其之弐百参『納豆を踏んだ僕の運勢』の巻 |
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納豆を踏んだ。 川柳と重ねて云おう。 僕は、納豆を、踏んだのだ。 しかも2パック踏んだ。我が家のテレビの前で踏んだ。 絨毯も足も納豆まみれだ。 部屋に納豆臭が立ちこめる中、時計が午前4時20分を指す。 足の裏がにちゃりとしたまま、僕はただただ「んだだだだだだふ〜ん」と叫ぶより他なかった。 五分後、ふと我にかえる。 何故こんなことになってしまったのだろう…。もう二度とこんな惨劇を繰り返さないために、しっかり学習せねばなるまい。ああ、足が痒い。納豆痒い。 その日僕は猛烈に眠かった。 夕飯、テレビ前の床にて納豆ごはんを喰らい、眠いからとなにもかもをそこに置きっぱなしにして布団に入った…。 七海お約束第一条! 床でごはんを喰らわない!ばば〜ん! 俺は小学生か!! 七海お約束第二条! 納豆を床に置いたまま寝ない! 三十を越してまでこんなお約束をさせられる俺の身にもなってみやがれぃ!(自業自得である) そして明け方トイレに向かった僕は、床に重ねて置いてあった2パックの納豆を、気持ちよく踏み潰し、あまりのショックに尿意をも忘れ、叫びつつけたのである。 七海お約束第三条! 納豆を踏んづけたからと云って、明け方むやみやたらに叫ばなーい!隣のヤツに壁をゴンってされるぞ! 冷静になってふと思った。 「このハプニング誰かに伝えたい。いや!このハプニング…伝えたい、誰かに…2007!」。 しかし明け方4時。朝9時出社の社会人たちが、最も気持ちよく眠っている時間だ。こんな時間に起こされて、納豆を踏んづけただけでは笑ってはくれまい。しかしあるいはあの民ならば…。 僕は北に向けて電波を放った。 るるるるる…るるるるる…るるるるる…るるるるる…。 やはり眠っているか…と諦めかけた時、ふと呼び出し音が途切れる。 「…も、もしもし(絶え絶え)」 「寝ている時間にすまない。実はどうしても伝えたいことがあって…」 「うむ」 「…納豆を素足で踏んでしまった。10分ほど経つが、いまだに踏みつけたままなんだ。そろそろ足が本格的に納豆痒くなってきたのだが、どうしたもんだろう?」 「……」 ああ、やはり呆れているのか北の民。 納豆を踏んづけた如きで迂闊に電話をした自分を深く反省する。あと、いい加減足洗ったほうがいいんじゃないかと思う。納豆は食べてこそ栄養のでるものであって、樹液シートじゃないんだから、足裏に塗っても効果はあるまい。 このまま電話を切ろうかと…そう思った時だった。 「…納豆を踏んづけたアナタ!今日のアナタはちょっぴり筋肉質になりがち。アンニュイな気分をクリケットで吹き飛ばして!散歩中の他家の犬を追いかけ回すといいことがありそう。ラッキーアイテムは鳥のからあげを揚げた人!シーユーネクストマンデー!(裏声)」 プツッ。 き、切りやがったコンニャロウーーーーーーーウウウ! しかも何だ、そのツッコミどころ満載のステキ占いは! ワシは筋肉をむきむきさせながら、アンニュイな気持ちで、からあげを揚げた人を担ぎ、クリケットをしながら、他家の犬を追い回して生きていけばいいのか!? そうすれば今日1日ステキに暮らしていけるのか!? ……んなわきゃねぇ。(ヤサグレタモさん) この一連の流れの中、ようやく我にかえった僕は、シヨシヨと洗面所へ向かったのであった。 納豆にまみれた己が左足を微妙に浮かせながら……。 (今回の趣味小部がどこかぎこちないのは、文章を我がケータイでぷちぷち打っているからであります。我が家の富士通くんは依然休眠中。代わってパソコンを使う作業をさせてもらっているよちさんち←夜光堂の吉田さん宅へ行けない時は、こうしてケータイのボタンをぽちぽちしながら小部屋っていくので、しょこんとこをよろしくおねがいいたしゴザル。にんにん) |