其之弐百質拾吾『迷いの時間』の巻



とある台風接近の日、我がケータイにくっついていた黒うさ芳一氏がついに召されてしまった。
それというのも、僕がうっかり雨水がしみしみしたカバンの中に放置したためだ。
雨水が染み、布で出来た芳ー氏の体パーツを繋いでいた糸がぶち切れ、中に詰まっていたわたわたがにょりーと出て来てしまった。
内臓はみ出しだ!!
すまない…!
すまない芳ー氏!(涙)
シッポまでもげてしまった黒うさは、パチパチ燃やして供養しよう。
ありがとう黒うさ。
(何故黒うさが芳ーなのかと言えば、赤いおめめビーズがある日何処かへ行ってしまったからに他ならない。耳は立派なものがついているので、千切られる前と思われる。ちなみに琵琶も特には弾かない。兄弟の白うさちゃんは健在!黒うさの分まで生きてくれ…!)
手からつるつる滑って身投げしようとするケータイを相手に、改めて黒うさストラップの有り難さを知る僕。
新しきストラップ探しの旅に出る。
む…これは…!
ネコの肉球タイプストラップとな。
肉球部分をむにむに押せば、たちまち脳に癒しの波長が…。
なんと良き感触か!現代人のストレス癒す絶妙な柔らかさか!!幸せの心地良さか!
見ればお値段のほうもかなりのお手軽価格、これは買いか!?とネコ手をひっくり返してみれば…。
ム!?
ちゃ、ちゃちぃ!!(爆)
なるほど肉球部分の出来は素晴らしいが、他部分の密度の薄さは…これはいかん!いかんぞ!!
頑固親父のようであるが、これはストラップに対するダメ出しではなく、僕の飽きっぽさに対するものである。
この手の製品…僕は間違なく飽きる…!!
長年自分の行動パターンを目の当たりにしている本人が確信を感じるのだから間違ない。
肉球ぷよぷよには心惹かれるが、長く使えぬものとあっては仕方がない…他のストラップを見に行くこととする。
コラボキューピー…ドーナツ…クリップタイプ…ヌイグルミ…皮ストラップ…。
様々見るもビンとくるものがない。
ストラップ売り場を一周。
自らが求めるストラップがどんなものか、もう一度問い掛けてみる必要がありそうだ。
うーむ…。
むにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむにむに…。
ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
無意識のうちにまたあの場所で肉球をむにむにしていたァ!!(爆)
恐るべし肉球の魔力。
無意識にむにむにするくらいなら取り敢えず買えばいいじゃないか、という誘惑を断ち切り僕はストラップ売り場を後にした。
未だ我がケータイはとっかかりのないつるんつるん状態…。
早いところコイツにピッタリの黒うさ後継者を見つけ出さねばなるまい。

もうすぐ我が風呂場のアイドル・ハーバルエッセンスたちが底をつく。
せっかくだからと新しいシャンプーに変えてみようと思い、昼休みにマツキヨを偵察する毎日だ。
さらには会社の皆様のステキ意見も参考にさせていただくこととする。
「赤ツバキは合う人合わない人がいるようだが、白ツバキは赤ほどクセがなくて良いらしい…」
ふーむふむふむ。
「地肌を洗うシャンプーは、結構誰が使っても好評なようだ」
おお、あの紺色の容器のヤツか…確かに気になる存在だ。
「チカラはするっするになるそうだが、なかなか安売りをしない」
シャンプーの感想に止どまらず価格情報まで…!さすが主婦!
「そういえば昔リンスってキャップに一杯とかそんな感じだったよね」
あーそうそう。ほんで洗面器のお湯に溶かしてザッパーってかぶったよねー!ゲラゲラゲラ…。
ハッ!
しまった!
ヲナゴの話は移ろいやすきもの、話題は既に「チャンリンシャン」から「ティモテー」へのオモシロシャンプーCMへと流れている。
ハーバルはまだあと少し保ちそうなので、しばらくマツキヨシャンプー売り場をウロカラする不審人物となろうではないか。
チャンリンシャン。
(ところでその時の僕、「パンテーンはどうスかね!?」と聞きたかったのだが、頭に浮かんだのはブロテインという言葉だった。単に寄る年波か、それとも筋肉のことばかり考えていたのか…)

夕飯時、牛乳を500ml飲んだところ物凄い腹下しに襲われた。(爆)
「グハァ!ムハァ!」と、トイレに籠ること数十分…ようやく腹も落ち着きを取り戻して来たようなので、意を決してトイレより脱出。
しかし調子に乗るなかれ、今の状態は非常に危ういバランスの中保たれている一時の安らぎに過ぎぬ。
いつ何時どんな状態で、腹がぐるきゅきゅーと鳴き出すかは解らないのだ。
そんな時、ふと思う。
(もうすぐ僕的にビリーエクササイズの時間となるがしかし…この状態でビリーは可能か??)
取り敢えず立って飛び跳ねてみたところ、ぐるっとならなかったのでエクササイズ開始。
どれくらいか過ぎた頃か、突如派手に動きを見せる腸内!!グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
うはー!やはり来たかと、ビリーを一時停止してトイレへ向かう!
数分後、全てを出し切ってテレビの前へと戻ると、そこにはシェリーの二の腕筋肉を摘んだ状態でニッコニコのビリーの姿があった…。
スマン、ビリー…っつうかシェリー!!(摘まれたままで待たせて)


(ビリーはその後最後までやりきりましたぞ。ふおっふおっふおっ)