼ばれる名前ではない!
(緊張が走る)
・・・呼ぶ名前やがな・・・。(ニヤリ)
 (こ、怖ッ!)ところで公演が無事終了しましたが、今回の公演で最も「腹が減ったなぁ」と思ったシーンはどこですか?
・・・(困惑しつつ)エンディングで、扉に挟まれて寝ている時、ですか。
その時、何が食べたかったんですか?!(食いつく七海)
・・・・・・・・・・おにぎり。
おにぎりですか!?具はなんですか!?なんなんですか!?(さらに食いつく七海)
シャケ。
な、何故シャケなのですか・・・!?
・・・それは私にもわかりません。だが、確かにその時シャケが食べたかった、と。
よちさんの持つ七不思議のうちのひとつですな。ふふふ。では次の質問ですが、今回の公演で最も「戸惑いが隠せないな・・・」と思ったのはどんな場面ですか?
・・・舞台から裏に戻ってきたら、弁当を渡されて「この場面のうちに食べちゃって!」と云われたことですか。
なっ・・・!?芝居中に弁当!?これは凄いですよ!?ちなみに何弁当ですか!?
幕の内弁当です。幕の内で喰うだけに。(ニヤリ)
・・・・それはそうと、当日は本当に雨が降りましたね。
(あっ!幕の内に一切触れられなかった!!)そ、そうですね。
では、よちさん的には「扉の中に何がある」と思いますか?
・・・うさぎ。
うさぎ?
エエ!いや、あの、違うんです!!白いヤツです!!目の赤い!!ね!?わかりますでしょう!?それがにょんて見てるんですよ!?なんでうさぎだよ!っていう・・・ね?
・・・。
・・・。(ちょっとしたハイテンションに陥った自分を恥じる吉田)・・・で、アレですか。最近はやっぱりたくあんなんですか?(いたたまれなくなって変な質問を繰り出す吉田)
そんな変な質問には答えられません。
・・・えっ?(私答えたのに!!変な質問にもちゃんと答えたのにィ!!)
最後に、よちさんにとって「朝ご飯」とは何ですか・・・!?
ご飯にみそ汁だ!!(吉田、自信を持って回答)
・・・いや、そういうことじゃないんだよよちさん。「夢」とか「希望」とかそういう ことを聞きたかったんだよ!!
あっ・・・!!(やってしまった!!私ったら、またやってしまった・・・!!)え、えっと・・・い、癒し、かな?
では本日はこのあたりで。「よちさんとわたし」また半年後!!
あっ・・・!!(シメられた!!)


 こうしてよちさんとの五分に及ぶ対談は終わった。
 よちさんはその後、「幕の内はイケてたよな?イケてたんだよな?」と呟きながら、去っていった。
 結局よちさんはなんだったのだろうか?
 ・・・シャケ?
 そう、シャケだったのだ。
 きっとそうだ。
 なんだかよくわからないが、きっとそうなのだ。
 君よ、友よ。声高らかに叫ぼう。吉田はシャケだ。シャケなのだ、と。

 ・・・このオチ、よく、わからない・・・。


(この対談は、実際に吉田氏の口から紡がれた言葉である。)