其之弐百死拾市『よちさんとドライブ』の巻 |
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先日、よちさんと稽古場往復ドライブを敢行した。 我が家に保管中の、とある舞台装置を稽古場で試すため、よちさんがレンタカーでブイーンとやってくる。 「交通安全週間だったから遅くなっちまったぜ」と、よちさんニヒルに登場。レンタカー屋さんで、交通安全週間に関するおそろしく丁寧な説明を受けたようだ。 荷物をうんせと積み込み、いざ出発。 ギュイーンとエンジンをかければ、よちさんの大好きなあのお方の曲が流れる!「ここまで来るのに熱唱してたら、他の車の人に見られちまったよ!」…そうだろうて!あんたの熱唱ときたら、本当に「熱ッ唱ッ」って感じですもの。「さぁ!一緒に熱唱しよう!」…しまった!誘われた!るーるーるー。←歌う。 荷物を積んだ荷台で「モゲッ」と音がするので振り返れば…。「よち隊長!大変です!舞台装置の間にお神酒樽が思いっきり挟まれております!」「ぬあー!七海隊員なおせるかー!?」信号待ちで止まった一瞬を狙い、後部座席に乗り出してお神酒樽救出!ミッション完了! ごはんを食べないで出て来たであろうよちさんの口に、サンドイッチを詰め込む。 「なにサンドがいい?」と聞けば、「ハムサンドー!…を半分…」。め、めんどくせー!!仕方ないのでハムサンドをパックリ割って口によちさんの口に詰める。モゴー。 「はい、次は!?」「ツナサンドー!…を半分…」れ、レタスが切れづれー!!結局うまく千切れずに、半分になったパンからレタスがベロンとはみ出したものをよちさんの口に詰める。顎までレタスが垂れているが、うまそうに喰っているので、まぁ良し! 前方にデカいコンクリぐるぐる車あり。ぬあー!前にでっかい車がいると信号とか見えなくて、ちょっと怖いー!まっがっれっ♪まっがっれっ♪(歌う)グイーン(ぐるぐる車右折)!ばんざーい!我らが歌が届きおったー! 決して空いてはいないものの、なかなか快調に車たちは道を流れゆく。 「このカーナビねー、案内音声が流れる時に、ちょっとだけ音楽の音量が落ちるんだよー」とよちさん。 なるほど注意して聞いてみれば…。夜光堂でいうところの台詞レベル音量まで勝手に下げてくれるのか。凄いな!カーナビ! そして道行き半ば、ついに我らが車が渋滞にハマる。 「見よ、にゃーさん。ここへ差し掛かると、カーナビの予定到着時刻がどんどん延びていくのだ」 何ィ!?ここはまさに内山宅付近!うっちゃんのお力でなんとかならないものだろうか…!(ならなかった…。何故ならうっちゃんはその時既に稽古場に居たからだ…)「くそう!ニ○リ(たまたまそこにそびえていた)!我らにチカラを!」ニ○リは関係ないのでチカラはくれなかった。 無事辿り着いた我ら。行きがあれば無論帰りもあるぜ。 帰りは稽古が終わりの運搬のため、無論夜である。 ブイーン。 快調だ。夜はなんて道がすいているんだ。舞台装置の横にうっちゃんもちょこんと乗ってるぜ。 ム!?どこからか白黒車のサイレンが…! 「なっ…サツか!?」←僕。 「サツっていうな!」←うっちゃん。 よちさんは、時たまガラが悪くなるが、安全運転ドライバーなので何一つやましいところはない。いざとなったら自らの小道具である刀(無論芝居用のウソもの)で「ヤァー!」(ザシュウ!)だ。色んな意味で頼もしいぜ。 後ろの車からビームを当てられた。くぅ!眩しい!背後が眩しい!「後ろが見えないよー」とよちさん。嫌がらせか!?嫌がらせなのか!? 「よし!内山くん!アレで嫌がらせをしてやれ!」 アレとは…今公演の舞台装置!詳細は明かせぬが、アレを浴びせかけられれば、車とて敵ではない! 「ハッ!真正面からでよろしいでしょうか!?」 「いや!横から浴びせてやったほうがダメージがデカいのでは!?」 無論冗談ではあるが、稽古終りの変なテンションでムヒョーと盛り上がる我ら。ビームの車よ気をつけよ!芝居とかするヤツらの車には、「な…何故こんなものがヲナゴ三人組の車から!?」と思われる品々が飛び出してきやがるぜ! 荷物運搬を終えた帰り道、超時間練習後の長時間運転中のよちさんに「何のみたい?」と聞いたら、珍しく「しゅわーっとしたの」と云う。コンビニでサイダーを買ってふたりで飲んだ。無事レンタカー屋さんまで辿り着き、車を返し終えてから、今度は徒歩で家まで帰る。よちさんがのど乾いたからコンビニに寄りたいと云う。僕はよちさんにド○ールのカフェオレをおごってもらった。よちさんは、飲むヨーグルトのイチゴ味を買っていた。よちさんの好きな飲み物だ。 日常に帰ってきた感じに、ふと和んだ。 (またしても耳鼻咽喉科の先生に「声帯がブヨッとしてます」といわれました。ブヨッて響きはシュールだぜ…) |