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うーん…それは、ありなのか?

2008.01.21

 
この間の事なんですが。
毎日電車で通勤している私は、同じ電車の同じ車両の、大体同じ辺りにいます。
ただ、やっぱり日によって混み方が違って、座れる時もあればたっている時もあるし、余裕で座れたり、すれすれで座れたり。
そんな日々なのです。
 
で、この間のこと。
いつもの電車に乗ってみたら、ぎりぎり座れる程度の混み方だったんです。
で、みっつあいてる席があって。私は手前側からそちらへ行き、向こう側のドアから入ってきた女性の方もそのみっつの席へ向かってきたんですね。
うん、そこしかあいてないから当然なんですね。
…それが普通だよね。
まあ、自分の常識は人の常識ではない、「一般的」は万人に受け入れられるわけではない、とは思いますよ。
思いますけど!
あえて。
この場合、どう考えてもその女性は、自分が来た側の一番手前か真ん中に座りませんか?
えーと、こんな感じの座席配置ですよ。
●が埋まってる席です。
 
私→   ←女性
●●123●●
 
2か3に座りますよね?
何度も考えたんだけど、それがどう考えても「一般的」じゃないんですかね?ああ、向かい側から一人来てるし、座ろうとしてるしって。
その女性、確かに2に座りました。
なので、そこまでは納得です。
なら、私は1に座ります。
これは自然な流れです。
女性が座り、私が座ろうとしたそのとき。
その方、1の席に、もの凄くものすごーーーーく自然な動作で、自分のバッグを置いたのです。
…………はい?
 
えーと。どういうことかな?
「お前、座るんじゃねぇよ。っていうか、座りたいんだったら、こっちのあいてる方へ行けよ」
とか、そういうことですか?
自分の左側には座って欲しくない人ですか?
 
確かにね。
毎日ほぼ同じ電車に乗っている私は、ほぼ毎日その方と同じ電車にのっています。
すいているときは、三つの座席を占拠しています。
どうやって座っているかというと、座席のすこしくぼんでいるあの「ここに座ってね」というところに座らずに、その間に座るんです。
まずこれで二つの席を占拠です。
そして、バッグをもう一つの「間」に置くんです。
これで三つの席を占拠です。
 
なんでそんなに座席を使うのかなーっていつも思っていたんですが。
まさかこの混んでいる車内で。
しかも、今まさに座ろうとしているところにバッグを置かれるとは全く思いもせず。
だって、二つの席を使いたいなら端に座って真ん中に置けばいいし。
そこまで文句は言わないし。
ただ…本当に「座ろうとした」時なんですよ。
具体的には、体を反転させて、膝を若干まげはじめたところ(笑)。
いやがらせか?
と思いつつ、何となくむっとしたので、あえてその女性の向こう側の空き席へいかずに、その場に立ってじーーーーーーーーっとその方を凝視しました。
「どけろ」と。
しばし後、彼女はバッグをどかしました。
結構長期間、通勤電車で彼女を見ていますが、おそらく初めてバッグを膝の上にのせたところを見ました。
(いつもは隣の座席の上。隣があいてなかったら、座らないで立ってる…なんだ、そのこだわり)
で、私は「勝った!」と思うわけでもなく、当然のように座っていつものように居眠りました。
 
以後、その方とそこまで座席が接近することがないので、特に気まずくなることもなく(笑)、彼女も私も同じ電車に乗り続けています。
あ、彼女は今日は虫食いのようにぽつんぽつん、と一つずつあいていた空席を無視して立っていました。
…徹底している…。