其之弐百麓拾市『普通よりちょっとシュールめ日記』の巻 |
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○月×日 稽古場へ向かう休日早朝の電車。 若者たちの集団がワラワラと乗り込み、デカイ声で騒いだ挙句にドスンドスンと座席に腰掛け、さらにデカイ声でワーワーと話し始める。 彼らは声を大にして『KY(空気読めない)』について微笑ましくも語っていたが、その車両に乗り合わせてしまった大人全員が、「貴様らこそが今現在KYだよ…?」とツッコミを入れていたに違いない。 近い将来スーツを着て働くようになったら、彼らもそんなツッコミを心の中で入れる日がやって来るかも知れない。 ○月○日 ホッカイロという名の魔法障壁を手に入れた。 コイツを家を出る時に背中に展開しておけば、会社から帰るまで背中をホカホカに保ってくれる。 誰しも「ここに攻撃を喰らったら、間違なくオレのHPは激減する…!」という困った箇所があるかと思うが、僕の場合それは背中の首下五センチほどの場所である。 人よ。 だからと言って、そこにチョップを喰らわせても僕は倒れはせぬ。 有効な攻撃をかけてこられるのは唯一「寒気」だけなのだ! 背中が寒いと感じた次の瞬間、僕は既に風邪の症状に襲われている。 そんな風邪という素敵なお友達を連れてくる寒気をガードする魔法障壁ホッカイロ。 「11枚入り3袋で357円」のセール時に、人々に笑われながらも熱い気持ちで購入しておいて本当に良かった。 気温が上がるまで、もうしばらくこの四角い魔方陣を、背中に展開させておこうと思う。 ○月△日 もうすぐ給料日だ!あとはこの持ち金だけで、なんとか過ごしたい…! そんな時に限ってステキアイテムに巡り合う。 おおキミよ。 現在、僕の愛用しているシャンプーが、コンディショナーとセットで通常価格の30パー引きとな!? 買いだ!買いだ!ウォーウォウォー! 心は騒ぐが、待てよと思う。 オレA(シャンプーは大切だ。しかし今使っているシャンプーたちは、開けて間もないほぼ新品。財布の金は限られているし、ならば別に今買わなくてもいいのではないか?) オレB(いやいやしかしよく見給え。コイツはおそらく見切り品で、僕が使っているかほりのシャンプーはわずかに1セットしか在庫がない…!) A(なるほど…それは迷うな。) B(いいか、シャンプーはなくなれば買わねばならぬのだ。どうせいつか買うなら、安い時に買ったほうが絶対得だぞ?) A(しかし日々のメシも大事だぞ?) B(だったら…今そのカゴの中に入ってるチョコとイカチップスとスルメを、棚に戻してくりゃあ済む話なんじゃネェのかコルアアアアアアアアア!!(爆)) A(イヤだあー!!これはオレの大事なおやつなんだあー!!(泣)) B(ウルセェ!おやつは給料出てからたんと買えィ!今は生活必需品とメシが先決だろうが!!オラ!棚行くぞ!!) A(あほー!あほー!) 葛藤の末、僕はおやつを泣く泣くカゴに戻し、お買い得シャンプーセットを我が手にしたのであった。 非常に低レベルながら、激しい戦いであった…。 ○月□日 先日厄払いに行った。 よちさんとうっちゃんも一緒だ。 さむーいお堂でにょんにょんにょんと拝んでもらった後、お札受け取り場へ。 「名字の頭文字ごとに並べられていますからー…」というお坊さんの説明に従い、『な』の札置き場へ行ってみると…。 果たして札はあった。 漢字でドーンと『七海明美』と名前が入れられていた。 そして漢字の『七』の横に、鉛筆で『な』と書いてあった…。 判りづらい名字でスマン! しかしお札に鉛筆書きはちとアンニュイ。 『な』よ。厄除けの札に記されているのだから、キミも一年僕の厄を吸っておくれよ…。 (お坊さんがうんにょうんにょ拝んでくれている間、うっちゃんは神妙な顔で手を合わせながら聞き入り、よちさんはお坊さんの段取りや道具を目をキラキラさせながら見つめていました。) ○月☆日 ハハと親父殿が果物やら何やらを送ってくれた。 おお、流石両親。 僕の好きなものばかり入れてくれておる。 色々詰まった段ボールの隅からズルリと出て来たとあるモノ…。 ウインナー!直火焼き豚ダイスカット!サラミ!が三連となった『オリジナルおつまみセット』!!ババーン!! 僕は立ち上がった。 この感動。 取りあえず叫んでみよう。 「う…うおーたあああああああああああー!!!!」 グッジョブ!!グッジョブ!両親ッッッ!!(感涙) あまりに美しきお肉の三連攻撃に、僕は幸せ顔で撃沈したのであった…。 何かステキなおつまみをお返しせねば…! (唇を犬歯で噛み切り出血!ウヒー!!) |