其之弐百拾灸『夜光堂を誉めて菓子折りをもらおう』の巻



昨日ホッチキスの芯が指先にグリッと入り込み、ホッチキス芯摘出作業に自ら挑んだ。
結果、摘出開始30秒後に無事芯は体外に…!滴る血は絆創膏でせき止められるが、しばらくの間パソコンのキー打ちに悶える日々を送った。
教訓。
できる限り、右手人差し指にホッチキスの芯がグリッと入らないように生きていこう…!
そして、中指ではコンタクトが入れづらいということも、付け加えておかねばなるまい。普段の癖で何も乗っていない、絆創膏付きの人差し指を眼球に突っ込んでしまった。
指を負傷するのは、地味なようでいて、そこそこ生活に支障がでるものだ。

先日、よちさんうっちゃん(夜光堂の吉田さん・内山さん)と動物園に行った。
よちさんの「サルが見たい」の一言による企画である。
動物園をぶらり漫遊している中で、三人の持つ特性が垣間見られた。
まずは、気に入った動物はひたすら見続けていられるよちさん。何か一つにこりはじめると、底の底…いやさ底をぶち抜いて、遥か虚空の果てまでも追究しようとする気がエラい。猿山から離れぬこと山の如し。グルグル時計まわりに回るサルたちを見て、どれだけ時間が経ってもうへうへ喜んでいる。ヤギを撫で始めたらいつまででも撫でている。
夜光堂はよだれを垂らしながらヒツジを撫で続ける彼の人の、飽くなき追究心とこだわりの心で成り立っている。
(しかし、興味のない毛のふさふさしていない生き物ゾーンはふぬけた顔でぶらぶら通り抜けて行った。そこいらへんも僕は見逃していなかった…!)

今回夢見る少女っぷりを発揮したのがうっちゃんである。
ふわふわの茶色いスカート姿で現れたうっちゃんは、練習以外のお出かけでは必ずおめかしをして現れる。ジーンズとトレーナーが最大のおめかしである僕から見れば、そこんとこがエラい。夢見る少女は、いつの間にかふわ〜っといなくなって、キラキラした目で動物を眺めている。淋しげな動物のヒツジに行って、いつの間にかふあ〜っと撫でていたりする。純粋な没頭型であるうっちゃんは、夜光堂でもらった役を深く大切に育てている。
(うっちゃんが放った驚愕の一言。「ゴリラがみたい!」…そうかゴリさんが見たいか…。)

今回、どきっ女だらけの動物園ぶらり旅だったため、動物園での過ごし方を目撃することが叶わなかった竹ちゃん(夜光堂の竹原くん)だが、その和やかな雰囲気から察するに、奇声を発しながらわーわーと走り回る子どもらを背後から半笑いで見つめるお父さんの役所であろう。男一匹夜光堂員は、今後お父さん一匹夜光堂員と改名してもらいたい。
(しかしそんなお父さんも、とある名称を口にすれば、途端に豹変することを忘れてはならない…)

僕はマッハの人。マッハで飽きる。一つの動物を見続けていられない。一目で飽きる。早く次の場所が見たい。モノレールに乗りたい。何故なら僕はマッハの人。精神的持久力の無さは夜光堂一であろう。これからもモノレールに乗って、うほほーいと生きていく。
(僕の基準としてはよちさんが触った動物は触っていい動物…)

これだけ夜光堂の人たちを誉めちぎっておけば、きっと次の練習の時に美味しいものをたくさんポケットに入れてくれるであろう。しめしめ。


(髪をぱっつんに切りました。悪霊がすっと落ちたような気すらします。髪重ェ!たかが五センチ切ったくらいなのに、散髪中、三回ほうきで床をはかれました。)