其之弐百死拾子『ここでお別れしましょう』の巻 |
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「新小岩に来やがれ」と、うっちゃんがいったので、新小岩へ行くこととする。 稽古場として初めての地だ。 初めての地に滅法弱いので、うっちゃんに聞いてみる。 わしゃどうやってそこへ辿り着けばいいんじゃあー!と…。 するとうっちゃんは言った。 「船橋まで出て、そこから総武線の快速に乗ればいいんじゃないかなぁ。二個目くらいの駅だよー」と。 そ…そおぶせん…! 恥ずかしながら、わたくしの生活圏内にまったく関わりのない電車でございます! んぎゃーと凄い顔をするわたくしを見兼ねて、総武線に詳しい常世田ネェさんが助け船を出してくれた。 「青いラインの電車に乗ってくるんだよ」 あ、青いライン! 「そうそう!銀色に青いラインが入った電車だから!」とうっちゃん。 銀に青!分かりやすい! よし!行ける…!行けるぞよ…! 変な自信を漲らせながら、稽古当日、船橋までヨタヨタやって来る。 ム…!確かなんかの子ども番組で見たことがあるぞ。確か東京を走っとる電車は色分けされていて、ラインと同じ色の案内板を目印に行けば、お目当ての電車のホームに辿り着けるのだと…! 僕の乗る電車は青ライン。つまり乗り場は…あそこじゃああああああああああああああああああああああああああああ!!(ダッシュ) 凄ェよ…! 子ども番組!貴様のおかげでオイラ何の迷いもなくホームまで辿り着けたよ!見とくもんだな!大人となった今でもな!フンヌー! こうして、うっちゃんや常世田さん、果ては子ども番組にまでお世話になりながら、僕は無事に新小岩の地に降り立つことが出来たのだった。 そして、無事稽古を終えての帰り道。 バラバラの電車に乗ってバラバラにやってきた我々は、来た時同様バラバラに散って行く…。 うう…! 夜光堂のいつもの稽古場では、必ず数人が同じ方向になるため、途中まで同じ電車でウヘウヘおしゃべりなどしつつ帰るので、一人で帰らねばならぬこの状況が、なんだか悲しくて仕方ないのじゃ。わしゃこの世でただ一人ぃーと叫びたくなるのジャー!(大袈裟だ) しかし仕方あるまい。 西船までいくうっちゃんと常世田さんが、「こっち(黄色いラインの電車)に乗れば?」と言ってくれる。 え…? その黄色いのに乗っても船橋行けるの…? いや!でもわたくしソレには乗れませんんん! 「なんで?」 だってわたくし「青い電車に乗ってくるんだよ!」って刷り込まれていまスからー!ですから青いラインの電車で帰らねばならぬのです!もうなんか「青いライン」が心に刻まれてますからー!無事に辿り着いたことにより、青電車への深い信頼が出来上がっておりますからー! 親鳥か!! オレにとって青ライン電車は、親鳥ほどの信頼感と安堵感を得られるほどのものとなっていたと言うのか!? 一度乗ったきりなのにな!(ババーン) そんな変な精神状態の中、うっちゃん、たけちゃん、常世田さんと別れ、よちさんと青ライン電車ホームへ…。しかしながら、よちさんとも逆方向なのでここでお別れだ。 黄色電車のホームから、まずはたけちゃんが旅立って行く…。さらば! 続いて、やはり黄色電車チームのうっちゃんと常世田さんの姿が遠く消えて行く。 ああ、999だ。 汽車はそれぞれを乗せて、別の線路を行くのだ。 今、メーテルが別の汽車に乗っているのを目撃した鉄郎の気持ち…。(アンタどんだけ淋しがり屋なんだ!?) そして僕の乗る電車がやって来る。 …なっ!! ら、ラインがクリーム色だあああああああああああ!!青じゃないいいい!乗ってきた電車とチガウーー!(パニック) 「クリーム色はさんでるけと、ちゃんと青ライン入ってるから」 おお…!いつも冷静なよちさん、ありがとう。危うく騙されて乗り逃すところだったぜ…!(騙されるな!アンタ阿呆だあ…) よちさんがふと「私が最後かぁ…」と呟く。 ヤメロ、ヤメテくれ!そんな悲しいことを言っちゃあイカンでしかし!(何故ヤスシ) しかし、今現在は練習でホニャホニャ、明日からはまた会社でシナシナと仕事をしなければならぬ我々は、今この電車で帰らねばならぬ。 ホームでパタパタと手を振るデカかばんのよちさんを残し、我もまた、新小岩の地を旅立って行くのだった…。 秋に悲しい別れの総武線ホームでありました。 余談だが、稽古場付近の某コンビニで買い物をした際に、店員のオヤジと大人気ない戦いを繰り広げた。 な○こさんカードをピロリロリンと使って購入すると、カードの残金が表示されたレシートをくれる。 某コンビニでレジをやってたおいちゃん、カードで精算後僕に品を渡し、既に次のお客さんの品をスキャンしようとひっ掴んでいたので、(まぁ残金も大体わかってるし、レシートもらわんでもいいか)と思いレジを離れたところ、背後からすげー怒り口調で「レシートォ!」と叫ばれたオレ。 おいジジイ、貴様オレの親父か?(怒り返し) 他のステキコンビニの皆さんはなぁ、お客さんを待たせんように先にレシート発行して品物と一緒に渡してくれてんだよ!大方テメェが最後のレジボタン押し忘れたんじゃネェのか!?アァ!? だいたい客に向かってその口調は何だ?テメェもう一回研修からやりなおせボケカスがぁ!(←大変な怒りようですね。色々あって、相当怒っていたようです) …と、思うも既にいい大人である僕は「…ハイ(寝起き並の不機嫌低音ボイス)」で答え、オヤジが迷惑そうに差し出すレシートを感じ悪さ全開で毟り取り、(クソ…ついでにその毛髪まで毟ってやりゃあよかった…)と、破壊的なことを考えながらその場を去ったのであった。 貴様から受け取ったレシートなど、見ずに捨ててやったわ!フハハハハハハハハ!(既にいい大人じゃなかったのか、オレよ…) オヤジよ。 ひとまずここでお別れだ。 お互い人間的な未熟さを克服し、精神的に大人になったらまた会おうぜ。 ちなみに現在、コンビニオヤジ50〜60代・オレ31歳。困った大人全開の二人であった…。 (明日(これを書いてる次の日)は会社の健康診断とインフルエンザの予防接種です。いやーこんな体もココロもヨロレイヒな時期にダブルでやってくるか…!あっ!ちゅうことは明日ビリー出来ないじゃネェかー!ムハー!) |